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塩哲の空即是色

日々の徒然日記

Weekendの麺処巡り 海砂 で Ramen香り

2014-08-30 13:09:22 | 麺_2014
 本日、世田谷・給田で創業される麺処へ伺いましょう。

 店頭には沖縄のシーサーが一対設置されており、「麺屋 海砂」の
屋号は“シーサー”と呼ぶのです。店主さんは沖縄出身。

 券売機で「Ramen香り」800円のチケットを購入して、L字カウ
ンターの一番奥へ着席。厨房でお二人、フロアにお一人と3人体制。
店内には沖縄ミュージシャンのBGMが流れています。

 こだわりの拝見すると、石垣牛の牛脂や塩、利尻昆布の食材が使
用されており、食べる前から心が期待感で躍っている。本日は開店
初日とあって、“香り”だけのメニューであるが、その他、“淡い”、
“深み”の旨味が用意されており、どちらも興味がある。

 さあ、注目の一杯が登場。深紅の器に石垣牛脂がスープの表面を
被っている。シーサー絵型のナルトがおきなわを感じます。チャー
シューというよりも焼き豚といった厚みのある豚肉に、シークワー
サー1/4カットがのっていますよ。
 まずはスープを啜ります。白醤油ですが塩味がほのかに利いてお
り、これは良いなあ、旨いぞ。爽やかな豚骨、このスープが素晴らし
い。玉葱や林檎なのの香味も感じる優しい味。

 このスープに、三河屋製麺の全粒粉入りの麺がシルキーで喉ごし
も軽やか。途中から、シークワーサーを搾ってスープに振りかける
と、豚骨に酸味が加わり、さらに旨ウマ。

麺屋 海砂
世田谷区給田3-34-1 03-5315-7633
11:00~15:00、18:00~21:00 木曜定休日

Weekdayの麺処巡り やまぐち で 新麦の梅塩つけそば

2014-08-29 20:11:40 | 麺_2014
 栃木の「花の季」から届いた新小麦で打った麺の限定が、早稲田
の「らあ麺 やまぐち」でも25日から31日までの一週間振る舞われ
ている。やっと、本日伺えた。

 まずは券売機で「新麦の梅塩つけそば」1,000円のチケットを購
入してカウンターへ。麺が出てくるまで待っていると、限定狙いの
お馴染みの顔がチラホラと。

 で、トップに登場したのが「水そば」。打ったそばを水に泳がせ
て打ち上がった蕎麦の仕上がりを確かめるために食べる「水そば」。
これは会津山都地区で振る舞われている蕎麦の食べ方。これこそ、
風味を愛でる一杯だ。

 続いては、昆布水に浸された麺の登場。昆布の旨味にまとわれた
麺が泳いでいる。大盛りにしておいて良かった。麺の半分程を昆布
出汁で頂き、もうこれだけで満足。

 ところがメインが残っていた。梅つけダレのツケ汁に麺を浸して
すする啜る。なんと「やまぐち」ではお初となる塩味ですよ。まろ
やかな風味の粟具に塩がベースとなり、宗田鰹節が利いている。途
中から南高梅をほぐして酸味をくわえる。爽やかさが口の中で弾け
る。ウマイ旨いなあ。

 水そばに昆布だし、塩つけダレと3つの変化を愉しめ、大満足。

Weekdayの麺処巡り 和醸良麺すがり で 和牛そば

2014-08-25 20:15:19 | 麺_2014
 昨日と本日、京都独特のドロ系ラーメンを堪能したので、本日は
サッパリ淡麗系の一杯を頂こう。
 向かった先は、京都・下京区三軒町の「新宿めんや風花」へ。こち
らは洛中へ来た時は、ちょくちょく暖簾をくぐっていたところ。屋
号の“新宿”とつけられていることも、初めて伺った時に店主さん
より聞いている。
 ウン? オオー、シャッターが閉まっていますね。不定休の日に当
たってしましました。

 では、同じ四条でも路地をチョコッと入った中京区観音堂町にあ
る「和醸良麺 すがり」へ。有名店「高倉二条」の姉妹店。店頭の提
灯に明かりが灯っています。ホッ。

 こちらも洛中に来た時は、良く暖簾をくぐっているが、ココ数年
はご無沙汰しているかな。

 町屋を麺処に改築された住処のように、居心地の良い空間が醸し
出されている。京らしい雰囲気が漂い、すする一杯の麺を時代を逆
回転したような気分で昇華させている。この感じ、良いものだ。

 さて、木戸を開けて薄暗い鰻の寝床のたたきを進むと券売機があ
り、その表示を見るとメニューが増えていた。以前は「もつそば」
だけだったと思ったが、なんと「和牛そば」と「豚そば」が加わっ
ている。そのバージョンにそれぞれつけ麺とカレーつけ麺が加わっ
ている。良いねえ。

 「和牛そば」900円のチケットを購入してカウンターの中央に陣
取る。そして注目の一杯が目の前に。

 ササ切りの先っぽ葱に、根元の分厚い焼き葱。これが豚骨魚介の
スープにピッタリと合う。黒毛和牛の煮込み肉も旨ウマ。

 この京町家の雰囲気の中で、ゆっくりとのんびりとピュアモルト
とチェーサーだけで舌をいたぶるのも良いだろうなあ。ご馳走様。

Weekdayの麺処巡り かたぐるま で 濁とん塩

2014-08-25 15:36:51 | 麺_2014
 今年5月24日に京都・下京区西七条で創業された麺処「あいつ
のラーメン かたぐるま」へGO。

 こちらは京都の有名店「俺のラーメン あっぱれ屋」出身の店主
さんとのことで、創業時から話題を集める人気店。豚骨魚介を塩
で締めた一杯を自家製麺で提供されている。早速、伺いましょう。

 場所は京都中央卸市場が近く。店頭には待ち椅子が並べられ、
店内にも8~9個の待ち椅子ある。メニューを見ると、お勧めが
“こくとん“、マニア向けが“濁とん”、限定20食に「うるとら
つけ麺」がある。こくか濁で迷ったが、「濁とん塩ラーメン」
800円を大盛りでお願いした。
 広い厨房で上嶋店主が黙々と作業を仕上げる中、接客の奥様が
注文取りに配膳、お勘定と数役をこなす役回り。それでいて、時
間はゆったりと店内に流れており、慌てず騒がず。お二人の息の
合った素晴らしいシフトに感嘆です。
 一杯ずつ小鍋に盛ったスープは、沸騰するとハンドミキサーで
泡立てる作業が一つ加わる。まるで抹茶を点てる茶人のような振
る舞いが、こちらも背筋を伸ばせてくれる。良いものだ。

 さて、目の前には赤い器で濁とんの登場。泡だったスープをす
する。ワオー、スパイシーなフレーバーが舌と鼻をくすぐり、濁
といえどもいたって爽やかで、口元に、そして胃に優しいクリー
ミーな豚骨。いや豚骨とは感じさせない和な味。

 このスープに、多加水の全粒粉配合の厚みのある平打ちタイプ
の麺が濁スープを持ち上げ、スルリするりと喉元を滑り込んでい
く。いやー、素晴らしい一杯。食べ進む内に感動しました、ご馳
走様。


あいつのラーメン かたぐるま
京都市下京区西七条八反田町77 ガーディアンズ青山1F
10:30~14:00 日・祝日定休日

Weekendの麺処巡り 拳 で 鶏ドロラーメン

2014-08-24 19:51:48 | 麺_2014
 本日の仕事を終了し、夜の麺処へ。下京区朱雀正会町の「拳ラー
メン」(こぶし)。こちらは数年前に夜の部で伺っている。

 で、お店のツイッターを確認すると、本日、夜限定で20食「鶏
ドロラーメン」が振る舞われる。では、伺いましょう。

 ドロドロの鶏白湯といえば、本日昼過ぎに店頭だけだったがこち
らの「極鶏」が挙げられるが、さてどうでしょうか。

 土砂降りの雨の中、店頭に到着すると限定メニュー850円が貼っ
てあった。では、煮玉子を追加しましょう。

 登場した一杯、レア状態のチャーシューに目が引きつけられた。
レンゲでスープをすくう、というよりもシャベルですくい上げる
ような感覚の粘り気。このドロドロ鶏白湯スープを“セメント”
と呼ぶらしい。レンゲを垂直にたててもぶれない、これは凄い。

 このスープと麺に、ザク切りの九条葱が良く合っている。

 一乗寺界隈のドロ系スープを上回る超濃厚スープ、堪能させて
いただきました。ご馳走様。