一昨日は久しぶりにニュース9を観た。EPGでも「増殖するAKB」などというふざけた(笑)番組説明が書かれていたりして、番組前からツイッターでも怒りのつぶやきを吐きまくっていた。しかしすごいニュースというか情報はそういうところの隙間にしおりのようにはさみこまれているものなのか。私ごときにはわからない。それでもたまたま観ていたというのが運のつきか。
秋元康の「AKB商法」を世界へ!という、「ニュース」なのか「宣伝」なのかわからない放送の後、「このアイドル商法、韓国も行っています」という主旨のナレーションと共に出てきたのがまた例の映像。
相変わらず整形感いっぱいの顔を一生懸命化粧で隠し、踊りまくっている。1枚目のような、胸をはだけるような「ダンス」を、NHKの午後9時台に流す根性も相当のものである(当然、NHKニュース9のスタッフの根性のことである)。しかしさらに驚いたのは次であった。
なんと、ぶぶさんから情報をいただいていた通り、韓国が国を挙げて、「アイドル」の「海外進出」を支援しているとのこと。
肩書きと名前を見てさらにびっくり。「韓国コンテンツ振興院 日本事務所 キム・ヨンドク所長」
発言:「アイドルが大衆文化の中心的な役割を果たしていますので」
「アイドルによって、特に20代10代に、韓国に対する関心を向けさせる意味で」
「非常に大きな影響力があると思います」
なんですかこの韓国コンテンツ振興院という組織は・・・。ぶぶさんが9月30日にコメントしてくれた中で、wikipediaからの引用として以下のように書いて下さっていた。
>国家ブランド委員会の大きな方針の下で、伝統文化やハイカルチャーの分野では韓国文化院が対外宣伝活動を行い、映画・放送映像(テレビドラマ)・ K-POP・アニメ・漫画・ゲーム・キャラクターなどの大衆文化の分野では、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)を設立して、多額の税金を投入して民間企業のコンテンツ制作と輸出と宣伝を強力に後援しており、国家総出で韓国ブランドの振興に取り組んでいる。(太字白河)
あ、この「KOCCA」ですか・・・。
で、ぐぐってみたら、いとも簡単に見つかった。
キム・ヨンドク所長による「あいさつ」
アンニョンハセヨ?
韓国コンテンツ振興院・日本事務所長金泳徳(キム・ヨンドク)と申します。
韓国コンテンツ振興院(KOCCA)は韓国コンテンツ産業の振興のため2009年5月に設立された政府系機関であります。
これまで、放送・ゲーム・アニメーション/キャラクター/大衆音楽など別々に運営されてまいりましたが、韓国政府の方針により、この度、振興組織を一つに統合し、コンテンツ産業総括の振興専門機関として新しく生まれ変わりました。
KOCCA日本事務所は、韓国コンテンツの日本進出のための支援だけではなく、日本と韓国間のコンテンツビジネス活動やマッチングにも尽力してまいりました。
そのために様々な広報やマーケティング事業、定期的なフォーラムの開催、コンテンツ産業やビジネスに関連する情報の提供などを行ってきております。
韓国コンテンツの日本進出や韓国とのコンテンツビジネスなどにおきまして、ご不明な点、お困りのことなどがございましたら、ぜひKOCCA日本事務所にご一報ください。
私どもは、皆様方の最良の‘サポータ及びヘルプデスク’になることを目指して行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
「事業案内」
1 情報収集及び提供
日本コンテンツ産業への理解を助けるための情報やデータ等の収集
2 文化コンテンツの流通日本コンテンツ産業の流通システムを把握、韓国企業との提携を模索
3 トータル・コンサルティング韓国コンテンツ商品が日本市場に進出するための広報、マーケティング商談等を一括してサポートするトータル・コンサルティング
4 文化産業の交流日本現地の博覧会、展示会、投資説明会、セミナー等を通した両国間の文化産業の交流を促進
5 戦略的な提携のサポート韓日両国間のコンテンツ商品の共同制作に伴う第3国の市場への進出を図る等、戦略的な提携サポートを構築
(ここまで)
・・・。韓国アイドルに整形をさせたり、娼婦のような踊りをさせたり、鶏のトサカのような髪型をさせ「野獣系」などというキャッチフレーズを作り、韓国コンテンツを強力に推してきたのは、韓国の民間企業の努力だけではなく、韓国政府が積極的に関与してきたということか。だとすれば、上に貼ったようなアイドルたちが日本でも売れるように整形をさせた際に、このKOCCAや、その背後にある韓国政府が、種々の強制力を発動した可能性はないのか?
だとすれば、韓国では、政府が公権力を行使し、アイドルを外国でも売れるように整形をさせたり、扇情的なストリップダンスをさせてきた可能性があるのだが、日本で、外国人の人権などに特に敏感だった左翼系の人々は、このことを全く問題にしないのはなぜなのだ???これは何より、韓国人の人権問題である。いわゆる、「人権派」の弁護士にとっては、怒りで血管が切れるくらいの大問題ではないのか???
まずこれが大きな疑問の第一点。
次に、ネット上の「噂」として、フジテレビの大株主が韓国人であるとか、広告代理店の電通の社長が韓国押しの工作を行ってきただの、さまざまなものがあったのだが、にわかには信じがたいものばかりだったので話1割(笑)で聞いてきたが、こちらも調べる価値が出てきた。改めてぐぐってみて驚いた。電通の元社長、会長、最高顧問の成田豊氏は、「韓日の架け橋役30年」という理由で、韓国から、外国人への最高の勲章として「修交勲章光化章」が贈られていた。2009年のことである。
韓日の架け橋役30年、電通の成田豊最高顧問(中央日報(韓国) 2009年03月25日08時53分)
日本最大の広告代理店、電通の成田豊最高顧問(79)が韓国政府から修交勲章光化章を贈られた。30年にわたる韓日文化交流事業を積極的に後援した功労だ。
権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日大使が24日に駐日韓国大使館に成田顧問を招いて勲章を授与した。修交勲章光化章は国権伸長や友邦との親善など国益増進に寄与した人に授与されるもので、外国人に贈られる最高等級の勲章だ。
勲章を授与された成田顧問は、「韓国の国歌であるムクゲの花言葉は尊敬だと聞いた。互いに尊敬する心を忘れないことこそ未来の両国民を強く結びつける基本だと確信する」と感想を述べた。また「韓国は私が生まれ青少年時代を送ったところで、一度も忘れたことはない」と話した。
1929年に忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョナン)で生まれ、中学3年を終えるまで韓国で少年期を送った成田顧問は、鉄道業に従事する父親とともにソウルをはじめ各地で生活した。「いまでも夏には北漢山(プッカンサン)に登り、冬には漢江(ハンガン)でスケートをしたことをはっきりと覚えている」と振り返った。
成田顧問は88年のソウルオリンピックと93年の大田万博開催当時に協賛企業募集に寄与したほか、韓国が遅れて招致に乗り出した2002年のサッカー・ワールドカップと関連しても両国の友好増進に向け韓日共同開催を主導した。2005年からはソウルで毎年韓日サッカー大会を開催するなど多彩な韓日文化交流事業も主導してきた。昨年9月にソウルで開かれた韓日交流おまつりでは日本側実行委員長を務め行事を成功裏に進める実践力も誇示した。
成田顧問は本業の広告分野でも韓日協力を主導した。97年に国内の広告会社のフェニックスコミュニケーションズと共同で韓日フォーラムを開催し、国内広告業界・メディアとの連係を図った。2006年には韓日など8カ国・地域で構成されたアジア広告業協会を設立し初代会長に就任した。2007年の第4回アジア広告業協会総会の済州島(チェジュド)での開催も成田顧問が主導した。金浦(キムポ)空港と羽田空港を結ぶシャトル便の就航も成田顧問の寄与が大きく作用した。
勲章授与式後に権大使が開催したレセプションには森喜朗もと首相ら日本の著名人が多く出席した。 (引用ここまで)
<成田豊氏>
成田豊氏の、電通での社歴はこちら。(wikipedia)
1953年 - 東京大学法学部卒業、同年電通入社。
1993年 - 第9代 代表取締役社長に就任。
2002年 - 第2代 代表取締役会長。
2004年 - 電通最高顧問、電通グループ会長に就任。
2009年 - 韓国政府から修交勲章光化章を、日本政府から旭日大綬章を受章。
2010年 - 名誉相談役に就任。
2009年において「これまでの30年」ということは、1979年あたりから、日本で韓国のコンテンツを積極的に売り込むよう動いてきたと、少なくとも韓国政府が認識してきたということか。
>韓国が遅れて招致に乗り出した2002年のサッカー・ワールドカップと関連しても両国の友好増進に向け韓日共同開催を主導した。
この人は、韓国の新聞社でさえ「韓国が遅れて招致に乗り出した」と自社の記事で認めている2002年のワールドカップにおいても、積極的に日韓共同開催を主導してきたのか。その結果はほとんどの人がご存じのように、韓国ではなぜ日本のようにフェアに試合をしてくれないのか?という言葉に象徴されるものであった。
できるだけ公平に見てもらうために、BGMはオフにして見る方が良いだろう。
2002年サッカーワールドカップの、韓国での決勝トーナメントのイタリア韓国戦での誤審(審判買収疑惑)問題については、以下の記事を読んでもらえば概略は理解できるだろう。
八百長サッカーに自浄力なしのFIFA(Newsweek日本版 2010年10月20日(水)17時43分 マーク・スター(スポーツジャーナリスト))
身の回りの犯罪など日常茶飯事のはずのイタリア人が、たった1人のエクアドル人の逮捕のニュースに熱狂している。彼は9月、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港にヘロイン入りの袋10個を隠し持って到着したところを逮捕された。
男の名はバイロン・モレノ。母国エクアドルではそれほど有名人でないが、イタリア人には忘れられない名だ。
モレノは02年の日韓サッカーワールドカップ(W杯)のイタリア対韓国戦で主審を務めた人物。イタリアの明らかなゴールを認めず、スター選手フランチェスコ・トッティがシュミレーション(ニセの転倒)したとして2枚目のイエローカードを出して退場させた。こうした判定にも助けられた韓国は、イタリアを下して準々決勝に駒を進めた。
イタリア人でなくとも、麻薬を運んで逮捕されたこの元審判が買収に弱く、W杯史上に残る大番狂わせに一役買った――と考えたくなるだろう。
FIFA(国際サッカー連盟)はモレノのジャッジに規約違反はなかったと結論付けたが(のちにFIFAは誤審だったと認定)、彼は韓国での茶番劇の後は主要な試合で審判を務めていない。審判としてのキャリアは翌年の03年、別の買収容疑によって終わりを告げた。02年に行われたエクアドル国内の試合で、一方のチームが逆転するまで12分間という前代未聞の長さのロスタイムを取ったのだ。
イタリア人はサッカーにおける買収の噂には慣れっこだ。かつては世界の憧れの的だった国内1部リーグ、セリエAでも同様のスキャンダルを経験している。高い人気こそがサッカーを透明で健全なスポーツにすると言う人もいるが、その後のイタリアを見る限りそうでもなさそうだ。(引用ここまで)
2002年のW杯から8年経ってもこういう皮肉に満ちた記事を外国人から書かれているという時点で、韓国のホスト国としての評価は最低のものだったことは自明のことだろう。少なくとも、開催国である韓国が有利になるように、「買収に弱い」審判が、「誤審」したのだから。どの国が買収したと推測されるかは火を見るよりも明らかである。
こんな国と共催してサッカーW杯を開こうと積極的に動いた成田氏の状況把握能力の低さ、そしてそれと関連すると思われる、常軌を逸した「韓国びいき」を、電通という広告代理店内で、30年と韓国が認めるほど長期にわたり繰り返してきたことは想像に難くない。
以前この記事でも紹介したように、あのavexが日本で韓国ガーターベルト娼婦ダンサーズをマネージメントしたりしていることから、電通以外の企業が、今日本で強引な韓国押しをどれだけしているのか。これが大きな疑問の第二点である。
まあ、どおりで加藤嘉一君や中村うさぎなどの「自称識者」が、反フジテレビデモに対して必死にデモ参加者を蔑むような文章を書いてきたわけだな。まだ成田氏の影響が強く残っているであろう、現在の電通からのおこぼれにあずかれるかも知れないのだから。
この成田豊氏は、今でも「名誉相談役」として、電通の意志決定に影響を与えかねない地位に就いているということを、少なくとも以下のどちらかに当てはまる人間は、肝に銘じておかなければならないということか。すなわち、
・人権を大切に思う人間全て
・サッカーが好きな人間全て
である。