続いても芹沢けい介さんの絹の型染め作品「ばんどり」(1957年、
Bandori“Backpack supports”)。
山形・庄内地方には、山仕事や農作業、漁場などで荷物を背負う時
に背中に着ける背中あてを「ばんどり」と呼んでいる。材料は藁で、
荷が直接当たるところに縄や紐を編み込み、結束したりして補強して
いる。これがクッションの役目を果たす。
中でも婚礼時、嫁入り道具を運ぶものを“祝いばんどり”といい、
肩当てや色布、糸を編み込んで飾る。
簑や背中当ての形がムササビ(ばんどり)に似ているので付けられた
という。また、飛騨地方での「ばんどり」は雨合羽のことを示す。
作品は、ばんどりの型染めで、織物としてではなく絵画として観賞
してしまった。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)
Bandori“Backpack supports”)。
山形・庄内地方には、山仕事や農作業、漁場などで荷物を背負う時
に背中に着ける背中あてを「ばんどり」と呼んでいる。材料は藁で、
荷が直接当たるところに縄や紐を編み込み、結束したりして補強して
いる。これがクッションの役目を果たす。
中でも婚礼時、嫁入り道具を運ぶものを“祝いばんどり”といい、
肩当てや色布、糸を編み込んで飾る。
簑や背中当ての形がムササビ(ばんどり)に似ているので付けられた
という。また、飛騨地方での「ばんどり」は雨合羽のことを示す。
作品は、ばんどりの型染めで、織物としてではなく絵画として観賞
してしまった。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)