塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り THE SEIKO MUSEUM 商館時計

2012-04-19 05:53:50 | ミュージアム巡り_2012
 続いて懐中時計が展示されていたが、説明書を読むと「商館時計」
と出ていた。
 商館時計とは、幕末から明治、大正期に港町・横浜や神戸の外国
人居留地にあった商館(商社)によって輸入されたヨーロッパやア
メリカ製の懐中時計のこと。
 当時日本では江戸時代に不定時法が用いられていたものの、欧米
諸国との貿易交流を推進する上で、欧米と同じ時刻制度(定時法)
を用いる必要性から、明治6年に定時法への変更と太陰太陽暦から
太陽暦への改暦を行っている。
 それに伴い、定時法用の時計の需要も増し、商館を通じて日本市
場向けに製作されたという。

 では、精工舎はどうしたかというと、1895年に初めて懐中時計
「タイムキーパー」(外径54.9mm、厚さ16.2mm、6石、銀)
(写真左側)を誕生させている。
(墨田区東向島3-9-7)


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