ネトフリに新着として上がった「ALWAYS 三丁目の夕日」の連作3本を続けざまに観た。
勿論、どれも過日、観たことがある。
ただ、第一作が2005年と、19年も前にリリースされたもの。
従って、記憶が途切れ途切れになっていたので、その繋がりが見えて、とても良かった。
時代背景は、東京タワーが建設中の昭和33年。
昭和31年生まれの私には、ほぼストライク。
少し先輩に当たる一平に感情移入しながら、その世界に嵌まり込む。
貧しく倹(つま)しい戦後から、右肩上がりの成長経済を背景に生き抜く人たちの群像物語。
どうしたって、自己のその時代が脳内に蘇る。
若くて元気だった両親。
遊ぶことしか考えてなかった自分。
人は老い、世間は変わり、やがて世代交代。
繰り返されてきたそのリレーを思うに、郷愁や無常の思いに支配される。
ただそれは、決して嫌な感情ではない。
敢えて例えれば、『心の洗濯』か。
何度観てもいい映画だと思う。
その側面で思い出したのが「DESTINY 鎌倉ものがたり」。
映像の質感や、人の捉え方に共通するものを感じたのだ。
調べてみれば、其れもその筈、原作者・西岸良平、山崎貴監督と、全く同じ布陣だった。
実は、こちらは3回ほど観た。
やはり私は、ファンタジーが好きだ・・・
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