自然観察♪BLOG 「 知床ころぽっくる探索記 」

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冬のドングリ。

2008-02-27 18:47:30 |  ワタリガラスなど 
トドマツに覆われるような深い針葉樹の森。
スノーシューで新雪をかきわけ...かきわけ、
ずんずんと進んでいきます。
すると、目の前の木の枝にわずかながら動く影が。。
“最近は”顔見知りのカケス(ミヤマカケス)でした。
暑い夏には涼しい標高の高い場所にいっているようで
なかなか見かけませんが、晩秋から冬にかけては
毎日のように彼らの姿があります。
ですから、、別段珍しい鳥ではないのですが…。

今日は偶然ではありますが、
なかなかじっくりとは観察できない姿を見ることができました。
写真のカケスが爪と爪で大事そうに挟(はさ)みこんでいるのは
、、ドングリです。
太い枝の付け根と付け根の間の又に貯食して、
隠しておいたのでしょう。
そこをガリガリと爪で掘り返し、繊細かつダイナミックに
雪と樹皮を取り除いてお目当ての御馳走?を。
その後はこっちの視線なんてお構いなしに
側の枝へともっていって、ただただ食べてます。。。

エゾリスも同様に貯食をして、
この餌の少なく厳しい季節を生きようと走り回っている、
そんな足跡が雪の上に残されているのをよく見ます。
ドングリとは木にとっての命の種であるのと同時に
森に生きる動物達にとっても命を支える種なのでしょう。



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