散歩の時間

東武東上線をたどりながら池袋から秩父湖まで散歩をします。その様子をスライドショーでご紹介します。

新駅ができると その1

2007-07-13 12:10:55 | 鉄道沿線から世の中を見る
新駅を2つ見てきたので分ったことなど。

ふじみ野駅は10数年前にできた新駅です。

上福岡という、川越よりは小さいけど古い中くらいの大きさの町の、ひとつ前に作られました。

ここは東京に近いのでマンションをたくさん造って、東京に通う通勤客を呼んだのだと思います。

できた時期もバブルのころなので、人が郊外に出ていた時期にあたります。

住宅の需要があったのだと思う。

値段も高かったのではないでしょうか。

ここにはマンションの他に、駅の近くに中堅スーパーが一つと、少し離れた所にモールがあります。

このモール、できたばかりのころは畑の中にポツンとありました。あの頃は「えー」と、思いましたが、それでよかったんですね。

中堅スーパーと言えば、東武東上線に欠かせないのは東武ストアーです。

駅のすぐ近くにあります。

昔はほとんどの駅にあったのかもしれませんが、今は半分くらいの駅にしかありません。

発展して大きくなった町には、イトーヨーカドーとかがあります。

東武ストアーがある駅は、あまり発展しなかった駅です。

東武グループは、スーパーの競争には参入しなかったようです。

地道に地元の人に便宜を図っているようで、好感が持てます。


ふじみ野ができて、人が増えましたが、その人たちはどこで買い物をしているのでしょうか?

みんな車で川越街道沿いにある大きなショッピングセンターに出かけるようです。

どうしてそんなことを気にするかといえば、隣の上福岡の駅の近くの商店街は、駅のすぐ近くはそうでもないようですが、少し離れたところの商店は壊滅的でした。

少なくとも上福岡は発展していません。

上福岡には昔から団地がありましたが、そういうところの人達の中には、ふじみ野に移った人もいたと思う。

もしかしたら、アパートとかも打撃をうけているかも。

上福岡に住んでいた若い人達は、ふじみ野のきれいなマンションに移ったのではと思うのです。

そういうわけで、新駅ができると隣の駅が寂れるらしいということがわかりました。

これは、鉄道会社も誤算だったのではと思います。

上福岡も発展するはず、という予定だったと思うのです。

予定は外れました。人々は車でショッピングセンターに行く時代が始まったのです。

ふじみ野は、買い物は車で行くけど、会社へは電車で行くという人たちが住んでいるところだと思います。

電車を利用する人をたくさん誘致できて、まずは新駅プロジェクトは成功したのではないでしょうか。


次は、もう一つの新駅”つきの輪”です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。