2006-2015 ひねくれた日常

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地球の危機

2007年08月29日 | 地球のこと
地球温暖化は3つの危機の中で、言われ始めたのが一番遅かったように思います。でも、対策は一番はじめに行われようとしています。

そんなに差し迫ってしまったのでしょうか?



人口爆発は、ずいぶん昔から言われていました。

中国が、人口抑制のために”一人っ子政策”というのをやって、民主的な国からはいろんなことを言われていました。

共産主義の国には人権はないので、住んでいる人たちには気分の悪い時もあるかもしれませんが、国のため、地球のためにはすぐに効果が出る対策がとれます。

何が大事か?

国の指導者が考えることは、民主主義と共産主義では違うのです。

中国は“一人っ子政策”を地球のためにやったのではなくて、国のためにやったのですね。

中国は国のために、今は、経済発展に力を入れていますが、地球のためには悪いかもしれません。

人口爆発の危機については、30年以上前に(地球の人口が30億だったころ)デスモンド・モリスという人が「裸のサル」という本の中で警告しています。

「裸のサル」という本は、人間がどんな動物なのかを、動物行動学という学問で研究して、分りやすく皮肉と、冗談で読みやすくして本にまとめたものです。

動物行動学という学問は近年、竹内久美子さんがもろもろの本で一般庶民に普及させて、一般的な教養の一部になりました。

「裸のサル」は竹内さんの師匠の日高先生という人が訳したものです。

竹内さんのおかげで、日高先生を知って、最近読んだんです。

モリスは先見の明がありすぎて、モリスが訴えてからの30年の間は、人類は滅亡どころか、どの国も経済発展に忙しかったのです。

人口はその間に63億にまで増えましたが、そのほとんどは食べられない国の貧しい人たちなので、何の問題もないようでした。




資源の枯渇という問題もありました。

石油危機は何度もありました。

現在も資源をめぐって激しく奪い合いをしています。



そんなこんなで、やってきてみたら、地球温暖化が一番の差し迫った危機だったことが分ったんですね。きっと。

気候が急に変わることが一番恐ろしかったんです。

極端な話が、その土地に住めなくなるかもしれないのですから。

その土地で作物が取れなくなるかもしれないし。

海に魚がいなくなるかもしれない。

そういうわけで、地球温暖化の対策が始まるみたいです。



そんなことが分ったって何にもならないんですけど。

できることはやろうと思ってます。

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