もう騙されないぞ(Won't Get Fooled Again)

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2008年CD紹介:その11

2008年08月11日 | CD紹介
野田阪神に引っ越して1ヶ月、ようやくインターネットが開通しました。しっかり記入したはずの申し込み用紙が2回も返送されてきたため(1回は銀行口座を記入し忘れたアホなミス)7月中の開通は無理でした。1ヶ月間自宅でネットができなくても特に困ったことはなかったですが、週末に急な案件でメールを送らなければいけなかった時に阪神野田駅前のネットカフェまで行って送ったことが3回ほどありました。一応勤務時間外の仕事ということなので、会社がネットカフェ代を立て替えてくれる・・・わけはなかった。

さて、CD紹介11回目。
・Budgie - Squawk
→変態的なリフ、女性的な声質のボーカル、もっさりしたドラム。英国B級ハードロックの全てを兼ね備えたバッジーのセカンドアルバム。ハードロック特有の突っかかるような攻撃性がそれほどないため、地味な印象ですが、1曲目の"Whiskey River"はかっこいい。彼らが本領を発揮するのは3作目からです。


・Fusion Orchestra - Skelton in Armour
→「フュージョン」というよりもジャズ色がよく出たハードロックで、「オーケストラ」というくせに5人編成。彼らは本作しか発表していないため、どのような音を出す「バンド」なのかは70年代英国ロックを評した本を読んで実際アルバムを買って聞くまでわからない。その割にはミステリアスな音ではなく、時折フルートやパーカッションが飛び出し、女性ボーカルの力強い声が耳に残る程度。10分を超える曲があれば、10秒もない曲(?)があったり、とらえどころのないアルバムです。プログレに片足を突っ込んだハードロックが好きな方は聞いてみてもいいかな。ちなみに女性ボーカルは後に「フュージョン」界で大人気となったシャカタクのボーカルだったりします。


・Soft Machine - Third
→ロック色を多少残したブリティッシュ・ジャズ。大学時代に聞いてる途中で絶対に眠くなって全部聞いたためしがなかったが、30を過ぎて聞いてもやはり眠たくなる。なんつうかなぁ、英国ジャズは霞がかっていてはっきりとしないから好きじゃないんだよなぁ。その代わり手を汗握る緊張感が味わえるのがいいんですが・・・世間では評価が高いそうですが、僕はジャズの耳は持ち合わせていませんので。


・John Coltrane - At Newport
→1963年と65年のニューポートでのフェスティバル出演時の演奏を収録したもの。一部「セルフィッシュネス」の音源とかぶります。コルトレーンが生涯演奏した数ある"My Favorite Things"の中でも、「セルフィッシュネス」でのメンバー、コルトレーン(サックス)、マッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、ロイ・ヘインズ(ドラム)は最高にクールで刺激的です。特にロイ・ヘインズの突き刺すようなドラムの音に圧倒されます。元町駅そばのジャズ喫茶"Jam Jam"で聞いたときの衝撃といったらもう。酩酊と覚醒が同時に味わえる演奏。これ1曲のために買ってもいいんですが、その場合はこれじゃなくて「セルフィッシュネス」をお勧めします。こっちはなんか刺激がたりないんだよなぁ。録音或いはリマスタリングの影響でしょうか?



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