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日々彩々

暮らしの雑感。写真もあり

真夏にどぶんと浸れないけど・・・

2022-08-05 23:26:30 | エッセイ


夏のだいご味はドーンと暑さに立ち向かってこそ味わえる・・・
この頃の40度に迫る高温では真昼に外に出るのは確かにヤバイぞ!
コロナ感染者も増えにと増え、めちゃくちゃな夏だ。午前中はクーラーなしでもどうにかもってたのにじんわり体に暑さがまとわりつく。
もう海山で夏を楽しむ年じゃなくなったのが😢。
ぴちぴちお肌むき出しで、ちょいとそれって危うい、劣情を誘ってるじゃん、と思う姿で街中を堂々と歩く女子がうらやましくもあるのは事実。
とりあえずインドア派で行こか、とライブ2件をチョイスした。

7月16日、鎌倉 「小澤真智子 旅するバイオリン」.。
小澤真智子さんは.東京芸大、イギリスギルバード、NYのジュリアード音楽院で学び、メキシコやマレーシアでコンサートマスターを務め、NYに20年以上暮らす国際派。彼女は芸大時代からタンゴを刷新したピアソラにぞっこん。NYに渡ってからは惜しくも5年前に急死した婚約者でもあったアルゼンチン人のピアニスト、ベーシストと「アーバンタンゴトリオ」を組み活動してきた。彼女の演奏を初めて聞いたのは3人のトリオの頃。
タンゴの本場、ネイティブのピアニストとベーシストの演奏だからそれは半端ない色気と迫力!恐れ入りました、たってわけでずっとファンに。
小澤真智子さんが最も得意とするのは、今ではクラシック畑の人も
演奏するピアソラの「リベルタンゴ」だ!もともと高校総体に100m走の
選手として出場、タップダンスも得意な彼女は天性のリズム感の持ち主だから他の人の追従を許さないのじゃよ。その音色は躍動する体からほとばしるロック❣誰もが一度耳にしたら忘・れ・な・い。彼女は作曲も手掛ける。編曲も。ピアソラ以外の中南米の作曲家の曲のほか、待ってました、のアンコールでは名曲を演奏する。今回はう、う、う~ん?と誰もがちょいとわかんなかっけど、まずはなんとも魅力的なエモーショナルなイントロに惹きつけられ・・・やがて「ラ・クンパルシータ」!と気が付いた時は拍手の嵐が会場狭しと吹きまくった!なんと帰りは嵐のような雨。最寄り駅で一時間超えのタクシー待ち。で久々の夜のオシャレ着のスカートの裾も濡れました・・・。.

7月18日 大和 「錦織健&荘村清志」デュオ・リサイタル
錦織健さんはラジオやテレビ番組で姿、声も知っている。荘村清志さんが有名なギタリストなのは当然、知っていた。ギターは地味な楽器だからソロは・・・。高校生の頃、息子二人は近所の先生にギターを習っていた。で先生のライブには当然のように行ったよ。二人とも大学ではロックバンドでベースにハマったけどさ・・・。
2人にはそれぞれ興味を持っていたけど、引き金は錦織健さんの「グラナダ」を機会があれば聞きたい、と思っていたこと。待ってました!でタウン誌情報を得ると早速、相模大野の友達を誘った。
舞台の二人は年齢はちょいと開きがあるけど、姿もすっきり絵になるイイ男!日頃からエンターテイナーとして金をとり舞台に立つ人間は、姿かたちも精一杯整えて観客の目にも応えてこそプロじゃんか、と思ってる。で玉三郎さん、郷ひろみさん、夏木マリさん、草笛光子さんなどがいい。
プログラムは前半はオペラや歌曲、日本のこの道や箱根八里、を。そして今まさに必要な、タイムリーな武満徹さんの「死んだ男の残したものは」
菅野よう子さんの「花は咲く」をしっとりと。ウクライナに東北に思いを馳せ涙をぬぐう人の姿も見られた・・・。
二部は主にアンダルシアの曲。ギターといえば定番のアルハンブラの思い出も。最後の3曲は「ボラーレ」、続いてまさかの出会いもん、私が大好きな「アマポーラ」が流れたときはわあ~あ~っと胸が熱くなったよ!まったく歌ってくれるなんて期待してなかったもんね。世界中の歌手がこぞってカバーする美しい歌。全盛のジュリーが化粧して歌った名曲をジュリー最高!なんて思っててさ。だけど日本だけじゃなくミラノやウイーンで学び日本のオペラ界をリードしてきたテノール歌手の歌うアマポーラは格が違う。当然、鉄板に決まってらーなうっとりと聞きほれ惚れ。最後は憧れの「グラナダ」❣力強く、つややかに歌い上げた!ハンパにないグルーブ感、会場に彼のオーラが隅から隅にと溢れ、会場を後にしても興奮冷めやらず、珠玉のライブでした❣❣

7月28日 映画 オードリー・ヘプバーン
鵠沼海岸「シネコヤ」は会員登録しているので月に2回はお邪魔する。
古い写真館を改修したわずか16人収容と小さい。予約が基本、新作旧作、世界中の映画を上映、美味しいパンもあり映画を見る人のための飲み物もある。ここをさら魅力的にしているのは、写真館時代の小道具だった美しいステンドグラスのランプと古い椅子がかもしだすレトロな雰囲気。そして貴重な各ジャンルの本との出会いがあること。素敵な時間がもてるんじゃよ。
オードリー・ヘプバーンは「ローマの休日」で一躍スターになった。数々の賞に輝くけど子供の頃、家を捨てた父を持つゆえ常に愛を信じられず、愛を求め苦しむ。妖精のように可愛いくスレンダーな姿はファションアイコンの面も。映画「麗しのサブリナ」からサブリナパンツが生まれオババン女子が若かりし頃ははいたもんですよ。髪型も流行ったよ。前髪おろしたショートカット!ペップバーンカットね。幼い時にかかえた寂しさから子育ては一番大事、いつも子供と一緒にいたいと子供が生まれるとスパっと仕事を辞めてしまう。
古い映像や近親者、息子さんのインタビュアーなどから構成されたドキュメンタリー映画。愛を求め続ける人は旦那さんも変えているよ。けど最後なまでユニセフ国際親善大使としての活動。愛を求め続けた人が、愛に恵まれない子供たちに惜しみなく愛を注いだ。年齢を重ねても少女のような雰囲気を漂わせ、しなやかに生きたオードリー。
「ローマの休日」は大好きな映画。映画館のほかビデオ、テレビ映画に登場するたびに漏らさず観てきた。切ないおとぎ話のようなストーリー。彼女の可愛い笑顔に何度も出会える素敵なイチ押しの映画だね。
★小澤真智子さんは20余年を過ごしたNYからパリに移住。
新しい音楽仲間との共演でさらにエモーショナルな演奏が期待されます。
待ってまーす、真智子さん❣






出番がやっときた、小澤さんのライブの黒のコーディネートに合わせたケニアのグリーンのネックレス









ドトールで食べた桃のブラマンジェ






シネコヤのチケット売り場


シネコヤで飲んだ、期間限定のクリームソーダ


くたびれた、夕方の向日葵