リュ 手編に列
相手の力を他に移して無力化させ、そのスキに乗ずる手法をいいます。
楊澄甫 (ようちょうほ) が著した 「太極拳体用全書」 に、 「相手の左手首を取って采とし、右手が動かなければ、抑え込んだ形、それを変化させるとリェとなる。リェは相手の左肘を払い、相手の首を掌で打ち上げる」 とあります。
リェというのは、はずみ車のように力が増幅して、そこに入ると自然に巻き込まれてしまうような、うず潮に似たものといわれています。易の卦では、全ての兆しが陰であり、陰の作用の遠心力を働かせる動作であるということができます。
肘 (ゾウ)
手が使えない接近戦の、肘を遣う手法です。俗に言います 「ヒジ鉄」 のことです。この技を遣うには自分も危険に曝されるわけですから、楊式では秘伝とされて、師匠から弟子に直接指導されてきたものです。
この動作は体の上下左右の虚と実、つまり陰と陽をハッキリとさせながら、肘を曲げて遣う手法です。この技を遣うときには、手の平の中央にある労宮のツボと、肩にある肩井 (けんせい) のツボに神経を集中させることが肝心です。
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相手の力を他に移して無力化させ、そのスキに乗ずる手法をいいます。
楊澄甫 (ようちょうほ) が著した 「太極拳体用全書」 に、 「相手の左手首を取って采とし、右手が動かなければ、抑え込んだ形、それを変化させるとリェとなる。リェは相手の左肘を払い、相手の首を掌で打ち上げる」 とあります。
リェというのは、はずみ車のように力が増幅して、そこに入ると自然に巻き込まれてしまうような、うず潮に似たものといわれています。易の卦では、全ての兆しが陰であり、陰の作用の遠心力を働かせる動作であるということができます。
肘 (ゾウ)
手が使えない接近戦の、肘を遣う手法です。俗に言います 「ヒジ鉄」 のことです。この技を遣うには自分も危険に曝されるわけですから、楊式では秘伝とされて、師匠から弟子に直接指導されてきたものです。
この動作は体の上下左右の虚と実、つまり陰と陽をハッキリとさせながら、肘を曲げて遣う手法です。この技を遣うときには、手の平の中央にある労宮のツボと、肩にある肩井 (けんせい) のツボに神経を集中させることが肝心です。
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