★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

国家が何の為にあるのかという基本を政治家などに教えqうぇrちゅいおp@

2015-02-03 23:08:02 | 思想
https://twitter.com/riezo0608/status/562621461026721792


……上の件が本当かどうかは知らないが、外国にいる時に、自己責任も国家の保護もくそもあったもんじゃないのは、殆ど海外経験がないわたくしでも分かるぞ……。武力による人質救出なぞ、ランボー怒りの何とか、とか、特攻野郎Aチームとか……言うまでもなく「これはフィクションです」よ。実際は、ぼかぼか爆弾落としてるだけじゃねえか。何がピンポイント爆撃だよ、かっこつけてるんじゃないよ。アメリカ、フランス、イギリス……事情はそれぞれ違うのであろうが、みんな、植民地支配の味を忘れられなかったために中東において重大な政治的犯罪を犯したことのある国々ではないか。「テロリストに罪を償わせる」とか首相は言うが、そもそも有志連合だかが、自分の罪を償うために、逆ギレして自己利益追求に走っているのが分からないのであろうか。(冗談かつ好意的解釈)

政治の世界がテロだらけなのは昔から当たり前である。それに機械的に反応しテロリストを血祭りに挙げようとすればいいというものではないのが、政治の出発点ではなかろうか。その意味で「テロとの戦争」などというコンセプトが子供じみているのである。アメリカが勝った戦争と言えば、独立戦争、南北戦争と日本との戦争だと思う。いずれも相手を粉砕しなかったことによって勝利したのである。あとは全部負け戦ではないか。

だいたい、イスラム国にいざというときの為にスパイを送り込んでおくようなことができないようなレベルの国が、中東のパワーゲームでなんか役割を果たそうというのは、思い上がりも甚だしい。――というのは冗談だとしても、敵を単に敵と思っている人間に喧嘩ができるはずがない。

人道的支援だかなんか知らないが、暴力的なボスの後ろにちょろちょろと隠れながら、ボスの夕食を作ったりお茶出したりしているやつが、普通どんな風に思われるのか、いじめられっ子日本人のプライドにかけて知らないとは言わせないぜ。しかし、そいつがよくよく見てみたら過剰にいいやつで知恵もある状態になっていたというのが、世界宗教とか非暴力主義である(違うか……)。そんな世界の名だたる思想が、昔から、帝国の鬼子として生まれてきたことの意味を吟味せず、茶坊主がいちいち「家来の自覚を持ってがんばります」と声高に言えば、刀を持った武士だと間違われるのは当たり前だっ。

……という戯画が成立するのは、外務省並びに官邸がいい子でアホだったらの話だ。わたくしの知っている彼らの一部およびわたくしの人生経験よれば、この人たちはそこまでいい子でもアホでもない。たぶん、意図的に人質を殺害させたことが推測される。

……それはともかく、日本が築き上げてきた「誰にでも優しい茶坊主(もしかしたら、仏陀やキリスト、ガンジーやなにやらを越えてるのではなかろうか、主権国家ではない国がなぜこのようなイイやつを生み出したのであろうか。理由はよく分からんが、まあいいか、存在感はないし、いちいち気にせんでも……)」というイメージは崩れ去りつつある今日この頃である。

今日は、気分的にハイボールを……