忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

第30回書展グループ墨花 作品⑤

2022-09-01 11:08:24 | 書展


会(會)者定離

めぐり逢った人とは必ず別れなければならないという意。

「会者定離 ありとはかねて 聞きしかど
      昨日今日とは 思わざりけり 」
35歳で流刑になった親鸞聖人が、
恩師、法然上人との痛恨の別れを惜しんで詠んだ歌です。

大切な人とはいつまでも一緒にいたいですが、
この世は無常ですから、必ず別れがあります。
生きていれば再会のチャンスもありますが、
全ての人に平等に与えられた未来は死です。
大切な人との別れが必ずあることを、
覚悟しなければなりません。

しかし「昨日今日とは思わざりけり」と親鸞が歌われたように、
その時がすぐにやってくるとは・・・
私も思いませんでした。

この作品は、大切な方を失った方々に、ご覧いただきたいと思います。


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