太 極 拳 最 高 

健 康 を デ ザ イ ン す る

血液革命・血液サラサラへの道 8

2009-05-19 14:43:04 | 太極拳
血液の成分

分類 Ⅲ

1.有形成分
 採血した血液を容器に入れて放置しておくと、赤いドロドロした部分が下の方に徐々に沈んでいきます。この沈んだのが有形成分です。
血液の有形成分は次のように分かれています。
(1)赤血球(400mm₃~500mm₃)
 有形成分の大半が、直径8ミクロンほどの核のない細胞です。またその1/3が血色素と呼ばれる赤いヘモグロビンで、血が赤く見えるのはこの色素のせいです。
赤血球の働きは酸素を運搬し、二酸化炭素を回収することです。赤血球の寿命は120日前後で、古くなったものは、肝臓で胆汁を作る材料に使われたり、脾臓で破壊されます。代わりに骨髄で新しいものが作られ、全体の量が調整されています。赤血球の量は、1立方ミリ中に400~500万個あり、これより少ないと貧血、多くなると多血症となります。
(2)血小板 (120000mm₃~350000mm₃)
 血小板は1立方ミリの中に150000~350000個含まれていて、血管を補修したり、出血を止める働きをしています。
(3)白血球(4000mm₃~8000mm₃)
 ①顆粒球 (主に殺菌物質を放出する)
 イ、好中球  食菌作用を持ち感染防御に一役買っています。
 ロ、好酸球  貪食 (どんしょく) 作用を有し抗原に向かって攻撃を仕掛けます。
 ハ、好塩基球 貪食作用を持ち、他の抗体と結合できます。
 ②単球(マクロファージ)
 アメーバのような触手を持ち、外敵を丸呑みする能力である貪食能を発揮して、顆粒球やリンパ球に抗原の侵入を知らせ、リンパ球が働いた後の片づけを行います。
 ③リンパ球
 イ、T細胞
 胸線 (Thymus) で作られるのでT細胞と呼ばれています。
 a.ヘルパーT細胞
 抗原の来襲を、情報遺伝物質のサイトカインを出し、キラーT細胞とB細胞に連絡します。
 b.キラーT細胞
 抗原に近づき分解酵素のパーフォリンを振り掛けて細胞ごと中和させます。
 ロ、B細胞
 抗体の免疫グロブリンを作り、抗体に投げつけて中和させます。
これを抗原抗体反応といいます。抗体には IgM、IgG、IgA、IgE
いう種類があります。
 ハ、NK細胞
 ナチュラル・キラー細胞といい、細菌を飲み込んでしまう貪食能(どんしょくのう)を持ち、ガン細胞を攻撃することで知られている細胞です。
 ニ、胸線外分化T細胞
 体内の細胞を監視し、変異した細胞を中和させる特異な細胞である。これら有形成分の寿命は約2週間ほどで、死骸は鼻汁や膿になります。