会(會)者定離
めぐり逢った人とは必ず別れなければならないという意。
「会者定離 ありとはかねて 聞きしかど
昨日今日とは 思わざりけり 」
35歳で流刑になった親鸞聖人が、
恩師、法然上人との痛恨の別れを惜しんで詠んだ歌です。
大切な人とはいつまでも一緒にいたいですが、
この世は無常ですから、必ず別れがあります。
生きていれば再会のチャンスもありますが、
全ての人に平等に与えられた未来は死です。
大切な人との別れが必ずあることを、
覚悟しなければなりません。
しかし「昨日今日とは思わざりけり」と親鸞が歌われたように、
その時がすぐにやってくるとは・・・
私も思いませんでした。
この作品は、大切な方を失った方々に、ご覧いただきたいと思います。