太 極 拳 最 高 

健 康 を デ ザ イ ン す る

肚をつくる

2006-10-09 10:23:47 | 太極拳
 最近は、切れる人が多くなっているようですね。切れた末、殺人、放火、通り魔、ストーカーなんでもありの世の中になってしまいました。切れるというのは、一昔前頃までは、頭に来るといっていました、まさに頭に血が上ることなのですね。 
 頭にくるその頭というのは脳のことですから、脳に血が充満すると、血の巡りが悪くなって、何も考えられなくなり、自分のしていることが分からなくなって、いろいろなことをしてのけてしまうのではないでしょうか。
 そこで血というのは、頭に上げるのではなく、腹・肚に下げておかなくてはならないことになります。昔、武士は腕を磨くために武者修行をし、肚をつくるために座禅をしていました。
 あの人は肚ができているとか、肚が大きいとか、肚が据わっているといわれるその肚というのは、体のどの部分を指すのでしょうか。肚というのは、普通は丹田を指しています。太極拳でもこの丹田に意識を集中することを、とても大切にしたいます。それを太極拳用語で 「意守丹田」 といいます。