「栗原はるみ」、創刊された雑誌の表紙だよ。こんな表紙の雑誌なんて
見たことない。本はあるのかな?発売前に「寂しくて 楽しくて」と題したテレビ番組があった。二年前に15歳年長のご主人を亡くしたはるみさん。涙を浮かべ彼との出会いから最後を自宅でみとった日々を語った・・・。まだまだ寂しいけれど新しくライフスタイルを紹介する雑誌の発刊準備が楽しいという内容だった。
栗原はるみさんに仕事で会う仲間と同行したことがある。柔らかな表情と優しい語り口のチャーミングな人。すっかりファンになったよ。
ご主人が亡くなった後に出てきた手紙に、(最初に出会った君は本当に可愛かった、今も可愛いよ・・・)と書かれていたという・・・。
立派なシニアのはるみさんは年齢を感じさせない人。確かにいつまでたってもか・わ・ゆ・い よね。
はるみさんと同じ料理研究家の小林カツ代さん。はるみさんよりずっと
年長だけど2005年クモ膜下出血で再起不能のまま2014年に亡くなった。息子のケンタロウさんも人気の料理研究家だったけど2012年にバイク事故で車椅子生活に。カツ代さんにも一度だけ会っている。
まだ駆け出しの人だった。当時、市の駅前に西武デパートのイベントに招かれていた。大昔で内容は覚えていないけど小柄で楚々とした印象の人だった・・・。そのころ、文化出版から「すてきなお母さん」という雑誌が出ていた。付録の(らくらくクッキング)はいまも手元に。彼女がブレークしたきっかけは、90年代のテレビ番組「料理の鉄人」でのテーマ料理・じゃがいも対決。陳建一さんとの勝負でフライパンで煮た肉じゃがに軍配が上がってから。いまもカツ代さんの威力はすごい!(株)小林カツ代クッキングスタジオがあるのじゃ。残した料理本の数々は版を重ね、スタッフも活動中とのこと。ケンタロウさんのこともあるし喜ばしいではありませぬか。
カツ代さんが亡くなった2014年には有名な料理人が亡くなっているのだよ。忘れちゃいかんよ。「炎の料理人」と呼ばれた周富徳さん!チャーミングな人柄でテレビの視聴者を沸かせた横浜中華のお人じゃん!
節約料理として作るレタス炒飯が彼の有名レシピとはまったく知らなかったよ、エビマヨもね。調べて知ったのでありますよ。
彼亡き後もその名をつけた店が東京・青山あたりや要所要所にあるようだね。周さんと呼んじゃうけど彼の本も手元にある。五人兄弟の次男でその下の富輝さんの店が横浜・馬車道にある。近くに住んでいた時期もある身。あのあたりは様変わりしたようなんでご無沙汰の生香園に行ってみよう。富輝さんに書いてもらった色紙はガスコンロの上で油ですっかり汚れちまった。柄に彼の名前が入った中華鍋は健在なり!なんたって炒め物は中華鍋に限るぞよ。

並べ方もスゴイ!栗原はるみさんの本!

重宝している、手持ちのはるみさんの本

手垢にまみれた小林カツ代さんの付録本と、周富徳さんの料理本

周富輝さんの色紙と中華鍋

近所の農家さんから買ったトマトと、おまけのチンゲン菜

誕生日祝いに届いた花のアレンジメント
中華はサッサと作れるレシピが多くボリューム感も必要な家庭料理にピッタリですね。最近、もっと美味しく作ろうと紹興酒を買いました。あくまでも少量使うこと。一味違ますよ。
考えたら中華街にも丸4年くらい行っていませんねえ。
コロナ禍の中、外食もデリバリーも利用せず手料理のみです。毎日3食ですし、また現役時代より食も細くなっているので、サッパリ系が主流。たまに視るTVや料理本の中でも〝手早く〟は大事なポイントです。
過去に何度も、5月の連休帰省で母から貰って来ては夏休みの間にダメにしてしまった糠漬けですが、約1年前に自力でスタート、1年経って母の味に近付きました。糠漬けは担当する人の手にある常在菌でみんな味が違うそうです。コロナ禍の副産物です。