その昔日本は貧乏な国でした。だから日常の食事は麦飯と味噌汁とお新香の一汁一菜。たまに尾頭付きが出たと思えば目刺し。ですがこの食事が馬鹿に出来ないのです。味噌汁の出汁は煮干しで、カルシウム源。味噌汁の味噌は酵素を仕立てた発酵食品で、整腸作用がある。具は海藻か旬の野菜。
かつての日本人は、まことに理に適った食事法をしていたのです。その土地で採れたものを最盛期の旬に食べ、魚などは頭から尻尾までを食べ、米は玄米というように、全体を食べる全体食でした。
それが今では、肉や魚は切り身で部分食。コメは精米して白米を食べる、これも部分食。果物などは皮をむいてしまうし、野菜なども葉っぱを取り捨てたり皮をむいたりと、これまた部分食。陰と陽で考えると、魚にしても、果物にしても、野菜にしても皮の部分は陽で、身は陰になりますから、皮をむいてしまったら、陰の部分だけを食べることになり、陰陽のバランスを崩すことになります。おまけに、皮と身の間に一番栄養があるといわれていますから、栄養分を捨ててしまっていることになります。
かつての日本人は、まことに理に適った食事法をしていたのです。その土地で採れたものを最盛期の旬に食べ、魚などは頭から尻尾までを食べ、米は玄米というように、全体を食べる全体食でした。
それが今では、肉や魚は切り身で部分食。コメは精米して白米を食べる、これも部分食。果物などは皮をむいてしまうし、野菜なども葉っぱを取り捨てたり皮をむいたりと、これまた部分食。陰と陽で考えると、魚にしても、果物にしても、野菜にしても皮の部分は陽で、身は陰になりますから、皮をむいてしまったら、陰の部分だけを食べることになり、陰陽のバランスを崩すことになります。おまけに、皮と身の間に一番栄養があるといわれていますから、栄養分を捨ててしまっていることになります。