できるだけごまかさないで考えてみる-try to think as accurately as possible

さまざまなことを「流さずに」考えてみよう。"slow-thinking"から"steady-thinking"へ

みなさん、「時期」の感覚、麻痺していませんか?

2011-05-04 07:59:43 | ほら穴

奇しくも先週の朝生で石川迪夫(みちお)氏が

・「今は戦時中です!」

と言ったのを他のパネラーが使い回したのと同様に、私の体内時計も、3.11後は完全に「戦時中」のままで困っている。

何か作業をしていても、ふっと今が5月であることどころか、春~夏にさしかかってることさえ平気で忘れている。先月の桜も、リアリティが全くなく、何日も桜を見てようやく「ああ今は桜の季節なのだ」と頭に無理矢理納得させるような感覚。

自分でもびっくりしたのが菅政権の期間。wikipediaで調べていたら、2010年6月から始まったと書いてあったので、

・「おお、菅政権、1年以上持ったんだ。すげえな」

と、何の疑問もなく感心している自分がいた。いや、今5月初めだから、まだ1年経ってないやん・・・。と気づいたのは、その後数十秒経ってから。

私の体が、どうやら今を「秋」とでも感じているようなのだ。しかも固定ではなく、時と場合によって勝手に「春」だと思ったり「冬」だとも思ったりしているみたいだ。風邪を引いていないのが幸いだが。

 

それでもさすがに余震には慣れた。震度3くらいまでなら平気で寝ている。4っぽいとラジオで確認するくらい(手が届くところにラジオがあるといいですよ)。余震には慣れても、体の「季節の変化を感じる時計」は3.11で止まったまま、あるいは狂い初めて、今が初夏、もうすぐ梅雨の季節ということが、頭でさえわかっていない感じになっている。

 

もしこういう人が私だけでなく、結構な割合で散在しているとしたら、これって、社会学とか、医学の新陳代謝論とかで良い題材になるのではないかな?大学生でその辺を勉強している人がもしもこれをお読みになっていたら、こんな機会は二度とあってほしくないので、いい機会だから調査・研究してみるといい。少なくとも、後世に残るデータにはなるのだから、データの正確さやデータのそろえ方についてはしっかり担当教官に聞いておこう。

静岡以西の研究者(タマゴ含む)は、地域による分類をしてもいいかもしれない。出身地域によって、かなり狂い具合が違っていると勝手に思っている。神奈川以東、北海道以南と関係が深い人であればあるほど、この3.11で、脳のどこか(何となく、とても原始的な部分のような気がする)が、ずっと赤いサイレンを出したままなような気がする。

 

もう少しで、5月11日。3月11日から2ヶ月である。これも全然実感が湧かない。たとえばいつ首都圏の鉄道全線が止まってもおかしくないという「頭の準備」というか、「頭の力み」が取れていない。

まあ脳筋という言葉もあるくらいだから(笑)、筋肉と同じなのかもしれない。ある姿勢でものすごい強い刺激を受けると、その姿勢が癖になったり、その姿勢を取ることで、記憶がコントロールできない形でフラッシュバックするとか。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。