続いては、奈良時代初期に編纂された現存最古の歴史書「古事記」。
上巻は神代、中巻は神武から応神まで15代天皇、下巻は仁徳から推
古まで18代天皇のそれぞれの記事が綴られている。
古事記の古写本は伝存数が少なく、応安4年(1371)に真福寺の僧
・ 賢瑜が師匠・信瑜の命を受けて書写した「真福寺本」(3帖・愛
知・ 室生院蔵)が、南北朝時代まで遡る唯一の完存本だ。
古事記の伝本はこの真福寺本を祖本とする伊勢本系諸本(真福寺本
系、道果本系)と、ト部系統諸本(36本現存)との2つに分けられる。
展示されていた古事記・道果本は永徳元年(1381)5月26日に書写
したと奥書があり、真福寺本に次いで古い写本とのこと。
奈良・天理大学付属天理図書館蔵
(トーハク:台東区上野公園13-9)
上巻は神代、中巻は神武から応神まで15代天皇、下巻は仁徳から推
古まで18代天皇のそれぞれの記事が綴られている。
古事記の古写本は伝存数が少なく、応安4年(1371)に真福寺の僧
・ 賢瑜が師匠・信瑜の命を受けて書写した「真福寺本」(3帖・愛
知・ 室生院蔵)が、南北朝時代まで遡る唯一の完存本だ。
古事記の伝本はこの真福寺本を祖本とする伊勢本系諸本(真福寺本
系、道果本系)と、ト部系統諸本(36本現存)との2つに分けられる。
展示されていた古事記・道果本は永徳元年(1381)5月26日に書写
したと奥書があり、真福寺本に次いで古い写本とのこと。
奈良・天理大学付属天理図書館蔵
(トーハク:台東区上野公園13-9)