2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

循環している

2007年11月27日 | 地球のこと
水やマントルが循環しているというのは昔に習いましたが、「ああ、そう。」くらいのものでした。

学校で習うことは、脳に記憶されるけど、だからどうなるかとか、他のことにどう関連するとかは、当時の私の頭は、別のこととして処理していたと思うのです。

それが最近、地球温暖化が言われ始めて、二酸化炭素の循環のメカニズムが海水の循環と関係あるというのをテレビで見ました。

地下にある石油を掘りだして燃やすから空気中の二酸化炭素が増えるというのは分りやすいですが、先がありました。

石油はどうしてできたのか? 

昔習ったのは、恐竜などが死んで地下に埋まったものが石油になったというものでした。

ということは、恐竜の時代は石油はまだなかったのか?

だとすると、気温は高くて空気中の二酸化炭素は多かったのではないか?

ということになります。

一応理屈に合ってる。

私は恐竜が絶滅した時に石油はできたものだと思っていました。

だから、今までに地球上で一回だけ造られたもので、使ってしまったらおしまいなのだと。

でも少し違うらしいです。

温暖化して地球の気温が上がると、南極や、北極の氷が溶けて水温が上がり、海水の循環が弱まるのだそうです。

海水は南極北極の冷たい水が重いので海の底に沈んで地球上の海の水の循環を造っているのだそうです。

そうか、海水も循環していたのか!

海流は海の表面を移動している感じだったけど、上から下の縦の循環もあったわけです。

海流も循環の一部だから海流だったのですが、海流は地理の知識の仲間だったので、今までは循環とは別の記憶領域にありました。

それが、今回海の循環が一緒になって分ったことは、温暖化して気温が上がると南極北極の海水温が上がり冷たい水が海の底に沈まなくなり、世界中の海水の循環が止まってしまうということでした。

海水の循環が止まるとどうなるかというと、海の中の栄養の循環も止まり、酸素の循環も止まり、海の生物はほとんど死んでしまうらしいです。

それはすごい量で海底に沈んで溜まるのだそうです。

生物の死体がすごい量、沈んで溜まるといえばアレです。

「石油」

おー、石油もまた造られるのか。

石油を造るところからやり直しです。

壮大な二酸化炭素の循環に感心したのですが、サイクルが大きすぎて人間の出る幕はなしのようです。




ところで、環境の循環を扱ったアニメがあります。

宮崎アニメの「風の谷のナウシカ」。

映画では腐海のなぞには深く触れていませんが、原作の漫画を読むとだんだん謎が明かされていきます。

人間に害のあるものと思われていた腐海が実は人間が汚した環境を浄化していたという秘密を織り込んでいます。

他にも、たくさんの秘密が隠されていて、だんだん分っていきます。

何というか、一般に人間というのは、差し迫ってどうにもならなくなってから極端な対策をとりがちだと思うのです。

なのに、宮崎アニメって強いメッセージを発してはいるけどやんわりと感じられて、上品というか、すごいです。

そうでないと、たくさんの人が気持よく共感することはできないんですね。きっと。

みんなが共感できるように上手にメッセージを流して地球温暖化も対策を進めていくんですかね。

ナウシカさんにイメージキャラクターになってもらって省エネとか呼びかけてもらったらどうでしょうね。

ペットボトルを捨てた人の後ろに現われてペットボトルをそっと拾って悲しそうに見送るとか。

それとも、綾波さんのほうがいいでしょうか?

「私も省エネしているのよ。」

なんて、あの殺風景な部屋で。

だめですね。





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