ぶちぶちとコロナの文句言っててもどもならん。心が喜ぶことなんか見つけないとなあ。コロナ禍の巣ごもりのなか、テレビ映画を観るのが楽しみ。
往年の名画、追憶、ドクトル・ジバコに恋の切なさを思い出す・・・。新聞のテレビ番組で「飢餓海峡」を見つけた。若いもんは石川さゆりさんの代表曲だと聞き流す。けど昭和ド真ん中生きたオババン女子は知っている。忘れられない名画が題材だ。監督は巨匠、内田吐夢。東北北海道の荒れ狂う海、恐山、東京の戦後の猥雑な市井,舞鶴などのを背景に追われる男、出会う女、老刑事を軸にドラマは展開する。伴淳三郎、三國連太郎、左幸子、健さん・・・。みんな今は亡い名優だ。洋画ファンの私。封切当時はパス。のちにテレビ映画で観た。以前はスリリングな話に引き込まれはしたがジックリ観てはいなかったんだ。ところがまいったのは高倉健さんの若い日のイイ男っぷりだあ。健さんといえば有名な鉄道員、動乱,海峡、任侠ものなど男盛りの作品でみる姿しか思い浮かばないよ.で映画の後半で登場する若い刑事姿の美しさったらハンパない。イイ男とか軽々しくはいえないよ。今時の若いもんはきゃしゃだよね。三浦春馬さんは当節きっての美しい男だった、やさしさに溢れていた・・・。けど健さんはガタイがいい。役柄もあるけどキリリ,凛としてる。甘さがない。映画の話のつもりはなかったのに若い日の健さんにたっぷり魅せられました。やられました。
ご法度を守ってるので一人ランチ。一年ぶりで蕎麦粉食堂バックウイートへ。恐る恐る行ってみた。江ノ電が見える2階にある。これもご馳走だよ。少々顔見知りなんでコロナ禍になってもしや、と…気になり足が遠くなってた…。だけどネット予約の若いカップルをはじめお客さんは絶えない。調理人はオーナ―だけ。あきらかに人手不足。なので断ってた・・・。がっかりして帰る友達同士が目立ってた。千円ちょいランチはガレットとパスタ2コース。季節の野菜のポタージュ、手焼きのフォカチャ、そして深い器にたっぷり盛られたオリジナル・ドレッシイングのサラダ、コーヒーはちょっと濃いローマの粉。代官山にも同じ粉をつかって店があると。オススメのチーズケーキも美味しい。十年目を迎えると聞く。よかったね、おめでとう。
これもお久しぶりのヨーカドー。気になってた「マスクの森」へ。おうちでマスク、暖かマスク、お友達にマスクを・・・などのキャッチコピ―の下にいろんなマスクがずらり並ぶ。平日の昼間で誰もいない。もうマスク運動も珍しくない。みんな数枚持ってるし最近はやっぱりポイ捨てのが一番といわれだした…。マスク不足からマスク過剰へ。世は移り変わった。
バスを待つ時間があった。でスパーに入ろうとして入り口の花売場で足が止まる。ピンクベージュのまあるい花弁の薔薇が5本、150円。安い。ょっとくたびれているけど2束をそっくり買う。出かける矢先なんで預かってもらう。お気に入りのブルーの波形の縁取りのある手作りの金魚鉢に入れた。スケッチし写真も撮る。久々にキャンバスに向かおう。。大人の顔した薔薇、、、。.ふんわり優しい甘い姿を止めたい。たった一度の出会いなんだからね。


入り口正面には暖炉風の電気ストーブ




一目惚れした薔薇