素人屋雑貨店

何をやっても素人なわたしの雑記帳

「たとえ病むとも」  重兼 芳子 著

2009-11-07 20:53:07 | 


「しばらく検査を兼ねて入院します。病室では暇なので書きたいと思いますが、検査がハードならばぐったりしちゃってそれもできないかもしれません」
…母はその五日後に入院をし、そのまま還らぬ人となった。(長女 重兼裕子「あとがきにかえて」より)

芥川賞作家 重兼 芳子さんは、ホスピスの草分けと言える、聖ヨハネ会桜町ホスピスの建設のために力を注いだ一人でもありました。
「たとえ病むとも」は、重兼さんが、ガンの告知を受けてから亡くなるまでの手記です。
命の使い方について考えさせられます。(岩波書店)