自然観察♪BLOG 「 知床ころぽっくる探索記 」

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駆ける...バレンタインでぃ。

2010-02-14 18:14:04 |  キツネ・タヌキ  
「 あら!いやだ。今日バレンタインじゃない?チョコ作ってないわ! 」♀

もしくは、、

「 お~~い!だれか~!オイラは今チョコ募集中だぜ!恥ずかしがらないでぇ! 」♂

オスかメスかわかりませんが、そんな事を言いながら、
雪原を駆けていくキタキツネ。。。という題名でしょうか。この写真。

夕日を浴びて、少し哀愁がある後姿ですね。

擬人化しといて「繁殖期」と書くと、なんだか品がないので、、
「甘く煌めく恋のシーズン」とでもしておきましょうか。・・・それもどうか。

彼らもそのシーズンであるので、パートナーを探したり、
時に争ったりと...忙しそうですね。
まれにオスからメスへの食べ物のプレゼントもあるそうな。
人間のバレンタインデー的な?

ちなみに僕は某会社SN○の女性スタッフの皆さんからの1つ。
(ありがとうございます。美味しかったです!)

妻は自分がチョコが嫌いで食べられないので・・・。
・・・後で何かもらえるのかな?
それか...むしろ、そっちからプレゼントとでも言うのか?

(さっき電話で、ワインをくれるそうです。)

** I to U **BYつよし

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達磨さん。

2010-02-13 18:40:06 |  ワシ・ハヤブサ  
...だぁ~~るま..さぁ~ん..が、こ~~ぉろん...だ!  ・・・。

..だるまさん、、が、こ~~ろん..だ!!  ・・・。

ピクリとも動きませんね・・・。このオジロワシ。

沖まで流氷が真っ白に覆った海原を見ている、、
というより...その鋭い眼光で睨んでいるようです。

それに、写真ではなんだか達磨みたい。

...だぁ~~るま..さぁ~ん..が、こ~~ぉろん...だ!  ・・・。

やっぱり、僕はオジロワシが好きですね。顔に凛々しさと、渋さがあります。
知床に来て1、2年目の頃はオオワシの方が好きだったのですが。
こちらは大人好みということかな!? ・・・なんて。


あっ!動いた。

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夕方

2010-02-12 19:12:58 |  夕陽 
夕方に暮れて、

無数の氷板が浮かび、漂う、流氷の海には宵の気配が。

夕方に染まり、

風に流れ、流れて、時とともに刻まれる、雲の陰影と彩り。

それを眺める僕ら。

痛みにも似た冷たい空気が、今日が夜へと移り変わる事を知らせます。
悴む指先。茜色になった頬にも...ピリピリとした感覚が少し。
一日を動きとおして、かいた汗が服の中で冷えていきます。

でも、そんなに苦痛ではありません。

夕方は綺麗だから。

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青空と鷲

2010-02-11 18:26:40 |  ワシ・ハヤブサ  
流氷がだいぶ沖まで詰まった影響か、お昼頃という時間帯のせいか...
木の枝等にとまっているワシが今日は少なかったように思います。
悠々と頭上を飛んでいく姿は何羽もありましたが。。。

成鳥となれば翼開張(翼から翼の長さ)が2mを超えるような
オジロワシやオオワシ。威風堂々たる、まさに王様の飛翔です。

そんな大人たちに少し畏縮しているのか(・・・たぶん違うけど)、
写真のオオワシの幼鳥は...そわそわ..した感じで周囲を...キョロ、キョロ。

どこか挙動不審。(成鳥と比べると、いつも思う・・・。)

また、ツアーで行って帰ってくる間の1時間くらいは同じ場所にいました。
君も狩りには行かないのかい?こんなに素晴らしい青空じゃないかい。

おう、頑張れ。若造よう! ・・・僕も。

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・・・そぉぉ...っと。

2010-02-10 20:37:59 |  エゾシカ 
「 ねえ、ねえ! 母ちゃん。 だれか見てるよ。 」

「 ほらぁ、 あそこの木の陰! 」 「 ほら、ほらぁ! 」

きっと、物音でもっと早くから僕らに気がついていたのでしょうが、
エゾシカの親子の子供の方はこちらに興味津々です。
お母さんは・・・いたって、無関心に見えます。

ただ、、耳をこちらにむけて、少し警戒してるようですね。

白く...全てが雪に覆われ、食べ物の乏しい冬。
特に体力に劣る1歳未満の子供には試練の季節です。

「 ほら、人間はいいから、、早く行くわよ! 」とばかりに
お母さんが先に歩みだし、その後をすぐに子供が歩き始めました。

森のむこうに広がる断崖の方向へと消えていった親子。
そこは雪が薄いので、比較的餌がとりやすいのです。

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流氷。染まって、流れて、

2010-02-09 18:00:23 |  流氷の海。 
知床岬の方向へと流れていく流氷の帯。
夕陽に刻々と染まっていきます。時間も忘れて眺めていました。

氷の集まる密度によって縞模様がつくられ、
さらに変化を繰り返していく様が素晴らしかったです。

今年の流氷はまだまだ不安定で、風向きに漂っています。

午前中は南側からの風でウトロから見える場所では
大きく青い海が見えていましたが、夕方の風で少し近づいたような。

勿論、ガッチリと接岸して、見渡すかぎりの真っ白な氷原(流氷)!
というのが僕が今一番見たい(仕事的な意味も含めて)風景なのですが、、、

このように“動き”のある時期も、やっぱり好きなんです。

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雪は...しんしんと、

2010-02-08 18:08:22 |  ワシ・ハヤブサ  
日中は天気が良かったですが、
朝の6時半~7時頃は風はないものの雪が降っていました。

けっこう激しく・・・。大きな塊となって...ふわふわと。

オジロワシ・オオワシ観察会のツアー中であったので、
これは、、どうしたものか。。。と思ったりもしましたが、
どちらのワシも心配することもなく何羽も姿を見せてくれました。

車の外に出て、見上げれば、
雪が深々(しんしん)と降るとはこういう事を言うのだろうと、
考えこんでしまうような光景でした。

静かに舞いおり、なんだか美しい。

枝にとまった一羽のオオワシ。その大きな背中に積もった白い雪。

ほとんど身動きひとつせず、じっ..と海を睨む眼光の鋭さ。
ただその状況に耐えるだけでなく、立ち向かう者の強さがあります。

それもまた、なんだか美しい。

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雪の風紋

2010-02-07 16:23:34 |  その他。。。 
今日は朝から荒れた天気です。

ウトロは僕が予想していたほどでは無いですが、
それでも強い風が吹いて時々吹雪、また地吹雪で吹き溜まりが。

乾いた雪が舞い上がり視界が真っ白になる瞬間も。
・・・車の運転中には本当にコワいです。

ただ、嫌なことばかりでもないです。

写真は強い風によって雪が吹き飛ばされ、彫刻のように刻まれた風紋。
その場所の吹き方や、気温でもきっと模様は変わってくるのでしょうね。

その瞬間だけで、いずれ儚く消えていく模様。

また、全く同じものには決してならないという事も考えたら、
よけいに感慨深くて、なかには心にも刻まれる作品もあるでしょう。

時に災厄として破壊をもたらす事もある“風”と“雪”。

その一方で思いもしないような美しい風景や、安らぎも与えてくれます。

ありきたりな言葉ですが、人間の小ささを知った瞬間に
僕らは日常の中で忘れかけていた、畏敬や畏怖といった念を抱くのでしょう。

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どうかな?どうかな!? ①

2010-02-06 18:07:00 |  流氷の海。 
今日は「冬の知床一日ツアー」のガイド。

通常なら、流氷ウォーク→オジロワシ・オオワシ観察会
→ウトロで昼食→スノーシューツアーの流れなのですが、、
朝の段階では氷の状況の判断が難しいところ、
また悪天候の恐れもあったので、、
午前中にスノーシューで散策しながら午後の様子をみることに・・・。

曇り空ですが、今のところ風は無し、雪もそれほどでは。
あとは流氷の状態・・・。・・・でしょうか。・・・。

どうかな?どうかな!? と海を眺めるお客様と僕。
それと、ついでにエゾシカたち。。。
→②へ続きます。

どうかな?どうかな!? ②

2010-02-06 18:06:59 |  流氷の海。 
流氷ウォーク出来ました!僕は今年は初☆ウォークです。

一部の分厚い流氷にのったりしましたが歩くまでは、まだ。
ほぼシャーベット状で、まだまだ薄い氷が多く、少し厚いかと思えば、
氷の上に腹ばいで乗ろうとすると儚く割れてしまいます。

それでも、着ているドライスーツで
海に...ぷかぷか浮かんだり、大きなクラゲを見つけたりして
お客様も楽しんでいるようでした。もちろん僕もですが!

今夜から明日にかけて訪れると予想される嵐。
それによって明日、明後日に流氷本体が接岸しそうですが・・・。

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行雲流氷

2010-02-05 18:00:42 |  流氷の海。 
まだ密度の薄い氷が海で漂っているかんじの流氷。

ここ数日の厳しい寒さで海面が凍ってきて、さらには、
ウトロ近海産の氷も日に日に厚く成長しているように思います。
ただ、薄氷を踏む思い...とはまた違いますが、
流氷ウォークも氷の上を文字どおり歩くまでは少し難しそう。
・・・それは、それで、海に浮かんでみたりと楽しいですが。

今日は午前、午後とフレペの滝へ散策しましたが、
午前中に眺めた海一面に散らばった白い氷は、
...ゆっくり、ゆっくりと移動して、、、
午後に同じ場所に行った時には、風向きの影響もあり陸から離れ、
隙間が大きく開いて青い海が。(写真は午前中のもの)

行雲流水。気楽で、なりゆき任せなイメージの
今年のこれまでの流氷の動き。もっと“しっかり”してほしいな。

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知床五湖へと...スキーで駆ける☆冬

2010-02-04 19:00:11 |  風景など。 
知床五湖も冬にもなれば、やはり凍るのです。
ただ、その光景を実際に見たことのある方となると、
たくさんの観光客が訪れる夏季シーズンと比べて少ないでしょう。

「じゃぁ、見に行ってみるべか!」...と思い立っても
ここまでの道路が途中で冬季通行止めなので車では無理。
僕も今日はクロスカントリースキーで片道5kmを歩きました。
それに加えて、湖のある森を散策。1日がかり・・・。

それでも、、冬しか見られない“感動”があります!
厚く凍りついて雪原にかわった湖、静寂の森、真っ白な知床連山、
際立つ動物・鳥たちの息遣い。。。足の裏に雪を踏みしめる感触。
素晴らしいんです!もし夏を知らなくても十分に。

知床五湖方面冬季利用試行事業というものが2年前に始まり、
ネイチャーガイドが案内・解説をしながら散策するツアーをしています。

少し宣伝になってしまいますが、僕の所属するSOT!も
(株)知床ネイチャーオフィスさんとの共同企画でありますので、
ご興味のある方はH.Pをご覧下さいませ。ませ。

それはさておき、、天気が良くて最高の散策でした。

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凍てつく空の下

2010-02-03 21:12:13 |  旅行・道すがら 
妻と少しだけ遠出した帰り道。

朝、たしかに住んでいるウトロを出発する頃も
それは、それは十分寒かったのですが、、
(ウトロも日中は、ほぼ-10℃以下だったようです。)
午後7時頃に斜里からウトロに向かっていたらば。。。

(写真)…これは車の温度計の以上なのか?と、
一瞬だけ思うくらいの気温になっていました。
-20℃なんて...実家のある地域では一年に一度は経験しましたが、
知床に来てからの、この5年間ではあったかなぁ?

窓を開けたら、一気に冷気が流れこんできました。
外に出てみると、寒いというより肌が痛いような感覚。

晴れた星空の下で久々に感じる別の空気。
張り詰めるように澄んでいて、乾いて...ピリピリとしています。

ウトロに着いたら、温度計が-10℃になっていました。
空気も明らかに変わっていました。

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にぎやか!

2010-02-02 19:11:24 |  その他野鳥たち 
青空が気持ちいい午後の散策でした。
それに、今日はいつも以上に鳥たちが賑やかに感じました。

『ハシブトガラ』が大勢で森の入り口でお出迎え。
『ゴジュウカラ』が気がつくと幹を上に、下に、とステップ?

そして、啄木鳥たちの演奏が始まります。
『オオアカゲラ』、『アカゲラ』が...コツ..コツ..コツ...。
続いて、『コゲラ』(写真)が...ギィーッ..と一声あげて、...コツ..コツ。

......ピィーヨ!ピィーヨ!
落ち着いた曲調に突然のアクセント。『ヒヨドリ』が鳴きました。

森をぬければ、紺碧のオホーツク海と切り立つ崖。
荒々しい風景に吹く冷たい風。上空を舞うのは『オオワシ』です。

もうすぐ夕方、ふわふわの新雪をまた戻りましょう。
しだいに伸びる木々の黒い影。
雪を照らした光の色も淡い色合いから茜色へ。

散策が終わる頃、
『ワタリガラス』が...クァラ、クァァラ!..とか言いながら、
山の方向へ飛び去っていきました。変な声。

じゃ、、また明日。

僕らも家に帰るよ。

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風と雪と氷 

2010-02-01 15:57:49 |  風景など。 
夜遅くから降った雪は風の力(ちから)をかりて
僕の住むアパートの前に吹き溜まり、20cmくらい積もっていました。

森の中では柔らかな新雪の上で
真っ白な冬毛のイイズナ(小さなイタチの仲間)が
僕と目があって...はっ..とした様子で慌てて逃げていきました。
雪が落ち着いたので狩りにでかけていたのでしょう。
まさか...人間がいたなんて!、、という雰囲気でした。

写真の雪原では吹き抜けていく強風の影響で雪が削られて、
見事な造形を作りだしていました。
白く燃えあがる炎のむこうにオホーツク海というテーマかな。