シロタビの、B級旅行イバラ道

「るるぶ」片手に定番記念写真を撮るだけが旅行なのだろうか? 観光名所のその陰で、ひっそりと怪しい光が待っている・・・

海の奥底で、君の心は融かされるだろう・・・~蒲郡ファンタジー館(中編)

2009年01月06日 17時23分20秒 | B級スポット愛知
愛知県随一の珍スポット「蒲郡ファンタジー館」。
前半の海底散歩を終えると、なにやら怪しげな浦島太郎の唄と共に、貝殻で出来た竜宮城の門が現れる。
それを潜ったその先に飛び込んできた光景は、筆者にとっては、いまだにB級スポット歴代NO1の衝撃として心に刻まれている。


これがその光景。 実に500万個もの貝殻を使って作られた竜宮城ジオラマである。


ご覧のように、空中を舞い踊るタイやヒラメも、すべて貝殻を貼り付けてできている。 気の遠くなる労力だ。
貝殻を使ってないのは、乙姫様を始めとするマネキン達ぐらいのものだ。


しかし、僕にとってある意味異様に映ったのが、そのマネキン人形達なのだ。
もともとB級スポットには、この手の等身大マネキンは必須アイテムである。
地方の民族資料館なんかに行くと、マネキン達が昔の生活や風俗を再現したりしていて、意外と面白かったりする。
しかしその手の人形は、あくまで「人形」であり、やはり作り物的な無機質な感じが離れていても伝わってくる。
デパートのマネキンと同じ感覚だ。
しかしファンタジー館の乙姫様と女官達は、妙にリアリティのある造りで、鼓動や体温が伝わってくるようだ。


この蒲郡の竜宮城に住む美女達を、ちゃんと紹介したブログは無いようなので、ここでしっかりと掲載しておこう。
まずは一番左側にいる女官から。
いわゆるファッションモデル風味のマネキン的無機質美女ではなく、リアル感というか人間臭さのある、「隣のクラスの気になるコ」的な造りである。(意味不明)
とりあえず僕はあまりの衝撃の大きさに、彼女達を撮影するために、50mmの単焦点レンズを取り出してしまったぐらいである。


中央で乙姫様と浦島太郎と一緒に回転する女官。
動いているので、通常フラッシュを焚かなければ被写体ブレするところなのだが、単焦点開放とISO1600のコンボでしっかりと止まった。 さすが一眼レフだ。
この娘は最も幼い感じのつくりだ。
個人的には一番ツボにはまっており、普通に街を歩いている可愛い子という感じ。


実は一番マネキンぽいというか、人形臭さがあったのが主役の乙姫様。 というか性格キツそう・・・・。 どう考えても、浦島太郎は尻に敷かれる運命から逃れられないという感じであるが・・・。
おとぎ話の乙姫様は、こんなイメージであっただろうか?


一番右側の女官。 あごのラインが丸く、実に妖艶な美女である。
名著「珍日本紀行」の都築氏も書いていたが、この生々しいこだわりぶりは、作者の好みというか、萌えの魂を入れ込んで造っているとしか思えないのである。
う~ん、この施設のプロデューサは一体どんな人物だったのか・・・
(後編に続く)

2007年12月15日訪問



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