正林寺法華講員手引書

『折伏・家庭訪問・教化育成・法統相続・教学研鑚・邪義破折・支部組織の充実強化に活用』 法華講正林寺支部 正林編集部

正しい仏様とは日蓮大聖人です

2005-11-21 | 手引書⑤

 世の中には、仏様と称しながら根拠が非常にいい加減な仏が横行しています。このような仏には、仏様に具わる本来の力はなく、人生を堕落させるマイナス的な力しか持ち合わせていない邪な仏もいます。邪な仏には十分に注意しましょう。正しい仏様が「日蓮大聖人」であると主張している宗旨は、日蓮正宗だけです。日蓮宗と名乗る日蓮宗各派は「日蓮大菩薩」といい、仏様とは拝していません。この違いは何処からきているかと申しますと、「日蓮大聖人」からの正しい御相承が有るか無いかというところに決定的な違いがあります。
 日蓮宗各派は、日蓮大聖人からの純粋な御相承が伝わっていないので「日蓮大菩薩」と日蓮大聖人を蔑(さげす)んでいるのであります。「大聖人」といわれる由縁は、日蓮大聖人が自ら『撰時抄』に、
 「されば国土いたくみだ(乱)れば、我が身はいうにかひなき凡夫なれども、御経を持ちまいらせ候分斉(ぶんざい)は、当世には日本第一の大人(だいにん)なりと申すなり」(御書869)
という御言葉と『妙心尼御前御返事』に、
 「日蓮は日本第一のふたう(不当)の法師、たヾし法華経を信じ候事は、一閻浮提第一の聖人なり」(御書901)
という仰せから日蓮正宗では「日蓮大聖人」と仏様の称号で尊信しているのであります。日蓮宗各派では日蓮大聖人の仰せに背いていることになります。
 「日蓮正宗」という宗名は、日蓮宗各派と根本的に違いますので「日蓮正宗」と、日興門流富士派である当宗ではいうのであります。「日蓮大菩薩」という日蓮宗各派では、外用の上行菩薩にとらわれており、日蓮大聖人の御化導における途中の姿に本懐があると思い込んでいます。。
 仏様といえば、世間一般でインドの釈尊や阿弥陀如来・大日如来など多く存在します。これら仏様の存在する意味を明確に説いているのは日蓮正宗だけであります。仏様にそれぞれの立場と、ある一定の衆生を導く使命があります。今現在の末法に生まれている人々には、インドの釈尊も浄土宗で説く阿弥陀如来も真言宗で説く大日如来も全く縁がありません。仏典を開いて学び、日蓮大聖人の御指南である御書を拝していけば一目瞭然です。末法時代は「日蓮大聖人」だけが私達の仏様です。他の仏様は架空の仏であり、迹仏であります。本当の仏様である「本仏」ではありません。日蓮大聖人が本仏であり、釈尊は末法では迹仏になり、阿弥陀如来は他方の国土に縁があり、裟婆世界である私達の住むところには全く縁がありません。大日如来は、法身仏であり実際にこの世に生まれてきた仏ではありません。ですから悩み多き人々の気持ちが本当に理解できない仏です。この世に実際に生まれ迷える人々の気持ちを感じなければ救済することが出来ません。真言宗ではこの点を覆い隠し、大日如来を本尊として、開祖空海の神秘的で幻想的な邪義に操られています。 
 以上のことから解りますように、世間では「仏様」について間違った解釈がなされています。更に、この世を去られた人々、御先祖様が全て仏様だという観念があります。これは仏教本来の意味から大きく外れています。仏様と呼ばれるには「修行」をしなければなりません。仏道修行もしないで仏様とは呼べず、成仏したといえません。亡くなれば成仏して仏様になったというのは、仏様が仰せになったのではなく、人間が勝手に言い出した邪義です。
 仏教に関する正しい知識は、日蓮正宗の寺院へ参詣され御住職様の御法話を拝聴させて頂くことにつきます。そして正しい仏教知識を身に付けましょう。正しい知識を身に付けることで本当の成仏が出来るのであります。