もう騙されないぞ(Won't Get Fooled Again)

旅、音楽、日常・・・まったり雑談します

シベリアでイクラ丼

2004年11月07日 | 2002シベリア横断
列車は4時間以上遅れてハバロフスクに到着した。
シベリア鉄道のことだからしょっちゅう遅れるのだろうと思っていたのだが、
実際に大きく遅れたのはこの列車だけであった。
意外に時間通り運行されてはいるようだ。(列車番号の若い長距離列車のみ)

駅から歩いて15分ほどのところにあるHotel Touristに宿泊。
レセプション横に中国語で書かれたポスターがあるせいか、中国からの宿泊客が多かった。
部屋はベッド、テーブルのほかにテレビもついている。もちろんシャワーも。
テレビをつけると2002年ワールドカップ・フランス-セネガル戦をやっていた。

シャワーを浴びたあとバスに乗って市内を歩いてまわる。
すでに夕方になっていたので適当なレストランで夕食をとり、
インターネットカフェで1時間ほどメールチェック等をする。

翌日は夕方まで市内を観光する。
軍事博物館では熱心な元軍人のスタッフにタダで案内をさせてもらった。
本来ならば入ることができない戦車の内部にも入らせてもらえた。
僕は美術館はあまり好きではないけど、軍事博物館、
特に屋外にロケット砲や戦車が置いてあるような場所は大好きだ。

夕方出発の列車に乗る前に、
市内にある日本食レストラン「サッポロ」で軽い夕食をとり、
テイクアウトで白ご飯をタッパーにつめてもらう。
どうして白ご飯をテイクアウトしたのかというと、
列車で数時間ほど行ったところにあるヴィヤゼムスカヤという駅で
イクラが買えるという情報を得ていたからだ。

ハバロススク発ウラジオストク行きオケアン号は予定通り19時に出発した。
前に乗ったアムール号(ハバロフスク行)とは違い、車内は非常に奇麗だった。

2時間ほどでヴィヤゼムスカヤに到着。
ホームに出てすぐにイクラ売りを発見し、
小さいサイズ(40ルーブル程度)を購入して寝台に戻る。
イクラ(ロシア語で「魚の卵」の意)と言っても鮭のタマゴにしては小さく、
おそらくアムール川を泳ぐマス科の魚の卵であろう。
味はイクラそのもので、テイクアウトした白ご飯の上にイクラをかけ、
もらった割り箸でイクラ丼を食べる。
醤油とワサビがあれば言うこと無しだけど、これだけでもじゅうぶん美味しかった。
ハバロフスクからウラジオストクに行く人は一度試してみてはいかがだろう。


<Khabarovsk - Vladivostok> No.006(Okean)
Dep.12:00, Arr.1:21 (One night)
Kupe:811.4 Roubles

*All times are on Moscow time.
*Khabarovsk, Vladivostok (+7 hours)

<ハバロフスクの宿情報(2002年7月)>
Hotel Tourist 390ルーブル
シャワー、トイレ、TV付。
レジストレーションをしてくれますが宿泊日とその翌日までです(無料)。
荷物預かり15ルーブル。
ロンプラに載っているHotel Mayakはベルサイユとかいう名前に変わり、
とても$10以下で泊まれる雰囲気ではありませんでした。

日本人選手を見てメジャーリーグを見ず

2004年11月06日 | 日常生活
とあるサイトの掲示板をのぞいたら、こんな書き込みがあった。

「今回の日米野球にはこれといった米スター選手が出場していない。
 ヤンキースの4番や首位打者のいないチームは『オールスター』じゃない。
 これなら巨人戦のほうが盛り上がる」

僕もどんな選手が出場しているのかよく知らないので確認してみる。
MLB選抜メンバー: http://www.sanspo.com/baseball/nichibei/2004/mlb.html
なんだ、凄い選手ばかりじゃないか。

そりゃ、ボンズやソーサといった日本でもおなじみの
「超」が付くほどのスーパースターはロジャー・クレメンスくらいかもしれない。
残念ながらAプホルスやMテハダはケガで欠場だけど、
Wシリーズ優勝のボストンからは主砲MラミレスとDオルティス、
カブスのベテランMアルー、「K-Rod」ことFロドリゲス、
日本人選手だって石井一久や大塚晶則両投手も選ばれている。

これでも不満なの?

松井秀喜やイチロー選手が出ないのは僕も残念だと思う。
だけど、彼らだけがメジャー選手ではない。
今回選ばれたメンバーは全員がバリバリレギュラーの選手ばかりである。

日本人選手がMLBに行ったことにより、
日本にいながらほぼ毎日メジャーの試合を見ることができる。
だけど、どれだけの視聴者が「試合」を見ているんだろう?

ベイエリアでは毎晩11時半にNHK19時のニュースが見れる。
MLBシーズン中になるとスポーツコーナーのほとんどが本日の日本人選手の結果に費やされる。

「ヤンキースの松井秀喜外野手は○○戦で一本のヒットを放ち・・・
 なお、試合はヤンキースが×対△で・・・」
「マリナーズのイチロー選手。今日もヒットを2本打ちました・・・」
日本人選手が結果を出せば、それ以外はどうだろうと知ったこっちゃない。
そんな感じでニュースを読んでいるとしか思えない。

木を見て森を見ず。
日本人選手を見てメジャーリーグを見ず。


まるで一昔前の田舎のプロ野球中継みたいだ。
テレビをつければ毎日巨人戦。
長嶋、王、江川、原、桑田、清原、松井・・・
パ・リーグの球団すら全部言えないくせに「プロ野球ファン」を自認する
いい年こいたおっさんが続出するわけだよ。

自分が知らないってだけで「スター選手不在」とか平気で言う「ファン」心理って理解できない。

列車苦行再び

2004年11月04日 | 2002シベリア横断
ハバロフスク行き列車は少し遅れてイルクーツクを出発した。
ハバロフスクまでは3泊4日の旅だ。

イルクーツクを出発したのが夜だったのでよくわからなかったが、車体はかなり古かった。
とくにトイレ。カギすらまともに閉まらない。
オームリ(マス科の魚)の燻製を食べ過ぎてお腹を壊していた僕は
寝台とトイレを何度も往復していたのだが、
用をたしている最中にドアを開けられたりするので
わざわざ一等寝台車まで行ってはトイレを使っていた。

コンパートメントの乗客も前回と比べ、かなり冷たかった。
今回も父親と2人の娘の家族と一緒になったのだが、挨拶をしても無視。
上段の寝台を使っていたので、
食事をするときに下段で食べてもいいかと聞いても誰も反応しない。
仕方がないので上段の寝台で飛び散るスープを我慢しながら
インスタントラーメンを食べるしかなかった

外の景色は相変わらず針葉樹林のみ。
夏のシベリアは案外蒸し暑い。
古い車体なので窓を開けなければコンパートメント内はむさ苦しい。
だが、ウスバカゲロウみたいに大きな蚊が入ってくるのでこれまた困る。
走行中の列車にどうして蚊が侵入できるんだよ?

駅で売ってるものもだいたいが同じで飽きるんだけど、
ピロシキだけはどこで食べても美味しかった。

途中数時間の謎の停車もあり、
ハバロフスクには4時間遅れて到着した。

<Irkutsk - Khabarovsk> No.044(Amur)
Dep.15:17, Arr.3:13 (Three nights)
Kupe:1811 Roubles

*All times are on Moscow time.
*Irkutsk (+5 hours)
*Khabarovsk, Vladivostok (+7 hours)


謎の会社

2004年11月02日 | 日常生活
8月にアパートの部屋の電話番号を変えて以降
月に2~3回の頻度で間違い電話がかかってくる。

間違い電話のほとんどが、ある会社へのものである。
念のために何番に電話をかけているのかと尋ねると
部屋の番号と合致している。
その都度その会社が電話番号を変更したままになっているのだろうと言って電話を切るのだけど、
たまに留守番電話のメッセージに緊急の要件が入っていたりする。
留守録に残した人の取引ははたしてどうなったのかとちょっと心配する。

今日もまたその会社への電話がかかってきた。
受話器をとると日本語が聞こえてきた。
「もしもし。ホンダしゃんはいらっしゃいますか?」
我が家にホンダというものはいない。

話しを聞くと、電話をかけてきた方は韓国人で、
その会社は半導体とかそういったものを取り扱っているようだ。
韓国人が日本語で電話をかけてくるということは、
アメリカだけでなく東アジアでも取引を行なっているのだろう。

受話器を置いたあと、気になったので間違いでかかってくる会社を検索してみた。
該当するページ無し。
今度は電話番号を入れてみる。
該当するページ無し。

謎だ。

Supertramp

2004年11月01日 | 音楽
最近やけにスーパートランプの曲を聴いている。
聴いている、といってもいちいちアルバムを買っているわけではないので、
聴くのはもっぱらベスト盤やライブアルバム"Paris"くらいである。

スーパートランプは英国で結成されたグループであるが、
結成当初は思うような成功を収めることができず、
活躍の場をアメリカに移してから大ヒットを飛ばすようになった。

ビートルズがそうであったように、スーパートランプにも有能なソングライターが2人いた。
リック・デイビスとロジャー・ホジソンである。
スーパートランプというと、ロジャーのハイトーン・ボイスと優しい曲調というイメージがある。
実際ヒットした曲もロジャー作曲・ボーカルが多い。

僕がこのグループを気に入るようになったのは、
ロジャーの声もさることながら跳ねるようなキーボードの音だった。
"Dreamer"や"Goodbye Stranger"はいつ聞いても心地よい。
まぁ僕はリックのおっさん声があまり好きではないのだけど、
たまに"Crime of the Century"のような切ない曲も作ってくれる。


そんな僕が好きなスーパートランプの10曲(順不同)

"Give A Little Bit"
"Dreamer"
"Even in the Quiet Moments"
"Two of Us"
"Hide in Your Shell"
"It's Raining Again"
"Goodbye Stranger"
"School"
"Crime of the Century"
"Bloody Well Right"

ロジャーが脱退してからのスーパートランプには興味はない。
ロバート・フリップがキングクリムゾンであるかのように、
僕にとってのスーパートランプはロジャーがいてこそのバンドであった。

http://yis80s.hp.infoseek.co.jp/G/Supertramp.html (ディスコグラフィー)