定休日の昨日は、運転免許更新講習に出向いた。
長くゴールドだった免許は、数か月前に「一時停止義務違反」を犯したことで普通になってしまった。
受け取った新たな免許証の顔写真を見て、確実に5年分の年齢を重ねたことを実感。
このまま行くと、あと2回か3回更新したら自主返納か。
今64歳。
2回更新時で74歳。
ビミョーなところ。
ま、それはそん時考えよう。
帰宅後、昼酒をいただいて、早めの入浴、というところだが、その前に海水に浸かりたくなった。
海水の塩分が身体に良いのだと聞いた。
細かな理屈は解らない、てか、解る必要はない。
そういう細かいことに拘るから、癌になったりするんだ、というあらくたい感情を持っている。
下駄履きで垣生の海に向かう。
そこは、思い切り干潮の状態だった。
階段状の波消しブロックの際まで下駄ばきのまま降りてゆく。
だって、かき?ツボ?ようわからんが、そいつらがビッシリはびこってるので、とても裸足では歩けないのだから。
でも、その先は綺麗な砂地。
そして、見事な遠浅の地形。
そうか、渚のラインから直ぐの位置は急激に下がったけど、その奥はまだ遠浅の状態なんだ。
肩が浸かるくらいの場所まで歩いて行って、ゆっくり泳ぎ始める。
空の三分の二を占める濃淡のグラデーションが趣きのある雲の隙間から、傾いた太陽がその陽光を放つ。
梅雨の合間の、まだ勢いを持たないそれは、それでも海面に反射して、まるでダイヤモンドのように煌めく。
思わぬプレゼントに感謝しつつ、ゆっくりと泳ぐ。
サボった朝のウォーキングの代わりだ。
そこで思い出したこと。
まだ中学生で元気だった頃、同級生と遠泳をした時に、背中に汗が流れるのが判った。
勿論、遠泳中なのだから、背中は海中にある。
でも、判るんだね、汗が。
思えば、あれから50年。
あの時一緒に泳いだ友人の中の一人は数年前に癌で逝った。
そういう歳になったんだよな。
実は、昨日は海水パンツではなく、普通の下着で泳いだ。
そして、その上に脱いであったシャツやズボンをまた着こむと汚れるので、そのまま自宅まで歩いて帰った。
帰宅後、そのまま入浴すれば、無駄が無くて合理的でいいじゃんユーてな感じ。
それと、見ようによっては、海水パンツに見えなくもないと。
でも、薄々気づいている。
どう見たって、それは下着やろ。
下駄履きでパンツ一丁に庭仕事用のボロい麦わら帽子といったいでたちは、やっぱ、64歳のすることじゃない。
ど~~~も、こういうところがルーズに出来ておる。
そういや、親父もそんなとこがあった。
その血か。
ま、いっか。
勿論、何も持たずに出掛けたので、綺麗な景色の写真なんぞはない。
あの陽光の煌めきは私の脳内フォルダにのみ収めておけば良い。
な~~~んつって・・・
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