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日々彩々

暮らしの雑感。写真もあり

すてき快適!複合超ミニシアターが2年目に・・・

2018-05-30 00:12:49 | エッセイ

8年前のこと、かつて数軒の映画館があった自分の街に一軒もなくなり、映画を学んだ若い女子が動いた。古い小さなシャタ―横丁の2階で映画好きを集め、月一で名画の上映を始める。

私は何人かの仲間で持ち寄った袋菓子を食べながら、まだ見たこともない名画の数々を愉しんだ・・・。なにせ古い建物だ。ある冬に火事でアッと言う間に横丁は消えた。

ほっそり長身すっぴんの彼女は、大きな声を出したことなどない
だろう物静かな女子。ほんに人は見かけによりません。(笑)火傷しそうな熱い血の持ち主なんじゃよ!
目の付け所もドンピシャだね。鵠沼海岸の廃業した写真館にを選びクラウディングハンディングやなにかで資金を集め開館にこぎつける。さて中身がユニークですよ。おそらく日本中どこにもないんじゃないかな?その名は「シネコヤ」
ただのミニミニシアターではなくパン工房もある。特製の美味しいパン、キッシュがあり最近はランチも始めた。そのカフェコーナーが入口そばにある。
その奥の部屋や2階のスクリーンの周りにはずらりと映画、音楽、内外の画集などが。寄付された歴史遺産的な映画雑誌・キネマ旬報の全冊や。古い映画のパンフレットもある・・・。
好きな一冊をコーヒ―を飲みながらゆっくり目をとおす極上の時間も楽しめる。写真館の名残はいろんな椅子やテーブルにある。開館のために集めたステンドグラスのランプシェードの電気スタンドがあちこちも置かれ、なんともレトロな美しさを漂わせている。
上映中もその灯りは消えない。足元も安全だし、ちっとも邪魔にならない。優しい灯りに包まれてながらスクリーンのお話にのめり込んでしまう、そんな感じですよ。
たった16席。カウチや安楽椅子?猫足のもの、ひじ掛けあり無し、皮張、緞通張りなど座り心地もその時々でチョ椅子(笑)したり。おもてなし感いっぱいでーす。
一度はどうぞ、のオススメどころ。






外のポスター


店内にあるカフェ


読書コーナー


入り口から続くパン売り場