シロタビの、B級旅行イバラ道

「るるぶ」片手に定番記念写真を撮るだけが旅行なのだろうか? 観光名所のその陰で、ひっそりと怪しい光が待っている・・・

浅野祥雲氏の隠れた名作・・・・~尾張旭愛宕弘法大師

2011年05月29日 22時14分34秒 | B級スポット愛知
また更新をさぼっておりまして、まだ2008年から脱出できていませんが・・・
えー、今回は小ネタということで、我が家の近く尾張旭市にある、
「尾張旭愛宕弘法大師」の訪問記であります。


名鉄尾張旭駅の北側、森林公園入口の小高い丘に弘法大師を発見。
しかしなんというか、江戸以前の作品ではないであろうと予感させるペインティングと脱力感のある(悪く言えば、全然威厳のない)お顔に何かを感じるところ・・・・

そう、これば東海地方のB級塑像家としてあまりにも有名になってしまった、浅野祥雲氏の隠れた名作なのだ・・・。


脇に鎮座する不動明王を見れば、浅野氏の作品であることは間違いない。
後ろの炎をなんとかコンクリで再現しようという努力が泣かせる。


これば別角度。 まあ、浅野氏のファンでなければ何の暇潰しにもならない所ですが、地元の人達には大切にされているようです。

2008年7月27日訪問

公共設備もいい味を出す蒲郡ってステキ・・・~竹島水族館

2010年11月08日 23時09分54秒 | B級スポット愛知
このブログでは取り上げてないものの、延命山大秘殿にガン封じ寺、へんな巨大弘法様に廃墟ホテルに廃墟商店街・・・・・と、その筋の方々が憧れてやまない蒲郡。
ラグーナ以外はすべてB級臭の漂う街であるが、今回は息子のリクエストで、真面目に水族館にやってきた。

その名も「竹島水族館」。蒲郡市営であるが、昭和30年代から営業しているそうである。
ちなみに右に見えるヨットは「エリカ号」といい、長江裕明氏という冒険家がヨット世界一周に使用したものらしい。
出港が蒲郡港だったということで、ここに飾ってあるのだそうだ。
その長江氏、何と去年、志半ばで亡くなっているそうである。 合掌・・・・。


竹島水族館自体はかなり小規模ではあるものの、お目当てのアシカのショーでは息子も満足の様子。
むしろ僕が気になったのが、水族館となりのドライブイン施設。


一応竹島パルクという名前らしいが、廃っぽいゲーセンからしていい感じである。
もちろん最新ゲームは無い。
それ以外には、一応タコヤキとか売っていて、竹島観光の客でそれなりに売れてはいるようである。


そして外にはファンタジー館の看板が。 そういえばファンタジー館と竹島水族館は、2館共通割引券を発売しているのだった。

2008年6月14日訪問

「元祖パラダイス」もあといくばくか・・・・~淡路島ナゾのパラダイス

2010年10月31日 01時10分36秒 | B級スポット関西
2008年のゴ-ルデンウィーク、家族(両親含む)で淡路島に旅行に行く事になったのだが、当然我々はメインの観光スポット以外に何があるか調査することは忘れない。
そしたらしっかり見つかった。ホテルから車で30分以内で行けるだろう距離に。
その名も「立川水仙郷」。
よくよく調べてみれば、そこに併設されるキャンプ場や民族資料館・秘宝館等が「ナゾのパラダイス」と銘打ってなんと怪しげな雰囲気を醸し出していることか。

そして何と言っても、あの「探偵ナイトスクープ」の「パラダイスシリーズ」で紹介された最初の物件であるということも知った。 当然「パラダイス=B級スポット」のルーツでもあるだろうから、これは行くしかないわけである。


海沿いから離れて山道を走ること数十分、途中で民族資料館の廃墟など香ばしい物件を流しつつ、辿り着いたは立川水仙郷・・・・・って、水仙のシーズンオフなのに(水仙が咲いてない時期は本当に廃墟級である)いきなりオバチャンに500円を徴収されてしまった。
さすがに侮れない。
駐車場から少し歩くとこのような物件が。 まさしく例の秘宝館である。
秘宝館自体は、オーナーの手作り感が強く、例えば伊勢の秘宝館などと比べると全然カネもかかっていない。
質素なうえに、他のサイトでも紹介されているので内部事情はそっちを参考して下欲しい・・・・というより、一応撮影禁止なのでそれを守っただけなのだが。


外には、有名な廃アーチェリー場や幽霊の出そうなコテージなどあって必見なのだが、少し坂を上がったところにこのような石碑が。
もともと、水仙の時期以外にも観光に来て欲しいということでいろいろ作ったようなのだが、その甲斐あって「ナイトスクープ」で放送されたのは相当の自慢らしい。
このような石碑が3つぐらい並んでいる。


しかし・・・・経年変化なのか、コストをケチったからなのか、それとも悪質なイタズラか・・・・。
こんな状態になってしまっているのもあるが、さらに廃墟な味を増して魅力的に映ってしまうのはなぜだろうw

とりあえず、ほとんどの施設は本当に死に体という感じになっており、
秘宝館の中にいたオーナーさんがお元気なうちが賞味期限な施設である事は、間違いないだろう・・・・

2008年4月27日訪問

東濃の地で「石」を学ぶ・・・・~中津川夫婦岩と博石館

2010年10月14日 22時40分44秒 | B級スポット岐阜
しばらく他のサイトの更新等で忙しく、なかなか時間が取れませんでしたが、とりあえずブログ再開いたします。
2008年8月まで時間軸は進んでおりまして、早く追いつかないといけませんね・・・・


 岐阜県は東濃地方、旧蛭川村(現恵那市)地域は、日本有数の花崗岩(御影石)の産地だそうである。
というわけで、当然石をフューチャーした施設が出来るのが自然の理であるのだが、この「博石館]、意外と親子で楽しめる面白スポットとなっている。
道理で調べてみたら、ここは地元の民間石材屋が運営しているそうである。
こういうのを自治体がやると、ものすごく寂れた香ばしいスポットになるのだが、流石民間企業だけあって、定期的に施設を充実させているようで、中はなかなかの賑わいだった。


800円という手頃な入場料で中に入ると、とりあえずこんな感じ。
後ろの建物は、まさに石の博物館というやつで、宝石の原石や広島で被爆した石なども展示してある。


もちろん顔ハメもあります。 これは定番。


いわゆるブラックライトを使ったファンタジーな空間もあり・・・・・ん?
蒲郡ファンタジー館もこんな展示があったような・・・・。


博石館のメインがこれ。 地元の石を使って造ったピラミッド。
クフ王のピラミッドの1/10のミニチュアだそうであるが・・・・・
中は立体迷路ゲームができるほどの大きさ。これの10倍とは、本物の凄さが偲ばれる。


その立体迷路をクリアすると、このようなところで記念撮影ができます。


ピラミッドを抜けて上に行くと、さらに広大な芝生広場に大理石で出来た野外音楽堂が。
なんとここでは、随時結婚式を受け付けているそうである。
その名も『博石館ウェディング』。 一応教会もあるとか・・・・。
なんかお菓子の城も似たような事やってたが、一般観光客に見られながらの結婚式はいかが・・・?


その後レストラン等を抜けると今度は森の中。 小路の脇にいろいろな建物があり、
何かと思えば楽器のコーナーだったりする。 しかも石とは関係ないものもアリ。


その後、ウンコを触って運が付くとか訳の分からないパビリオンを抜け、最後に
「河童連邦共和国・恵那河童村」とかいう池に到着。 もうこの辺までいくとこの施設を作った石屋の社長の趣味らしい。
そういえば社長の歴史のようなコーナーもあって、その辺のいきさつも書いてあったような。

最後に博石館ビールを買って終了。
後半にいくにつれB級的ゴチャ混ぜ感が出てきたのであるが、他にも宝石捜しゲームとか子供の喜びそうなアトラクションも多く、寂れ感もなく家族で楽しめる施設であるといえよう。

その後時間が余ったので、「石」繋がりで中津川市の夫婦岩を見に行った。


チープな公園にこのようなものが・・・・とりあえず筆者のモノよりは立派か。


こっちは陰石。 まあ説明は不要でしょう。
公園の敷地内には、中津川科学館(だったかな?)もあったので、ヒマな親子はそちらもどうぞ。

2008年8月24日訪問

茨城の旅・後編・・・~筑波山ガマ洞窟と牛久大仏

2010年02月20日 23時35分12秒 | B級スポット関東
さて、いよいよ筑波山探索のメインたる「ガマ洞窟」にチャレンジする時が来た。
筑波山ロープウェイの駐車場に着くと、昭和の匂い満点のレストハウスが見えてくる。
ちなみに、ここ以外のレストハウスは、みんな綺麗な平成テイストのレストランであった・・・


一応レストハウスの正式名称は、「筑波ニュー三井谷」ということらしい。
外見の味だけなら、蒲郡ファンタジー館と双璧である。


とりあえず2階の食堂で腹ごしらえ。 ちなみに真夏に行ったのだが、冷房は無く窓が開いてただけ。 
アチ~~。


食堂に入らずにテラスを登って行くとこのような看板が・・・・
3階子供遊園地、4階展望台とな・・・・

「ボクはガマです」とかいう手書きの板も気になる・・・


これがその子供遊園地であるが・・・・すべての乗り物や遊具がすべて故障中!
これはすごい状態である。
ちなみに、4階の展望台のほうから遊園地まですべり台があるのだが、表面がサビでバリバリであった。
ケツがすり切れそうなすべり台である・・・


そしていよいよガマ洞窟へ・・・写真では料金50円に見えるが、のれんに隠れているだけで、バッチリ500円取られる。
しかも「洞窟」とか言っているけれど、実際にはレストハウスを一部使ったお化け屋敷である。
ほとんどJAROに訴えていいレベル。


そして500円払って中身がコレである・・・・ただし、フラッシュを焚いているから写真では救いようが無いほどチープに見えるが、実際は真っ暗なのでそこそこ怖い。


このマネキンが一応1番インパクトあり。
それにしても、これで500円取るというのは実にいい経験ができました(笑
ほかの家族も、「払い戻しできないかなぁ」とか言ってたし。
気持ちはわかる。


最後に巨大ガマガエルと記念撮影。 ニュー三井谷がこの姿のまま残ってくれる事を祈って、お賽銭を入れておきました。


その後、ゆう・もあ村の廃墟を見にいったものの何も残っておらず、本日最後の予定地、牛久大仏へと到着した。
なんとなくユートピア加賀の郷のジャンボ観音を彷彿とさせるが、向こうが73mに対して、こちらはなんと120mである。
あと、加賀の観音は大阪の成金が商売がらみ(節税?)で建てたようであるが、牛久大仏は浄土真宗東本願寺派という一応昔からの仏教の宗派によって建立されている。

ちなみに大仏様の表面は青銅製で、何十年もすると青緑色にいい感じに錆びてくるそうである。


仏頭のミニチュア写真。ほかにも大仏の親指や頭のパーマみたいなボツボツの実物大模型なんかが展示してあった。
親指だけで軽自動車くらいある・・・・


中に入ると、エレベーターで一気に上に昇って(大仏の胸のところまでしか行けないが、それでも相当高い。)そのあと階段で降りながらいろいろ見ていくという流れ。
なかはご覧のような金ピカ。 さすがバブル期の物件である。


これだけカネを掛けまくった施設なのに、なぜか顔ハメだけはチープだった。

この牛久大仏、やはり首都圏人口のなせる業なのかどうかしらないが、けっこう参拝客で混み合ってて、おみやげ物屋も活気があった。
B級スポットではあるが、ユートピア加賀の郷や越前大仏のような廃退的雰囲気は無かった。
やっぱ人口かなー・・・・

2008年8月14日訪問