勤行には「正行」「助行」があり、御書に「正行には唯南無妙法蓮華経なり」(1367ページ)と仰せの通り、御本尊に題目を唱えること(唱題)が「正行」で、方便品と寿量品の読誦は「助行」です。助行とは、正行を助ける行という意味です。
この正行と助行の関係について日寛上人は、「塩酢の米麺の味を助くるが如し」(『六巻抄』(「当流行事抄」)と述べています。つまり、米やソバ(=正行)を食べる時に、塩や酢(=助行)が調味料として使われ、米や麺の食味を助けるように、方便品と寿量品を読むのは、正行である唱題の功徳を、より一層大きくしていく意味があるのです。
この正行と助行の関係について日寛上人は、「塩酢の米麺の味を助くるが如し」(『六巻抄』(「当流行事抄」)と述べています。つまり、米やソバ(=正行)を食べる時に、塩や酢(=助行)が調味料として使われ、米や麺の食味を助けるように、方便品と寿量品を読むのは、正行である唱題の功徳を、より一層大きくしていく意味があるのです。