創価学会『ニセ本尊』破折
―100問100答―
日蓮正宗法義研鑽委員会編
平成五年(1993)十月一日、創価学会は、離脱僧・成田宣道からの申し出によるとして、栃木県・淨圓寺所蔵の総本山第二十六世日寛上人御書写の御本尊を、勝手に複写し、配布しはじめた。
本書は、学会の『ニセ本尊』とその邪義を徹底的に破折し、本宗の本尊義を明らかにした法華講員必読の書である。
※各章の詳細は、ナンバー(数字・番号)をクリック下さい。
第一章 日蓮正宗の本尊
1 日蓮正宗の正しい本尊について教えてください。
2 日蓮大聖人はなぜ御本尊を顕わされたのですか。
3 「人法一箇」とはどういうことですか。
4 「本門戒壇の大御本尊」とはどういうことですか。
5 「一閻浮提総与の御本尊」とはどういうことですか。
6 戒壇の大御本尊と各家庭の御本尊との関係を教えてください。
7 学会版の経本で抹消した二座の観念文のうち、「久遠元初自受用報身如来の御当体」の意味を教えてください。
第二章 創価学会の本尊観
8 創価学会の本尊観は昔から一貫して変わらないのでしょうか。
9 「御本尊は幸福製造機」という考えは正しいのでしょうか。
10 池田大作氏は「もはや本尊はどれも同じ」といっていますが、正しいのでしょうか。
11 学会では「本尊は我々の胸中の肉団にある」といいますが、本当でしょうか。
12 「信心の二字の中にしか本尊はない」という考えは正しいのですか。
13 池田大作氏は「日蓮大聖人は宇宙の根本法則を一幅の曼荼羅に御図顕なされた」(池田スピ-チ S五六・一・二六)といっていますが、この考え方は正しいのですか。
14 学会では〃宗教的権威は不要、信心は御本尊対自分である〃ということを強調しますが、このような考えは正しいのですか。
15 現在、創価学会では「総本山へ参詣しなくてもよい」と指導していますが、戒壇の大御本尊へのお目通りを拒否して、家庭の御本尊を拝むだけで功徳はありますか。
16 日蓮正宗において、戒壇の大御本尊を離れた「御本尊根本」という考えは成り立ちますか。
17 “世間でも太陽を崇める宗教や富士山を敬う宗教がいくつもあるように、日蓮正宗を離れても本門戒壇の御本尊を根本として信仰することは少しもおかしいことではない”という考えは正しいのでしょうか。
18 「御本尊根本」であるならば、正しい信仰といえるのでしょうか。
第三章 「ニセ本尊」について
19 なぜ学会で授与する本尊が「ニセ本尊」なのですか。
20 総本山第二十六世日寛上人の御本尊を「ニセ本尊」と呼ぶのは日寛上人に対する冒涜ではありませんか。
21 日寛上人の御本尊を複写したものを、なぜ宗門では「日寛上人の本尊ではない」「日寛上人のお心にそむく大謗法」というのですか。
22 学会では「宗門が御本尊を下付してくれないので、やむをえず複写して授与することになった」といっていますが、本当ですか。
23 拝む人に「信力」「行力」があれば、複写本尊でも「仏力」「法力」を発現する、という主張は正しいのですか。
24 「ニセ本尊」を拝むとどうなるのですか。
25 「『ニセ本尊』に功徳がない」ということは、学会員が拝んでいる従来の御本尊には功徳があるということですか。
第四章 日蓮正宗の信仰
26 日蓮正宗の「信仰」とは何ですか。
27 「広宣流布」の本当の意味は何ですか。
28 「令法久住」と「広宣流布」とはどのような関係にあるのですか。
29 学会では「宗門は法主信仰だ」といっていますが本当ですか。
第五章 創価学会の信仰観
30 秋谷会長が「学会は『御書根本』として進んできた」と指導していますが、「御書根本」という考えは正しいのですか。
31 学会でいう「大聖人直結」は、正しいことなのですか。
32 学会でいう「人間主義」は、どこが間違っているのですか。
33 池田氏がいう「大宇宙の生命のリズムと小宇宙である自分が合致するために唱題をする」という考え方は正しいのですか。
34 「信心の血脈さえあればよい」という学会の指導は正しいのですか。
35 学会では「現在の宗門は狂っているから、宗門に従っても功徳はない」といっていますが本当でしょうか。
36 学会には、「池田名誉会長が『世界の指導者』として世界各国から称賛されることが広宣流布につながる」という考えがありますが、これは正しい考えでしょうか。
37 学会員は「学会のおかげ」「池田先生のおかげ」と指導されますが、これは正しい指導なのでしょうか。
38 学会では“先生と自分との関係を忘れない信心こそ功徳がある”との指導をしていますがこの考えは正しいのですか。
39 「学会員が増えることが広宣流布」ということは正しいのですか。
40 学会は「創立以来、一貫した信心」(聖教新聞 H五・九・一八)といっていますが、はたしてそうでしょうか。
第六章 血脈について
41 「唯授一人の血脈」と「信心の血脈」とは同じものですか。
42 唯授一人の血脈を否定して「御本尊根本」を唱えることは矛盾するのではありませんか。
43 学会では「信心唱題によってのみ法体の血脈を受けるのであって、決して法主一人に法体が伝わるわけではない。法体の血脈なるものが法主のみと説くのは邪義」(聖教新聞 H五・九・二〇)といっていますが、そうなのでしょうか。
44 「創価学会こそ現代における唯一の『信心の血脈』を受け継ぐ和合僧団である」(聖教新聞 H五・九・一八)といっていますが、本当でしょうか。
45 日蓮正宗の僧宝について、『当流行事抄』には日興上人に限るとあり、『当家三衣抄』には「御歴代の諸師」とありますが、どちらが正しいのですか。
46 学会では「宗門は自らが、三宝の次第を越えた法主信仰を立て、僧宝としての働きを失っている」(聖教新聞 H三・一一・二〇)といっていますが、本当でしょうか。
47 学会では、「相承」や「相伝」とは別に「血脈」があると立て、「血脈は信心の次元の問題であり、大聖人と自分自身の問題である」(聖教新聞 H五・九・二〇)といっていますが、本当でしょうか。
48 「血脈相承の内容についても、『相伝書』が内外に公開されている現在、法主一人に伝わる法門などない」(聖教新聞 H五・九・八)といっていますが、本当ですか。
第七章 御本尊の書写・授与について
49 御本尊の「書写」とはどういうことですか。
50 学会では「従来、法主の権能とされてきた御本尊書写などは、実際は単なる『役割』にすぎない」といっていますが、本当でしょうか。
51 御法主上人以外の人が御本尊を書写したという例はありますか。
52 御隠尊猊下が御本尊を書写されることはあるのですか。
53 創価学会では「御本尊の書写や授与などの権限は広布を目指す『信心の血脈』ある和合僧団にこそ与えられる資格がある」といって創価学会の本尊授与を正当化していますが、それでよいのでしょうか。
54 御本尊に関する「書写」「授与」「允可」の権能は、どのような関係にあるのですか。
55 『本因妙抄』の抄末にある「唯授一人の血脈」の語は、後人の加筆であり、大聖人の教えではないと聞きましたが、本当ですか。
56 学会では、『百六箇抄』の「上行已下並に末弟等異論無く尽未来際に至るまで予が存日の如く日興嫡嫡付法の上人を以て惣貫首と仰ぐ可き者なり」の御文を、後人が勝手に書き加えたもので、大聖人の御書ではないといっていますが、それは本当ですか。
57 「創価学会を破門し、広布を破壊しようとした法主に御本尊を授与する資格はない」(聖教新聞 H五・九・一八)といっていますが、本当ですか。
58 現在も末寺で御本尊を下付されますが、末寺の僧侶にも御本尊下付の権限があるのですか。
59 過去には学会の会館で御本尊を授与したことがありましたが、在家信徒にも授与の権能があるのですか。
60 「御本尊の偉大なる功徳を実証した者」には御本尊を授与する資格があるのですか。
61 御本尊を授与する場合は、総本山の許可が絶対に必要なのですか。
第八章 法主上人の允可、開眼について
62 「允可」とは、どういう意味ですか。
63 「開眼」とはどういうことですか。
64 末寺で下付されてきた御本尊は、御法主上人が開眼されたものなのですか。
65 学会では「本尊の開眼などは僧侶の権威を高めるための儀式、実際には無用のもの」と指導していますが、どうでしょうか。
66 聖教新聞には「拝する側の信力・行力によって、御本尊の仏力・法力は発現する。これが本来の開眼の意義である」(五・九・二〇付)といってお │ りますが、これは正しい考え方でしょうか。
67 昔は末寺でも、法主の許可なしで御形木御本尊を作って下付していたのではないでしょうか。
68 聖教新聞によると「従来は御本尊に関する権能が法主一人に限られたが、現在は『一閻浮提総与』の意味からも法主一人に限定する時代ではない」(聖教新聞 H五・九・二〇 取意)とありますが、それでよいのでしょうか。
69 宗門から離脱した僧侶の話では「総本山でも末寺でも御形木御本尊の開眼などは、していない」とのことですが、本当ですか。
70 特定の人に与えられた御本尊を、他の人が拝んでも功徳はありますか。
71 学会では、「一機一縁」とは大聖人の直筆御本尊に限られるもので、今回下付するのは日寛上人が「一閻浮提総与」の御本尊を書写されたものだから問題ないといっていますが、本当ですか。
72 創価学会の『ニセ御本尊』は、日寛上人の享保五年六月十三日御書写の御本尊に書かれていた「下野国小薬邑本如山浄圓寺大行阿闍梨本證坊日證授与之」という「授与書き」を抹消していますが、このような変造は許されることなのでしょうか。
73 御本尊の「授与書き」を抹消することが大謗法ならば、御歴代上人の御本尊に、「願主弥四郎国重」という「授与書き」が書かれていないのは大謗法になりませんか。
74 現在の創価学会は、本当に日寛上人の御精神に適った教団なのですか。
75 「御本尊根本の信心」や「広布を目指す信心」があれば、誰が本尊を複製してもよいのですか。
76 今回の創価学会のように、末寺の住職から所蔵の本尊を提供されれば、在家の者が複製して配布することは許されるのですか。
77 「正本堂賞与御本尊」について教えてください。
第九章 御授戒について
78 日蓮正宗の授戒にはどのような意義があるのでしょうか。
79 「受持即持戒」という仏法の本義に立てば、従来の御授戒の儀式は必要ないものになるのですか。
80 『十法界明因果抄』に「爾前経の如く師に随って、戒を持せず但此の経を信ずるが即ち持戒なり」(全集 四三七頁)とありますが、これは授戒の儀式を不要とする文証ではありませんか。
81 学会では「御授戒の儀式は、昭和十二年ごろ牧口会長が宗門に依頼して始められたもので、古来不変の伝統などはない」といっていますが、本当でしょうか。
第十章 昭和五十二年路線と本尊模刻事件について
82 「昭和五十二年路線」とはどういうことですか。
83 「本尊模刻事件」について簡単に説明してください。
84 「お守り御本尊」を模刻することはあるのですか。
85 模刻作業に携わった赤沢朝陽の社長は、昭和四十九年秋ごろに「日達上人は数体の御本尊の模刻を承知されていた」(聖教新聞 五・九・三〇)といっていますが、どうでしょうか。
86 なぜ、学会は本尊を模刻したのですか。
87 学会では、当時の宗門と学会との連絡協議会を記録した「藤本メモ」に、本尊模刻について宗門側が承諾した旨、明記してあると主張していますが、いかがですか。
88 「正信会裁判」の証人尋問で藤本総監は、本尊模刻について「これは謗法ではない」と証言されたそうですが、本当ですか。
89 昭和五十三年十月三日付の「院達」(宗務院からの通達)に「今後は創価学会の板御本尊に関しては、一切論議を禁止する」とありますが、今になって模刻問題を持ち出すのは御先師日達上人に背くことではありませんか。
90 学会では、模刻本尊を総本山に納めたのは、「日達上人と僧俗和合を守りたい」という宗門側の願い出があったため、と説明していますが、本当ですか。
第十一章 文証の検討
91 「相構え相構えて強盛の大信力を致して南無妙法蓮華経・臨終正念と祈念し給へ、生死一大事の血脈此れより外に全く求ることなかれ」(生死一大事血脈抄・全集 一三三八頁)
92 「信心の血脈なくんば法華経を持つとも無益なり」(生死一大事血脈抄・全集 一三三八頁)
93 「此の御本尊全く余所に求る事なかれ・只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり」(日女御前御返事・全集 一二四四頁)
94 「当に知るべし此の四菩薩折伏を現ずる時は賢王と成って愚王を誡責し摂受を行ずる時は僧と成って正法を弘持す」(観心本尊抄・全集 二五四頁)
95 「信と云ひ血脈と云ひ法水と云ふ事は同じ事なり、信が動ぜざれば其の筋目違ふべからざるなり」(有師化儀抄・富要 一-六四頁)
96 「不善不浄の邪信迷信となりて仏意に違ふ時は(中略)即身成仏の血脈を承くべき資格消滅せり」(有師化儀抄註解・富要 一-一七六頁)
97 「信心に依りて御本仏より法水を受く、其の法水の本仏より信者に通ふ」(有師化儀抄註解・富要 一-一七六頁)
98 「法の本尊を証得して、我が身全く本門戒壇の本尊と顕るるなり『其の人所住の処』等とは戒壇を証得して、寂光当体の妙理を顕すなり。当に知るべし。並びに題目の力用に由るべきなり」(当体義抄文段・富要 四-四〇〇頁)
99 「仏心も妙法五字の本尊なり。己心もまた妙法五字の本尊なり。己心・仏心異なりと雖も、妙法五字の本尊は異ならず」(観心本尊抄文段・富要 四-二三六頁)
100 「此れを以て考えますと将来の歴史家に立宗七百年以前は宗門の護持の時代とし、以後を流通広布の時代と定義するであろうと思います(中略)七百年の歴史は一に広宣流布を待望しつつ堅く護持してきた時代と申すべきでありましょう。しかし末法に入って千年のうち、はやくも九百年は過ぎました。もとより末法は千年に区切ることはありませんがともかく千年の終りに近づいて開宗七百年を転期として一大流布に入ったということは正法流布の上に深い約束があるのではないかと感ぜられるのであります。これを思うにつけても創価学会の出現によって、もって起った仏縁に唯ならないものがあると思います。(淳全 一六二〇頁)
引用書名略号
全 集――日蓮大聖人御書全集
新 定――昭和新定日蓮大聖人御書
聖 典――日蓮正宗聖典
開 結――妙法蓮華経並開結
歴 全――日蓮正宗歴代法主全書
研 教――研究教学書
富 要――富士宗学要集
文段集――日寛上人文段集
淳 全――日淳上人全集
達 全――日達上人全集
学 講――日蓮大聖人御書講義(学会版)
創価学会『ニセ本尊』破折
―100問100答―
平成六年一月一日 発行
目 次
は じ め に
総 論
第一章 創価学会員であるあなたへ
一、初心に帰ろう
二、「成仏」こそ最高の幸福境界
第二章 日蓮正宗と創価学会
一、創価学会とは
二、日蓮大聖人の仏法
三、日蓮正宗とは
第三章 創価学会の謗法
一、大御本尊から離れた創価学会
二、唯授一人の血脈を否定する創価学会
三、僧宝を誹謗する創価学会
四、『ニセ本尊』を配布する創価学会
第四章 創価学会の体質
一、独善体質
二、攻撃体質
三、欺瞞体質
四、洗脳とマインドコントロール
①創価学会の洗脳
②創価学会のマインドコントロール
第五章 池田独裁をめざす創価学会
一、異常な創価学会の姿
二、敵対者を弾圧する創価学会
三、総体革命をもくろむ池田ファシズム
第六章 創価学会には功徳がない
一、貪・瞋・癡の三毒にまみれた創価学会
二、正法の持者を誹謗する創価学会員は無間地獄
三、諸天の加護がない不正直の創価学会
四、創価学会に功徳はない
各 論
第一章 創価学会の実態をよく知らない学会員に
一、創価学会は、何を目的として設立されたのか
二、初代牧口会長・第二代戸田会長の入信の経緯について
三、創価学会はどのような経緯で発足したのか
四、創価学会はどのような経緯で宗教法人を取得したのか
五、第三代会長池田大作の入信はどのようなものだったのか
六、池田大作は、第二代会長から直接、第三代会長に指名されたのか
七、創価学会が政界に進出したのは、どのような経緯によるのか
八、正本堂建立のとき、どのような問題が起こったのか
九、「五十二年教義逸脱問題」とは、どのようなものだったのか
十、「五十二年教義逸脱問題」は、どのような形で収束したのか
十一、今回の「創価学会問題」はどのようにして起こったのか
十二、「創価学会問題」の実状と創価学会の破門に至る経緯について
十三、創価学会員が日蓮正宗の信徒資格を喪失した経緯について
第二章 創価学会が正しいと思っている学会員に
一、創価学会のすばらしさは外部の人にはわからない
二、宗門と創価学会の問題が起きた当初はどちらにつくべきか悩んだが、
今は学会と運命を共にすると思い切った。
三、創価学会に生きがいを見いだした。学会こそ、自分の人生のすべてだ
役職の魅力 / 精神的閉鎖集団の共同意識と思い込み /
マインドコントロールによる幻想
四、若い頃から「広宣流布」のために闘ってきた。創価学会をやめることは、
今までの人生を否定することになる
五、創価学会に籍を置いているが、今でも大石寺の大御本尊を念じて勤行している。
それではいけないのか
六、平成二年以降の問題で、創価学会が宗門にだまされていたことがわかった
①「宗門は学会を利用するだけ利用して切った」
②「宗門は、日蓮大聖人の仏法を正しく伝える清流だと思っていたが、
実は謗法まみれの濁流だったことがわかった」
③「信頼していた宗門と僧侶に裏切られた」
④「宗門は創価学会員をだましてきた」
七、「創価学会では成仏できない」というが、自分は死んだ先のことなど考えていない
八、創価学会は「御書根本」「大聖人直結」だから正しい
①御書根本
②大聖人直結
九、創価学会の信仰面について
①「広宣流布を実現する団体は創価学会しかない」
②「活動に功徳があるのだから、学会に間違いはない」
③「創価学会は宗門の発展に貢献してきた」
十、創価学会の思想について
①「創価学会は平和主義を唱え、世界平和に貢献しているからすばらしい」
②「創価学会は人間主義を標ぼうし、一人ひとりの人間を大切にしているか
らすばらしい」
③「創価学会こそ、正義の集団である」
④「御書に『仏法と申すは勝負をさきとす』とあるように、
創価学会はすべてに勝利している」
十一、創価学会の社会的実証について
①「創価学会の活動を多くの識者が賞賛している」
②「公明党の得票数が増加していることは、学会が正しい証拠である」
③「政教一致のどこが悪いのか」
十二、池田大作について
①「池田先生は、世界の歴史に名を残す大指導者である」
②「池田先生は、全世界から称号や勲章をたくさんもらっているからすばらしい」
③「全世界に『日蓮仏法』を弘めたのは池田先生である」
④「池田先生は、日蓮大聖人の仏法を証明した法華経の行者である」
⑤「池田先生は、絶対に間違いのない方である」
⑥「池田先生のおかげで、これまで信心を続けることができた」
⑦「池田先生は、一人ひとりの会員を常に大事にしてくれる」
⑧「人生の師匠である池田先生にどこまでもついていく」
十三、創価学会の組織体制について
①「創価学会は常に民衆の側に立つ宗教団体である」
②「創価学会には日本を動かす力があり、国民から信頼されている」
③「創価学会は完璧な組織である」
十四、創価学会員について
①「創価学会員は地域に密着し、社会的弱者の面倒をみている」
②「有名人に創価学会員が多いのは、学会が正しい証拠だ」
第三章 創価学会に所属しているが、活動していない学会員に
一、組織活動がきらいだから活動しない
二、組織や会員にいやな思いをさせられたので活動しない
三、創価学会は世間からの評判が悪いので活動しない
四、親は創価学会員だが、自分は信心する気はない
五、池田大作がきらいだから学会活動に参加したくない
六、宗門を攻撃する創価学会の活動には参加したくない
七、宗門と創価学会との「喧嘩」に巻き込まれるのがいやだから、学会活動をしない
八、仕事が忙しいので学会活動に参加しない
九、家庭を顧みない学会員の姿を見ると活動する気になれない
第四章 創価学会に疑問を感じている学会員に
一、宗門を誹謗し続ける創価学会に疑問を感ずる
二、創価学会は、なぜ宗門からの破折とそれに対する学会側の反論を、
会員に知らせないのか
三、創価学会は、なぜ日寛上人の本尊(ニセ本尊)に交換させるのか
四、総本山や末寺に参詣できないなど、信仰のあり方が変わった創価学会
に疑問を感ずる
五、創価学会の首脳は、創価学会の信仰が本当に正しいと思っているのか
六、池田名誉会長の行状やスピーチに疑問を感ずる
七、謗法を犯している池田名誉会長になぜ罰がでないのか
八、池田名誉会長の「称号・勲章集め」を礼賛する創価学会に疑問を感ずる
九、聖教新聞・創価新報などの下劣な報道に疑問を感ずる
十、創価学会の選挙・財務・新聞啓蒙のあり方に疑問を感ずる
①選挙活動
②広布基金・財務
③新聞啓蒙
十一、創価学会の会則・規則の変更に疑問を感ずる
十二、創価学会に、独自の教義はあるのか
十三、日蓮正宗の教義を踏襲しながら、日蓮正宗を否定する創価学会に
疑問を感ずる
十四、創価学会の政治関与に疑問を感ずる
十五、創価学会が他宗教と協調していることに疑問を感ずる
十六、創価学会にまつわる反社会的行為に疑問を感ずる
十七、創価学会員の批判拒否体質に疑問を感ずる
第五章 創価学会の間違いに気づいていながら脱会できない学会員に
一、組織ぐるみの仕返しがこわいから脱会できない
二、御本尊にめぐり合えたのは池田名誉会長と創価学会のおかげだから
脱会できない
三、創価学会員に世話になっているから脱会できない
四、創価学会員から「反逆者」「恩知らず」との烙印を押されたくないから
脱会できない
五、生活や商売・仕事に差し支えるから脱会できない
六、創価学会本部の職員なので脱会できない
七、友人のほとんどが創価学会員なので脱会できない
八、家族が創価学会員なので、脱会すると家庭内に争いが起きる
九、日蓮正宗の宗門や僧侶が信用できないから脱会できない
十、宗門と創価学会が仲直りするのを待っているので脱会しない
十一、宗門や僧侶の悪口をいってしまったので、いまさら脱会できない
十二、「友人葬」を行ったから脱会できない
第六章 日蓮正宗に疑問を感じている創価学会員に
一、日蓮正宗は、いまや「日顕宗」になっているのではないか
二、宗門では、正法興隆に貢献した「池田先生」をなぜ呼び捨てにするのか
三、池田先生を総講頭の職から罷免したのは「猊下の嫉妬」によるのではないか
四、宗門は「法主本仏論・法主絶対論」を主張しているのではないか
五、宗門では「法主は大御本尊と不二の尊体である」といっているが、
これは謗法の論ではないか
六、宗門では「法主に誤りはない」というが、法主にも間違いがあるのではないか
七、宗門では「御書部分論」を主張しているが、大聖人の仏法は
すべて御書に明かされているのではないか
八、宗門では「信心の血脈は枝葉」「法体の血脈こそ根本」として、
「信徒の成仏は法主によって決まる」と主張しているのではないか
九、第九世日有上人は「血脈も法水も我々の信心とまったく同じものである」
と説いているのでははいか
十、法主は「本尊書写係りにすぎない」のではないか
十一、宗門は日寛上人の御本尊を『ニセ本尊』といっているが、
これは日寛上人を冒とくする謗法ではないか
十二、宗門はなぜ創価学会の本尊下附を非難するのか
十三、宗門では「御本尊には法主による開眼が必要だ」と主張しているが、
これは根拠のないものではないか
十四、宗門には「僧が上、俗は下」という僧俗差別観があるのではないか
十五、宗門が聖教新聞などで非難されているのは、宗門が本当に悪いか
らではないか
十六、宗門僧侶は、なぜ創価学会員との法論や対話を避けるのか
十七、宗門は長い間、創価学会をだましてきたのではないか
十八、宗門は、学会を破門するために「C作戦」を画策していたのではないか
十九、宗門は日蓮宗(身延派)と交流し謗法と化しているのではないか
二十、宗門はかつて戦争に協力し、神札を祀るなどの謗法を犯したのではないか
①戦争協力について
②神札問題について
二十一、大石寺は、遺骨をずさんに管理し、許可のない場所に埋葬する
という法律違反を犯したのではないか
①「大石寺では、合葬納骨の遺骨をずさんに扱っているのではないか」
②「大石寺は、合葬の遺骨を不法投棄しているのではないか」
③「大石寺では、一時預かりの遺骨も合葬しているのではないか」
二十二、釈尊は「僧侶は本来、葬儀に携わるべきではない」と説いたというが、
宗門はこれに違背しているのではないか
二十三、宗門は、葬儀において本来必要のない「導師本尊」や「引導」などを
権威づけの道具に使っているのではないか
①導師本尊について
②引導文について
二十四、宗門は、戒名や塔婆供養を金儲けの道具にしているのいではないか
二十五、第十七世日精上人は釈迦仏を造立したのではないか
二十六、第六十二世日恭が客殿の火災で亡くなったのは現罰ではないのか
二十七、日顕上人は、禅寺の墓地に石塔を建立したのではないか
二十八、日顕上人は、正本堂や大客殿を破壊して八百万信徒の真心を踏み
にじったのではないか
二十九、「芸者写真事件」で宗門が敗訴したのは、創価学会の主張が正し
かったからではないのか
三十、「クロウ事件裁判(シアトル事件裁判)」は和解したとのことだが、
その内容について教えてほしい
三十一、宗門は創価学会との訴訟で連戦連敗だと聞いているが
三十二、日顕上人は、少欲知足の精神を忘れて腐敗堕落の元凶となっている
のではないか
三十三、日顕上人は、本門戒壇の大御本尊が偽物であるといっているのでは
ないか
三十四、日顕上人は法主を詐称しているのではないか
三十五、僧侶は唱題も折伏もしないのではないか
第七章 法華講を知らない創価学会員に
一、法華講の目的と名称の由来を教えてほしい
二、法華講は脱会者の組織なのか
三、法華講の組織形態について教えてほしい
四、「寺信心では成仏できない」と創価学会ではいっているが、本当か
五、法華講に入ると金がかかるのではないか
六、法華講は衰退しているのではないか
七、法華講員は宗門に隷属させられているのではないか
八、法華講には、信心の歓喜がないのではないか
九、法華講の組織に所属しなければ、日蓮正宗の信仰はできないのか
十、法華講に入ると、創価学会の悪口ばかり聞かされるのではないか
十一、法華講に入らないと、日蓮正宗の葬儀や法事をしてもらえないのか
十二、法華講では、創価学会員からいやがらせを受けたときに守ってくれるのか
十三、法華講員は、総本山や寺院参詣を強要されるか
十四、法華講と創価学会の信心では、どのような違いがあるのか
①目的
②師弟
③参詣
十五、法華講の信心活動とはどのようなものか
①勤行
②折伏の実践
③総本山・寺院への参詣
④教学の研鑽
十六、法華講に入ると、創価学会と戦わなければならないのか
十七、法華講には、新聞啓蒙や選挙活動などがあるのか
十八、法華講では僧侶のむずかしい法話を聞かされるのではないか
十九、法華講員の中にきらいな人がいるから、法華講に入りたくない
二十、法華講に入講するには、どのような手続きや儀式が必要なのか
『折伏教本』を広く社会に向けて公開 大白法 平成16年10月1日号
創価学会員のみなさんへ
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大白法
平成9年10月1日付 号外
このたび、日蓮正宗の宗規が改正され、日蓮正宗の檀信徒が他の宗教団体に所属したときは、自動的に檀信徒の資格を失うことになりました。創価学会は宗門から破門され、すでに日蓮正宗の信徒団体ではありません。
したがって、創価学会に所属している人は、本年(1997年)11月30日までに創価学会を脱会しなければ、日蓮正宗の信徒資格が消滅します。日蓮正宗の信仰を続けたい人は、今すぐ創価学会を脱会して本宗の寺院教会へ申し出て下さい。
『ニセ本尊』を作製するなど、完全に邪教と化した創価学会にこのまま所属し、さらに謗法を重ねて成仏の道を閉ざしてしまうのはあまりにも愚かです。今こそ創価学会の悪縁を断ち切り、日蓮正宗信徒として清浄な信心を貫かれるよう、心から念願します。
くわしいことは本宗の寺院教会へお尋ねください。
平成九年十月一日
日蓮正宗宗務院
大白法 平成14年2月2日(号外)
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主な記事
<1~2面>
●宗門勝訴判決以上の大勝利 池田創価学会の報道を完全に差し止め 一審の下田判決は無効!!
●院3380号 クロウ事件裁判に終止符
●和解内容
●談話 日蓮正宗総監 藤本日潤御尊能化
●補足 裁判上の「和解」とは
●解説 池田創価学会クロウ事件の全面否認に同意 「今後一切報道しない」と誓約
大白法号外 平成26年(2014)11月21日
創価学会ついに戒壇の大御本尊を否定
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「会則 教義条項」の驚くべき変更内容
創価学会は、十一月七日に行われた「総務会」において「創価学会会則 教義条項」の変更を議決し、同日の「全国総県長会議」の席上、会長の原田稔は、今後、学会が自ら「御本尊を認定」するとして、「弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません」(聖教新聞 十一月八日付)と述べました。
この発表は、本門戒壇の大御本尊を否定するということであり、御本仏日蓮大聖人への大反逆の行為です。
(御法主日顕上人猊下御講義「創価学会の偽造本尊義を破す」※転載)
日蓮正宗宗務院
発刊に当たって
第四十六回全国教師講習会第一日の八月二十八日、総本山広布坊において、御法主日顕上人猊下による特別御講義が行われた。
この日、全国から参集した教師僧侶、および特別に聴聞を許された法華講代表信徒七百余名に対し、御法主上人猊下は、邪教・創価学会の作成と見られる「日寛上人の御本尊下付の正義の証明」と「日顕宗の邪義を破す」と題する両書を題材として、これを完膚なきまでに破折されるとともに、血脈法水伝持の御境界から種々、甚深の御指南を賜った。
これらの文書は、冒頭に「新階某」なる文責者の氏名等を載せているが、その内容からして、創価学会が「創価宗」の理論武装を企図して作成したものと推定できる。
御法主上人猊下におかれては、これら大謗法の文書を軽々に看過すべからざることを鑑みられ、詳細にわたる甚深の御指南をもって、徹底的に破折・粉砕されたのである。
そこで今回、その第一として、創価学会の両文書に対する破折のうち、前者の「日寛上人の御本尊下付の正義の証明」なる邪論についての御指南を一書にまとめ、発刊する次第である。
これは、創価学会が偽造、販売する、いわゆる『ニセ本尊』の欺瞞性を正当化せんと論じたものであるが、御指南を拝読すれば判るように、引用文献の切り文、文意のスリ替え、専門用語に暗いことに起因する短見・偏見等々、まことに我見・我意に満ちた内容に終始するものである。
本宗僧俗各位におかれては、創価宗の邪義の所以を知るとともに、御法主上人猊下の甚深の御指南を拝し奉り、これを信解して、もって創価学会員の再折伏に活用されることを望むものである。
平成九年十月十二日
日蓮正宗宗務院
目 次
第一項 「本尊書写は法主以外でも条件付きで認められて来たのが歴史上の事実」の妄説を破折する
第三項 「世界広布の時は本尊下付の法主独占を禁止」の妄説を破折する
第四項 「御本尊の開眼という化儀は坊主(教師)の正式なマニュアルには無い」の妄説を破折する
第五項 「日顕宗の主張は、過去に『ニセ本尊』で信徒を地獄に落とし続けた歴史を証明」の妄説を破折する
第六項 「学会の御本尊彫刻の事件は日達上人を守るために完全に無実の罪をかぶったもの」の妄説を破折する
第七項 「脇書と御本尊との関係は授与された人の名誉を残すため」の妄説を破折する
第八項 「一機一縁の御本尊の不特定多数への下付は宗門の得意技」の妄説を破折する
第九項 「御本仏(大御本尊)の近くにいて大聖人を裏切った輩は御本仏在世から数多い」の妄説を破折する
第十項 「本尊について御書には何と書いているか知っているのか?」の妄説を破折する
(本文中、創価学会の言い分については、アミカケを付して、読者の便宜に供した。)
(御法主日顕上人猊下御講義「創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す」※転載)
御法主日顕上人猊下御指南
日蓮正宗宗務院
発刊に当たって
第四十六回全国教師講習会第一日の八月二十八日、総本山広布坊において、御法主日顕上人猊下による特別御講義が行われた。
この日、全国から参集した教師僧侶、および特別に聴聞を許された法華講代表信徒七百余名に対し、御法主上人猊下は、邪教・創価学会の作成と見られる「日寛上人の御本尊下付の正義の証明」と「日顕宗の邪義を破す」と題する両書を題材として、これを完膚なきまでに破折されるとともに、血脈法水伝持の御境界から種々、甚深の御指南を賜った。
このうち、前者に対する破折の内容を一書にまとめ、過般、『創価学会の偽造本尊義を破す』と題して発刊した。
そして今回、後者の「日顕宗の邪義を破す」なる邪論についての、同日の御指南、および時間の関係で同日の御講義から外された御指南をまとめ、さらに御法主上人より一部補充の御指南を頂き、発刊する次第である。
同邪論では、日蓮正宗の宗是である「血脈法水」の深義を軽視・蔑視し、ついにはこれを葬り去ろうと企むとともに、僣聖増上慢の池田大作をして「末法に入って以来、大聖人に続く二人目の『法華経の行者』になった」と誇示するなど、下種三宝背逆の趣旨を得々と述べ綴っている。
創価学会員は、本年九月二十九日の「日蓮正宗宗規」一部改正により、十一月末日を限って日蓮正宗信徒の資格を失ったが、つい最近まで同信の徒として信行に励んできた各会員が、このような邪論にたぶらかされて地獄への坂道を転げ落ちていくのは、まことに哀れと言うほかはない。
本宗僧俗各位におかれては、本書に説き示される御法主上人猊下の甚深の御指南を拝し奉り、これをよく信解して、もって創価学会員の折伏に活用されることを望むものである。
平成九年十二月十五日
日蓮正宗宗務院
目 次
序 「日顕宗」という架空の呼称を用いて誹謗を繰り返す自己矛盾の愚行を破折する
第一項 血脈相伝を否定し、下種仏法の正意から外れた「御書根本」の妄説を破折する
第二項 「総別の二義」をはき違え、中心・肝要である「法体の血脈」否定を企てる邪義・妄説を破折する
第三項 『本因妙抄』の後加文を「人師の説」と下し、唯授一人の血脈相承を否定する邪推・短見の妄説を破折する
第四項 血脈相伝による三大秘法の仏法を破壊し、池田大作を末法二人目の「法華経の行者」と崇める愚昧・妄想の珍説を嗤う
第五項 『百六箇抄』の相伝を疑い、すべての後加文を軽侮する独断・慢心の妄説を破折する
第六項 『日興遺誡置文』の「極理師伝」の文を否定する仏法破壊の妄説を破折する
第七項 血脈法水に具わる僧宝の意義を否定する、下種三宝破壊の妄説を破折する
第八項 『御本尊七箇之相承』に関する邪難、ならびに『一期弘法付嘱書』中の「国主」を池田大作とする誑言を嗤う
第九項 「偽造写真」を根拠とした人間性無視の卑劣な讒言・誣告を破折する
第十項 『化儀抄』の御供養取り次ぎに関する条項を「ネコババ防止の化儀」と冒涜する妄言を破折する
第十一項 「手続の師匠」を精解した『化儀抄註解』の文意を歪曲し、血脈相伝の師を謗ずる妄説を破折する
第十二項 本門戒壇の住処を煩わしきものとする悩乱・顛狂の暴言を破折する
第十三項 御本尊への御供養を「謗施」と誹り、僧侶を侮蔑する我見・忘恩の妄説を破折する
第十四項 『化儀抄』に制誡される僧俗の筋目を否定し、日蓮正宗僧俗の広布前進を怨嫉する醜説を破折する
第十五項 僣聖増上慢・池田大作を大聖人に擬する大邪説を破折する
(読者の便宜に資するため、創価学会文書に引用する日蓮大聖人御書名を、必要に応じて添加した。)
※序 「日顕宗」という架空の呼称を用いて誹謗を繰り返す自己矛盾の愚行を破折するへつづく
「正本堂の御指南に対する創価学会の『再お伺い書』の問難を破す」(※転載)
日蓮正宗時局協議会
発刊に当たって
本年(平成3年・1991年)初頭の一月六日と十日の二回にわたって、全国教師の指導会が総本山において開催され、その際の御法主日顕上人猊下の御指南が『大日蓮』二月号に掲載された。
この御指南中、二カ所が訂正されたことなどについて、創価学会の秋谷栄之助会長ほか十二名の連名により、二月二十七日付の『お伺い書』を、御法主上人宛てに送りつけてきた。これは『お伺い書』とは名ばかりの詰問状であって、しかも「十日以内」と日限を切り、御法主上人に対し奉って返答を求めたものであった。
これに対し、御法主上人におかせられては、「一宗を教導する法主」としてのお立場から、大慈悲をもって、三月九日付書面をもって御教示あそばされ、回答とされた。
しかるに、その三月九日付の『御指南』に対して秋谷会長以下は、さらに三月三十日付で『再お伺い書』を、御法主上人宛てに送付してきた。これは『聖教新聞』の四月一日付紙面から四月八日付紙面までを使って大々的に掲載したように、B4判紙百十五枚に及ぶもので、内容を十段に分かって問難している。
日蓮正宗信徒としての信心を失い、邪教の徒となりつつあった秋谷会長以下の囈言(たわごと)に対し、一々これを取り上げる必要のないことは自明であった。しかしながら、御法主上人の『御指南』を賜ってなおかつ、誹謗・悪口の限りを尽くして堕地獄の因を積み重ねる愚挙を看過することはできず、文書作成班の有志により、五月一日付『大日蓮』号外において、総論的にその誤りを糾(ただ)したのである。
さらに、同じく文書作成班有志によって、その謬見(びゅうけん)に対し、各論的に破折を加え、去る九月二十三日、秋谷会長宛てに送付した。
そこで今般、これら総論と各論の両論を一冊にまとめて、宗内教師各位に配布するとともに、記録として後世に留めることとした次第である。
平成三年十二月二十五日
日蓮正宗時局協議会
目 次
総 論
各 論
(一) 正本堂と創価学会
(二) 広布達成の意識と慢心
(四) 「改訂」の語義について
(七) 先師冒涜論に対する破折
(九) 「賞与御本尊」の論難への破折
(十) 正本堂に対する御指南の真義
ー年表で見る創価学会の歴史と誤りー
http://www.soka-news.jp/makiguchi1.html
最新の出来事及び、創価学会の過去の指導などをわかり易くまとめたサイト
創価学会の指導と教義の変遷を検証するサイト
日蓮正宗は、平成3年11月、日蓮正宗の信条に従わない創価学会を破門し、信徒組織を法華講に統一しました。
破門の経緯についてさらに知りたい方は、下記の【創価学会関係略年表(破門に至る迄)】 をクリックしご参照下さい。また、当時創価学会へ送付した『解散勧告書』『破門通告書』もダウンロードして、ご覧頂けます。