☆K'sコンタクト☆ 大阪府茨木市 ”くぼた眼科” 併設のコンタクトレンズ販売店

取り扱いコンタクトレンズの紹介、眼科のトピックスをアップしています。
http://kubotaganka.com/

記事のLASIKIでうつの可能性?推進派と慎重派が徹底討論

2014年02月14日 14時40分11秒 | コンタクトレンズ

レーシックでうつの可能性? 推進派と慎重派が徹底討論(dot.) - goo ニュース

みなさん、こんにちは 今日はネットからの記事の紹介です。上記のリンクをクリックしてください。

昨年末の消費者庁の発表については合併症の比率が異様に高いように感じているのですがここまで言われる理由はなんだろうなんて考えるのですが、

もともとメガネもしくはコンタクトレンズをすれば(1.5)まで見えていた人が裸眼で1.5見えるようになるための手術なんでそれは素晴らしいことなんでしょうが、目の機能がよくなるわけではないんですよね。

「サッカーの本田選手がLASIK手術をして視力0.01が1.5!」と大きくメディアで報道されましたね。そういう書き方をされると一般の方はすごい!って思うのでしょうが、

「従来はコンタクトレンズを使用していて(1.5)見えていたのが、コンタクトレンズを使用せずに裸眼で1.5見えるようになりました」と報道されるのでは大きく印象が違いますよね

ネット社会でクチコミ、報道など様々な経路で情報収集ができる時代ですけど、手術を受けるならば納得するまで効果と危険性について説明を受ける。

納得したうえで手術を受ける。当たり前ですがこういった事が必要だと思います。

個人的な見解ではレーシックのトラブルも問題ですが、粗悪なカラコンの眼障害の比率は何倍もあるんですけど、消費者庁は動かない、

また消費者庁を動かすために弁護士も動かない。

我々眼科医は、厚生労働省に一生懸命働きかけてはいますが、なかなかお上が動いてくれないのは腹立たしく感じますね。

以上です。

リンク切れの場合のために文書をコピペしますね。

視力が低い人にとって、選択肢のひとつに「レーシック」がある。便利である一方で、不安を抱く人も少なくない。レーシック「推進派」である坪田一男医師と「慎重派」の清澤源弘医師が対談。現在検討中の人は、参考にしてみてはどうだろうか。

* * *
──消費者庁は昨年12月、レーザーで角膜を削り視力を矯正する「レーシック手術」経験者の4割以上の人が何らかの不具合を感じているとのアンケート結果を発表しました。

坪田:驚愕しました。レーシック手術は1990年ごろに生まれておよそ24年目を迎えています。世界で約2500万人が手術を受け、安全性と効果については証明されています。

清澤:消費者庁の資料を読みましたが、質問の仕方の問題だと感じました。レーシック手術を受けた人に「暗いところで見えにくくなったか」「ドライアイが続いているか」などと聞いたら、あると答えた人が4割いたということ。ですが、その人たちが手術を受けたことを悔やんでいるわけでは必ずしもないでしょう。

坪田:しかし、発表を普通に読むとレーシック手術が原因で症状が出たと思うでしょう。レーシック手術を受けた娘からも「あの手術は危なかったの」と聞かれる始末です。本来、影響を調べるなら、レーシック手術を受けた群と受けていない群を比べないと意味がない。

清澤:ただ、開業していると、レーシック手術後に目が乾いたとか痛いという人が現れます。年10人程度と少なくありません。

坪田:コンタクトレンズでもいろんな症状が出ますよね。

清澤:それは、コンタクトをする人の数が多いからでしょう。

坪田:でも、コンタクトで失明する人もいる。今は少ないですが、慶應義塾大学病院でも結構な患者数がいた。レーシックでは失明しないのに、危険と言われ、こうした発表まであるのはおかしい。

清澤:日本眼科学会のガイドラインでは、レーシック手術は、眼鏡、コンタクトの装用が困難な場合、あるいはそれに代わる理由がある場合に検討の対象としています。

坪田:僕はレーシックを飛行機に例えています。東京から大阪に行く手段は、車、新幹線もあれば飛行機だってある。まず車と新幹線を使えとのご意見だと思いますが、時代は進化しています。輸送距離あたりで見ると飛行機の安全性が高いように、レーシックも総合的には一番安全。第1選択としてレーシックを希望する人がいても妥当と考えます。

清澤:しかし、レーシック手術を受けた人の中にはドライアイ、眼精疲労を訴える人もいるし、慢性的な刺激でうつになっている人もいる。私の眼科にもそういった患者さんが来られます。

坪田:そういった症状は白内障など他の手術でも起こり得ます。肝心なのは術後フォローです。そのような症状とレーシックの是非を一緒にされるのは違っていると思う。

清澤:しかし、眼鏡やコンタクトを使い日常生活を支障なく送ってきた人が、手術後にトラブルを抱えるのは問題です。

坪田:何百、何千の研究の中で効果が認められ、安全性が確認されているんですよ。アメリカでは陸軍、海軍、空軍でも認められているし、NASAも、レーシックをした人が宇宙に行っても問題はないとしています。問題にしているのは日本だけ。マスコミもレーシック手術を受けたスポーツ選手が不調になったらレーシックが原因ではないかと言う。本人は満足しているのに勝手な報道は異常です。

AERA  2014年2月17日号より抜粋