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日々彩々

暮らしの雑感。写真もあり

これは時々ハラハラ・・・一方はワクワクが止まらない❣

2023-06-29 00:00:59 | エッセイ


監督賞は逃したけど脚本でカンヌ映画祭での受賞作品「怪物」をロードショウの週に観に行った!2週目からはちょうどいい時間の上映はないのが普通のこと。オババン女子は朝早かったり夜遅くなるのは困る。
かいぶつ、だーれってコピーつき。内容知らないまんま。  「怪物」は恋愛ものが多い坂元裕司さんのサスペンス脚本だそう・・・。彼が脚本手掛けた映画名は何本か知ってるけど、基本、洋画ファンだから観ていない。何の予備知識なく素のままスクリーンを観た。.はじめの画面が母と小学生の子供が、ベランダから火事で燃えてる建物を見てる・・・また別の日にも。これは伏線だと早々に気がつく。そしていまの教育現場が抱える生徒の親、教師、子供たちの問題をえぐった社会派作品だと知った。マスコミを通じてその辺りのことは常識としてわかるけど胸に迫らない。ごめんね。なにせ子育てはとっくの昔に終えた。ただ子供の生きずらさとその結果に2人の子供とった行動に昭和の子供もこれにちかいことな事してたなあ、と思い出す。確かにハラハラドキドキ。納得のサスペンス仕立てだったよ。

洋画ファンだけど、話題を呼んだ是枝作品はほぼ観ている。ホロリ泣けてくる作品ばかり。「海街ダイアリー」「そして父になる」「あん」「万引き家族」。海街ダイアリーは最近、テレビで3回目を観た。そして2013年作、カンヌで審査員賞に輝く名作「そして父になる」、は映画館で2回観たよ。監督51歳、福山雅治さん44歳、リリーフランキーさん50歳、尾野真千子さん32歳、真木よう子さん31歳と皆さんてっぺん盛りの作品だ。「怪物」にも切ない場面あるけど。まったく別物だよ。
「怪物」は子供が主役(上手な子役さん2人)の映画だと思うけどオババン女子は「スタンドバイミー」、「ニューシネマパラダイス」「少年と自転車」が頭に浮かぶ。郷愁を誘うのだ。大人の心にジンジン沁みいるのさ。
「怪物」は子育て世代の父母の胸にどう映る?ご意見聞きたし。怪物は誰かって、それは人間そのものでしょ。そうそう劇中のピアノ曲は最近亡くなった坂本龍一さんの最後の作品だと後から知ったけど、2度観るのはねえ。

後日、県内でシネコヤだけが上映館の永遠のロックスターのドキュメンタリー映画「デヴィッド・ボウイ ムーン英字・デイドリーム」を観た!行く前から期待にゾクゾクの胸騒ぎ抱えて行く。そして打ちのめされる!
万華鏡のようなめくるめく映像と臨場感バリバリ、なり響くロック・ロック・ロック❣彼の語る幼少時や両親の話は明るいものではない。映像もそこはモノクロだけど、まあよくもこんだけド派手にできたなと感心するほど、きらきらピカピカの画面にから目が離せないのだ。

カオスとの言葉が何回も出てくる。こっちもカオスど真ん中に落ちる!生まれ育ったロンドンはアイデアが枯渇するといい、NY、西ベルリンに住み、常に創作力を駆り立てている。
東南アジアの国々、もちろん日本にも来ている。歌舞伎や古い日本家屋の映像も。日本については「あそこは好きになりすぎそう・・・」とどこかに移り住もうかとの知人との会話で答える場面もあったりして、妙に親近感を持つよ。才能は描く絵にも表れている。個展を進められてるけど、恥ずかしい、と語ってる。誰彼をモデルにしたとその本人の映像もあるけど大胆な筆ずかいで人物の魂までとらえた表現だ。いつもクリエイティブ!、アートとは探し続けることと語る。人波のライブ会場で舞台から手を差し伸べて、(孤独じゃないよ、いつしょに行こう、さ手をつないで~)とシャウトする場面がある。これって今の我々に一番刺さる救いの言葉だよねぇ。1980,90年代もいつだって人は孤独を抱えて生きとし生きる生物だね。再演されたらも一度観よっと❣熱~いい

★大島渚監督映画、ジャワ島を舞台に捕虜を描いた戦争場面のない戦争映画「戦場のクリスマス」は彼は34歳、坂本龍一さん31歳での出演。二人とも一番美しかった頃。NYのブロードウェイの舞台に出ていた彼を直接、口説き落としたそうな。監督は51歳だった・・・。
















小田原お城通りの小田原新城下町


小田原城の紫陽花と花菖蒲のコラボレーション





国境なき医師団より夏の贈り物 紫陽花柄のボールペンと綺麗な絵葉書


庭に実った枇杷





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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (たかこ)
2023-06-29 17:31:08
怪物は、私は推理小説を読むような心持ちで観たので、伏線回収の後でまた始めから見返して確認したくなりましたよ😄
後ろの席の女性がラストシーンで号泣し、館内が明るくなってもずーっと泣き続けていました。
私はある意味ハッピーエンドと捉えていたので、なぜ立ち上がれないほど悲しいのかわからず、、、
色んな角度から見て、それぞれの心を捉える、誰かと話したくなる作品でした。脚本の坂元さんの作品の特徴ですね。

デビット ボウイは、やっと念願かなって明日です!
去年渋谷パルコでポスターを見て、日程が合わずに悔しい思いをしていました💦
思いっきり楽しみます😀
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Unknown (寺田)
2023-07-03 20:13:40
相変わらず、好奇心と若い感性と豊かな知識ですね。驚きます。

私は残る命を考えた時、明るく過ごしたいので、重い映画は意識的にスルーしています。若い頃好きだった大島渚の「青春残酷物語」を録画したのですが、5分くらいで消去しました。
ブログに出ていた映画では「海街ダイアリー」くらいしか見ていません。歳を重ねるほどあらゆるものにわがままになっています。これも意識的にそうしているのですが。
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