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毎日新聞に取材を受けました。アラフィフからのからだ講座ー緑内障ー

2013年04月25日 08時09分55秒 | 一般眼科

 

みなさん、こんにちは

H25.4.25(木)発刊の毎日新聞関西版のアラフィフからのからだ講座の取材を受けましたのでみなさんにもご報告いたします。

 

内容的には過去のブログでも書いているのですが

緑内障は自覚症状に乏しく発見が遅れることが多い

過去の大規模疫学調査(多治見スタディー)では40才以上の約20%に緑内障が見つかった。そのうち治療を受けているのが10%程度である

緑内障の検査として眼底三次元画像解析(OCT)が非常に有用であり早期の緑内障診断が可能になっていることです。

記事の全文をテキストでも書きますのでよろしければお読みください。

これまで自信があった視力も気がつけば老眼。初めてかけためがねは不慣れのため、忘れたり、なくしたりと格闘が続く。しかし、それ以上に心配なのは緑内障だ。50代で見つかることが多いと聞いて、緑内障に詳しいという大阪府茨木市のイワサキ眼科医院白川分院の久保田泰隆院長(42)のもとを訪れた。

 --緑内障とはどんな病気なのでしょう。

 久保田 目の網膜神経節細胞が脱落し、視野の欠損が起きる病気です。

--50代で緑内障になる人が多いと聞きましたが。

 久保田 必ずしも50代で発症するわけではありません。緑内障は視力低下という自覚症状に乏しく本人が気づくケースはほとんどありません。片目の視野の一部が欠損していても、両目で生活していると多くの場合気づきません。ですから、50代になって、眼科でめがねを合わせるときや、会社の定期健診で眼底検査をしたときにたまたま見つかるケースが多いのです。実際には40代から気をつけなければいけません。

 --患者は多いのでしょうか。

 久保田 2001年に岐阜県多治見市で行われた大規模疫学調査によると、40歳以上の男女の約5%が緑内障にかかっているとの結果が出ています。しかも、自覚症状が末期まで進行するまで無いこともあって、治療を受けている人はその中の1割程度でした。

 --「緑内障」と聞くと、イコール失明の宣告と受け取ってしまいます。

 久保田 診察で「緑内障」と伝える、落ち込む人が多いのは事実です。確かに後天的な失明の原因の1位は緑内障です。しかし、実際に失明にいたる人はごくわずか。病気の性質上良くなることはありませんが、進行を遅らせることで多くの場合失明は避けられます。

 --どのような治療をするのでしょうか。

 久保田 点眼薬の処方やレーザー治療、時には手術で眼圧を下げる治療を行います。ただ、白内障手術のように視力が良くなるわけではありません。進行を遅らせる治療なので、何より大切なのは早期発見、早期治療です。

 --早期発見のためにはどのような検査をすればいいのでしょう。

 久保田 視力検査、眼圧検査、眼底写真撮影、視野検査の四つです。また、最近は近赤外線を使った眼底三次元画像解析(OCT)検査が可能な眼科も増えており、より早期の診断が可能になっています。いずれも健康保険が適用されています。家族に緑内障になった人がいる方や、強度の近視の人は緑内障になりやすいと言われています。そうでなくても、40代、50代の人は年1回程度検査を受けられることをお勧めします。

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 くぼた・やすたか 奈良県立医大卒。大阪大眼科学教室入局、松山赤十字病院、箕面市立病院などを経て、2005年からイワサキ眼科医院白川分院院長

 

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くぼた眼科 院長 久保田泰隆