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塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 探検・体験 江戸東京 ポスター等

2015-03-30 05:41:16 | ミュージアム巡り_2015
 “今日は帝劇、明日は三越”と大正時代に流行った言葉。展示さ
れていた三越呉服店のポスター「春の新柄陳列会」(1914年、杉浦
非水/画、三越伊勢丹/原資料所蔵)。当時のデパートの主流は三越だ
った。杉浦は三越の図案部員で傑作ポスターを数多く手掛けている。

 続いては、白木屋呉服店の「紙袋」(1919~28年)。白木屋は寛
文2年(1662)に日本橋に小間物商として創業。大正時代は三越の
ライバルでもあった。1926年に日本橋店が出火し、従業員の死者
が出た火事は有名。

江戸東京博物館(墨田区横綱1-4-1)

ミュージアム巡り 探検・体験 江戸東京 円筒式蓄音機

2015-03-29 05:53:50 | ミュージアム巡り_2015
 次はアメリカ・グラフォフォン社製「円筒式蓄音機」(1890年代、
赤木コレクション旧蔵、American Cylinder Graphophone)。
 エジソンが発明した蓄音機は明治期に日本に輸入される。円筒に蝋
を塗った蝋管に音を記録・再生させるもの。その後、円盤レコード式
蓄音機が主流となってくる。
江戸東京博物館(墨田区横綱1-4-1)

ミュージアム巡り 探検・体験 江戸東京 亀戸梅屋鋪

2015-03-28 03:44:53 | ミュージアム巡り_2015
 “江戸百”の「亀戸梅屋鋪」(歌川広重/画、魚屋栄吉/版、One
Hundred Famous Views of Edo:The Plum Estate at Kameido)。
 亀戸天神の東北の裏手にあった梅園「清香園」を「亀戸梅屋鋪」
と呼んでいた。ここは享保9年(1724)頃、将軍・徳川吉宗が鷹狩
りの際に立ち寄り、咲き誇った梅を褒めた逸話があり一躍有名地と
なる。

 特にこの絵のとおり、龍がとぐろを巻いて伏せている姿に見立て
た“臥龍梅”を観賞することが流行った。

当時の版画の摺り工程が順番に展示されており勉強になった。
江戸東京博物館(墨田区横綱1-4-1)

ミュージアム巡り 探検・体験 江戸東京 行灯と提灯

2015-03-27 05:44:08 | ミュージアム巡り_2015
 江戸末期の照明具が展示されていた。
 右から「有明行灯」(19世紀後半、永田コレクション旧蔵、永田
コレクション旧蔵、Andon Lamp)。これは寝室用の照明で、満月と
三日月の開口部があり、明かりが調節できる凝った造りだ。
 次が「遠州行灯」(19世紀前半、永田コレクション旧蔵)。行灯は
木などの枠に和紙を貼り、中に油皿を入れて火を灯す。和紙を使う
ことにより風除けのほかに、光を和らげる効果もある。
 そして「小田原提灯」(19世紀後半、Chochin Lantam)。携帯用
の提灯。使わない時は写真の左端のように折り畳んで仕舞う。何度
折り畳んでも敗れにくいという和紙の特長が生かされたジャパニー
ズ・メイド。

江戸東京博物館(墨田区横綱1-4-1)

ミュージアム巡り 探検・体験江戸東京 雨傘

2015-03-26 05:43:09 | ミュージアム巡り_2015
 和紙を使った雨具に「雨傘」(20世紀前半、秋山昌之氏/寄贈、
Rain Umbrella)がある。番傘とも呼ぶ。
 和紙にはエゴマの種子から採った荏油という油を防水のために
塗っている。傘用の紙は紙質が粘り強くて厚いものを用いている。
 このタイプの傘は、お化けのモデルにもなる。
江戸東京博物館(墨田区横綱1-4-1)