2006-2015 ひねくれた日常

資本主義の欲望にまみれた日常生活はとても楽しい。いつまで楽しく暮らせるのだろう?いつまでも楽しく暮らすために考えよう。

共産主義と民主主義

2010年10月16日 | 民主主義の行くところ
普通、庶民の私たちはできるだけ問題を起こさないように、面倒はまっぴらだ、と思って気を付けて暮らしているわけなのだ。

ところが国どうしというのは、仲良くしたいのだけど負けるわけにはいかないという、そういう状態で常にせめぎ合っているようなのだ。

時には、「我が国は強いのだよ。」と、わざわざ言いに来たり、変なアピールをして面倒くさいことをするのだ。

中国がいままで日本に変なことを言って来なかったのは、日本より負けていると思っていたからなのだと思う。

中国はなんとか早く発展して世界で認められる国になろうと頑張って、とうとう他の国に「私は強い」と言えるまでになったのだった。

中国は自信をつけた。

中国は共産主義で資本主義という体制でこれからもいくらしい。


それで話は変わるのだけど、世界の大勢は民主主義が正しいのだから中国も早く民主化するべきだ、みたいな感じだと思う。

中国で投獄されている民主主義活動家がノーベル賞平和賞を受賞した件でも、世界の声は早く民主化しなさいだ。

共産主義は人権が認められていないから人道的でないとか、そんな理由らしい。

対立するところにはたいがい「善」と「悪」という名前がついて、お互い自分が「善」だと主張する。

民主主義の国は自分を「善」だと思っているらしい。

だけど、思うのだけど、中国が民主化して13億人の人が人権を主張したらどういうことになるだろう?

例えば、日本では義務教育を無償で受けていて、そのうえに子ども手当も貰って、困っている家庭は就学援助も受けている。

働けない人は生活保護も受けられる。

他にも、あれやこれや、国が国民に施してくれることはたくさんある。

それは素晴らしいことだけど、お金がかかることでもあって、お金がなかったら民主主義は続けられるのか?という疑問もある。

中国が民主化するといずれは国民は人権を主張し始めて、少し前から民主主義をやっている国と同じことになるだろう。

中国には、民主化するとどうなるのか、もう分かっているのだ。

その、分かっている内容はあまり好ましいものでないのかもしれない。

ちょうど資本主義が行き詰ってきて、資本主義の国々がもうめざましい発展が望めなくなって、そんな時期に中国はまだ発展の余地を残している。

好きなように道を選べるのは中国の方なのだ。




民主主義はどうなっていくんだろう?

お金がたくさんあればみんなハッピーなのだけど、お金がなくなったときはどうなるのか?

貧乏でも民主主義は可能だと思うけど、国民が納得するのかどうか?

言論の自由や、人権はお金とは直接関係はないと思うわけだから。

今後は貧乏な民主主義というのを考えてみたいと思う。

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