紫乃の琴話し

高知県で琴・三弦・二胡の教室を開催している松村紫乃の公式ブログです。
教室の様子や日々の出来事を綴っています。

岡御殿

2009年11月21日 11時55分00秒 | ノンジャンル

祖母から・参勤交代の折に田野の岡屋敷で殿さまと”ととさん”(祖母は父親をこう呼んで話していた)は御一緒されたと、教えられていた。そういう訳で、エリナと田野のまちを散策・・(現中芸高校のあるところに母方の曾祖父は奉行に来た様で)今様浦島の気分であった。夕べは、二十三士温泉で宿泊・エリナに私が聞いた自分の先祖の江戸時代の事など話して聞かせた。 (二十日金曜日)

この歴史のある町に来て、朝六時に起き、二十三士の全員が斬首された”土佐勤王の志士”の碑の前に立った。この志士達に思いを馳せ、歴史を全身に受けて何故にか感涙・・涙は留めなく頬を伝った。四国霊場詣りの装束のご夫婦が通りかかり不思議そうな顔で頬笑み会釈をして通り過ぎて行った。我に帰りちくと恥ずかしい

朝風呂を浴びて後・・志士を弔っている福田寺に立ち寄り、こころざし半ばに処刑をされた二十三士に手を合わせた。何か胸に込み上げるものあり




この寺・福田寺は父方の曽祖父蘇我赤兄子孫(文久生まれ)は六歳の幼な子であったが、親元を離れ遠距離のこの寺の寺子屋に勉学のため独り預けられ学問を取得したと聞いた。この当時の一般の人は文盲だったらしい

二十三士の志士とは別にして、縁のある寺である。何時の日か、この寺で演奏させていただきたいと思う・・

午前中に高知に戻り、琴と三絃のレッスン開始・夜は二胡レッスン・気分は休む暇なし
エリナはバスにて空港に行き・東京に帰る

今日はエリナの誕生日自分はいっぱいエリナに素敵な香水やら祝ってもらったに、エリナの誕生のこと、ほんの今しがた気がついた可愛そうな気がする・・いつもの事ながら