忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

梅雨だる~

2015-06-17 17:22:39 | 日記
本格的な梅雨。
蒸し暑く、不安定なお天気が続いています。

この時期、
倦怠感や肩こり、憂鬱感に悩まされる女性が多いそうです。

お天気が悪いと、私も気分が重くなってしまいます。
若い頃交通事故での頚椎捻挫の影響でしょうか?


気分一新、
楽しいことを考えよう。

グズグズしていないで、
身体を動かそう。

そう思いながら、
やっぱり座っている。

せめて、ブログの更新でも・・・




またまた、展覧会の案内が届いています。



冨岳凌雲先生門下のかな作品を中心とする社中展です。
先生は、ご病気療養中ですが、
門下の方々が力を合わせて、
鳩居堂にて開催です。






ブログのお仲間の書展です。
三鷹はちょっと遠いけれど、
見てみたい書展です。

井上有一氏に捧ぐ「書の解放」
とても興味深いです。


横浜元町では




友人の日下部さんが、
着物のリメイクの展示会を開かれます。
年に2回の展示会。
頑張っておられますね。

7月5日(日)にも、山下公演前のホテルニューグランドでの
横浜ゾンタクラブギフトフェアーに出店されるとか。

元町の展示会、ニューグランドへごついでがありましたら、
お出かけください。


そして、そして、

今回はいよいよ横浜へ来てくれました。

私が大ファンのCACA現代アート書作家協会の展覧会。





「2015 書アート展 IN YOKOHAMA」

(前略)
脱日本・脱書道・脱常識・脱模倣・脱組織・脱法則、
のこれら原点に立ち戻った「書のアートショー」をFEEL・・・・
感じていただければ(後略)

このパンフに書かれた言葉です。


銀座では、敬愛する石飛博光先生の個展が。






以上、展覧会が一杯です。

「梅雨だる~」なんて言って、
家でゴロゴロしていられません











できた!!!

2015-06-15 19:10:39 | 書道


8月2日から開催される第55回現日書展の作品が出来上がりました

この書展は、私が所属する「現日会」の最大イベントなのですが、
例年数名が全紙縦2枚継(270cm)、横10枚幅(700cm)の特別枠作品を出品します。

今年、私がその枠をいただき、
昨年の10月から、制作を続けてきました。

この作品に関する詳しい説明は、また後日させていただきたいと思いますが、
完成までに、紆余曲折、艱難辛苦、悪戦苦闘
(四字熟語は他にもありそうだけど、出てこない)
いろいろ・・・
いろいろ・・・
そして、やっと出来上がりました。

それを今、お見せしてしまう訳にはいかないのですが、
↑上の写真は、ほんの一部分です。
あえて、ピンぽけ。


5月と一昨日の2回の研修会に参加し、
現日会幹部の先生方に作品を見ていただき、
なんとか・・・
なんとか・・・



一昨日の研修会の様子です。(前に掲げられている作品は、私の作品ではないですが)



沢山書かなければ、できあがらない私は、
時間と、労力と、体力と、財力(?)と・・・
費やすものは多いのですが、

その分、達成感や満足感は、
人一倍でしょう。


製作中は、「書けない」と言っては、やけ酒
「頑張って書いた」と言っては、ご褒美酒
今回は「できた」と言って、「祝杯」を。

最高に美味しいビールでした


でも、出来上がった作品を見ると、
あ~すれば
こ~すればと
まだまだ力の足りなさを感じます。

祝杯なんかあげている場合じゃないのにね~





速報 坂本沙於里個展 「祈りのかたち」

2015-06-10 22:47:50 | 書展
本日より、坂本沙於里さんの初個展
「祈りのかたち」が始まりました



私も朝から相模原の会場に伺い、
受付嬢(?)やります
なんて、お手伝いをするつもりで
出かけましたが、

実際あまり役には立たず、
お茶を飲んだり、
お客様とおしゃべりしたり、
一緒に楽しませていただきました

地元での開催で、お客様はぞくぞくと。

麗川会からも、YozさんにGさんとそのお友達がお越しくださり、
初対面の方と談笑したり、
若い方と語り合ったりと、
人の繋がりの温かさを感じさせてくれる空間でした。

午後には、なんと岐阜から
ブログ友達でご自分は
「写真愛好家」と称されるMさんがお越しになり、
書展終了後はビールで乾杯
そんな遠くからお客様がお越しくださるなんて、
沙於里さんの人徳ですね



会期中につき、
本日は、今回のテーマである「祈りのかたち」の
DMに載っていた作品のみご紹介し、
それ以外は後日に。

入口を入って正面と右側の壁は、
沙於里さんの決意や覚悟を感じさせてくれる抽象作品。



左側は、ほっとさせられる言葉や写経、
少字数の漢字作品が、
統一された白い浮かし額に展示され、
とてもモダンです



相模原駅ホームや会場周辺には、紫陽花の花が咲き乱れ、
皆様のお越しをお待ちしています。

21日[日)まで。ただし、15日・16日は休廊です。





茜色

2015-06-09 23:15:09 | 日記
うわッ
茜色の空に、
思わず歓声をあげた



横須賀汐入の海に近い町並み。

夜7時過ぎ、今日は早じまいのお稽古帰り。

師匠から1点、合格をいただき、
気分高揚の私。

ちょっとだけ「やるき」と「元気」が
出てきた


第22回蘭秀会書展 その2

2015-06-08 22:34:46 | 書展
先日、町田の蘭秀会書展へ伺い、
仲良しの沙於里さんの作品を
じっくりと拝見しました

私のような者が、彼女の作品を評するのは、生意気でおこがましいのですが、
今年は「凄い」と思いました

毎年彼女の作品を拝見して、その才能にただならぬ物を感じていたのですが、
これまで被っていた殻を打ち破り、脱皮を果たした沙於里さんがいました。

何に迷っていたのか、何をこだわっていたのか?わかりませんが、
それも彼女がトンネルを抜け出る、大切な過程だったのでしょう。

作品の撰文も、そんな自分を表しているように思います。


「非思量」

全ての観念を捨てた無分別の境地の意。

多様な線を使用し、木簡のとぼけた雰囲気が好感。
「書は人なり」まさに彼女を表している作品で、
飄々とし何物にもこだわらず、潔さがあります。



「澹如水」

水が静かに揺れ動く様。物事に執着しないこと。

「澹」さんずいの3画目、
「如」女の1画目
「水」の縦画
この3点の強い線に注目。
この線によって、他の静かな部分が生かされていると感じます。

彼女は絵手紙を書く際、
「ヒャ~」とか「ば~ん」とか「べんべん」とか、
掛け声をかけて書かれるのですが、
多分これらもそんな気合を入れて書いたのでは・・・

様々な紆余曲折を繰り返した後、
やがて自由奔放で洋々たる大海へ。
注ぐ流れを
自分に置き換えているように思います。


金文「甲子朝」

金文というのは、、青銅器の表面に刻まれた文字のこと。
半切に長い壺を書いて、その中に文字を書く。
高台には落款。すごい発想だ。

彼女はこの作品を「かわいい」と評する。
こんな遊び心と気取りのないところが
彼女の魅力だと思う。


これからは、もっともっと大きく羽ばたく
彼女の作品が拝見出来るはず。

明後日(10日)から、「祈りのかたち」と題して、
沙於里さんの個展が開催されます。

ぜひぜひ、足を運んでみてください