☆K'sコンタクト☆ 大阪府茨木市 ”くぼた眼科” 併設のコンタクトレンズ販売店

取り扱いコンタクトレンズの紹介、眼科のトピックスをアップしています。
http://kubotaganka.com/

飛蚊症の動画 floaters in one's eye myodesopsia

2012年08月04日 11時56分09秒 | 一般眼科

みなさん、こんにちは

飛蚊症ってご存知ですか?誰だって多少は感じたことがあると思うのですが、明るいところや白い壁、青空などをぼ~っと見つめたときに目の前になんか蚊や糸くずみたいな浮遊物が飛んでいるように見える症状のことです。視線を動かしてもついてくるし、まばたきしても治りませんでも案外暗いところでは気になりません

飛蚊症の症状の原因は硝子体の濁りなんです。

硝子体(しょうしたい)って何? 硝子体は上の写真にもありますように眼球の大部分をしめる水とたんぱく質からできているものです。本来透明で生卵のしろみのようなゼリー状のものです。そこが濁ってしまったら、外から入ってきた光が網膜(眼底)に到達するまでに明るいものを見たときに影が見えてしまうことが飛蚊症の原因です。この出来た濁りには生理的なものと病的なものがあります。眼科の検査では瞳孔を広げる点眼薬を使って最周辺部まで詳しく眼底検査をします。そこで原因が何かを調べます。

原因の多くは高齢者や近視眼に多い後部硝子体剥離に伴う硝子体混濁であることが多く生理的な飛蚊症と呼ばれます。眼科の検査で生理的なものであると診断された場合は多少うっとおしいのですが治療の必要はありません。しかし飛蚊症の症状を初発とする網膜剥離、眼底出血、ぶどう膜炎などは早期診断・早期治療が大切なものもあります。

飛蚊症の症状の変化があった場合はその都度眼科で検診を受けるようにしてくださいね。

硝子体の混濁の動画をYouTubeにアップしましたのでよろしければご覧下さい。しかし画質が悪いですなんといっても11年前購入のブラウン管テレビをiPhoneで録画したものですから。しかしこのテレビデオって診察の時には役立つんですよ。処置の様子を録画し見てもらったり簡単に出来ます。どんな説明よりも目で見てもらうことが一番納得してもらえるようです。

 

飛蚊症 floaters in one's eye myodesopsia 

動画1は、視神経乳頭近傍にドーナッツの輪っか状の硝子体混濁があります。まっすぐ正面を見てやや耳側に飛蚊症を自覚することが多いです。

 

飛蚊症 閃輝性融解 動画

きらきらと光るのは硝子体中の混濁です。病的所見ではなく検診でたまたま見つかることがあります。濁りの程度が強い割には自覚症状に乏しいことが多いです。動画開始時に角膜の所見が少し見えますが先天的な角膜の混濁(Avelino ジストロフィー)があります

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

眼科のHPはこちらまで

http://www.iwasaki.or.jp/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする