旅する冒険ランナーのブログ

今度は北アメリカ大陸単独横断RUNだ~っ

「世界の果てに行ってきました」坪井伸吾展

2012-09-04 22:24:24 | Weblog

信じがたいけど、来年50歳。これを機に半世紀分の外遊びを一気に発表したいと思います。

テーマは5つ。「魚と釣り」「アマゾン」「北米大陸横断ラン」「世界一周バイクの旅」「旅人として」

10月5日から9日まで、午後3時~4時半の時間帯で毎日日替わりで話します。

海外で使用した釣り具。2000キロ使用し極限まですり減ったシューズ。世界のお札。

パプアニューギニアのお面などレアものも展示。

毎日、終了後マニアックなお客さんとビールも飲みたい。

準備しながら、今非常に忙しくも楽しい状態です。

パンフのデーターもご自由におつかいください。

お知り合いに声かけていただけるとうれしいです。

続きはぜひ会場で

10月5~9日 和歌山市小野町3-43西本びる3F おのまちかふぇ

073-425-1087

おのまちびるは戦災を生き延びた文化財。建物だけでも見る価値あり

 

 

 

 

 

 

 

 


川ガキたちのいるところ

2012-08-30 23:25:37 | Weblog

もはや絶滅危惧種と言われて久しい川ガキがこんなにいっぱい。しかもこんな崖から飛び降りてくる。川で遊んで、川で彼や彼女を見つけて、親になったら子どもを川に連れて来る。ずっと昔からそれを繰り返してきたんだろうと容易に想像できる川大好き人間たち。なんか正しい。


誰が誰に向けて

2012-08-30 23:19:35 | Weblog

茨城県取手、野宿党の秘密基地、取手技研の一室に張られてあった気になる一品、自衛隊の某さんのお土産。でも民間人が立ち入れないはずのこの島で、いったい誰が誰のためにこのお土産を作り、誰がどこで販売しているのか。


たった一人のために

2012-08-30 23:05:42 | Weblog

ニュージーランドから一時帰国したりゅうさんが持ってきてくれた。ニュージーランドの釣本。りゅうさんの知り合いの中でこの本を喜ぶ人は僕しかいないだろう。もし一時帰国の間に僕に会えなかったら、つぶしのきかない一品をその人のためのことを考え選ぶ。きっと他の人にも、同じようにその人が喜ぶものを準備しての帰国だったのだろう。人を見る目と気配りがなければできないことをサラリとまあ。

 

 

 


目は心の窓

2012-08-30 22:59:06 | Weblog

闘病中のエミコさんの絵葉書が売っていたので買う。なんだろ、この濁りのない目。もともとそういう人だけど

この写真はすごい。


やっと水のあるところに行けた。

2012-08-30 21:56:55 | Weblog

ああ、このままでは夏が暑いだけで終わってしまう。と思っていたら「川に来ましょう」との誘いが。

目指すは埼玉県の長瀞。東京からもっとも近いラフティングができる川らしい。ラフティングなら

ある程度の自信はあるんだけど、今回はカヤック。実はカヤックでの川下りは、ほとんど経験が

ない。「そんなに激流じゃないし、晴天続きで水位も下がっているから大丈夫ですよ」誘ってくれたIさんは

そういうけど、本当大丈夫かな。

現場までは電車で2時間半。天気は最高。暑い。カヤックはIさんの昔からの知り合いだという長瀞カヌースクールでレンタル。一日3000円なり。川に入ると見た目より水圧がある。軽く講習を受け、下り始めるといきなりゴゴゴゴッ、という音と先行するラフティングボートからの悲鳴が聞こえる。そちらに目を向けると黄色いボートが岩の間にすっと消えていくのが見える。待てよ、いきなり滝か。と考える暇も与えず、さあ行きましょう。とIさんがこきだす。もう行くしかない。狭くて段差のある滝につっこむと巻波がデッキの上に落ちてくる。うわぁうわぁ、とパドルを振り回しているうちに、なんとかこけずにつうか。

面白がる余裕などなし。そして次の滝でやってしまった。艇が横向いたと思ったらもう頭は水中に、とにかく脱出。艇とともに流されるが幸いに水が少ないのですぐに浅瀬に寄せられる。ああーびびった。

Iさんは僕のペースに合わせて、実にスローな川下りをしてくれたおかげでぞんぶんに水遊びができた。坪井さん今度は伊豆でシーカヤックからの釣りやりましょう。その次は利根川の雪解け水の絶叫20キロ町ハードラフティングです。

伊豆はむっちゃいいけど。雪解け水ラフティングは堪忍してください。


伊藤さん、プレミアムモルツだ。

2012-08-21 14:17:27 | Weblog

 7月29日のWTN-Jお話会会場で、遺書となった伊藤さんのヨーロッパツーリングの本を欲しいライダーに手渡しした。10冊だったので、それ以上に欲しい人がいたらどうしようかと決められず、うやむやのうちにこっちで人選して渡してしまった。結果、やはり渡せない人がでてしまい申し訳なかった。

 伊藤さんが初めてお話会にやってきたのは2009年の半ばごろだった。杖をつきながら歩いていたので、どうしたんですか?、と聞くと膀胱ガンの手術を受けたばかりで、と豪快に笑い。2次会にも参加して、いいのかな、と不安になるぐらい豪快にビールを飲んでいた。夏にヨーロッパを走りに行くと言ったので、「帰ってきたらぜひその話聞かせてください」と話し手の依頼をした。

 年末、渋谷で話してもらった。1974年・75年・94年の北米横断ツーリングと09年のヨーロッパツーリング。体は辛そうなのに楽しそうに話せる精神力がすごいと思った。2次会、そして3次会まで、またそんなに飲んでいいのか、と不安になるぐらいビールを飲んで「日本男児としては」という言い回しを連発して伊藤さんは帰っていった。

 ガンは完治したわけではない。と言っていったが直接病状をきくわけにもいかないので、10年の7月に新しい本「こどもたちよ冒険しよう」ができたのを機に送ってみた。帰ってきた返事は「今の私には、この本を読むのはつらい」。初めて聞いた弱音だった。

 11年、念願の海外ツーリングの本「世界一周バイクの旅」ができた。この本は伊藤さん絶対好きだ、と思ったが「今の私には・・」という返事をもらっているから送れなかった。今年「ロスからニューヨーク走り旅」ができた。これこそ伊藤さんが読みたかった本にちがいない、と思った。以前酔っぱらったときに「病気を抱えたランナーが北米横断マラソンに挑戦して、途中で亡くなった。そのチャレンジ精神こそが自分の理想だ」と言っていたからだ。だけどこの本にはガンで亡くなった後輩のことを書いてしまったので、伊藤さんのところへはやっぱり送れなかった。

 7月にいきなりWTNーJのメーリングリストに伊藤さんの妹さんからのメールが届いた。兄の本をツーリングが好きな皆さんに読んでもらいたい、との趣旨だった。そのメールで伊藤さんは2010年の秋に亡くなっていたと初めて知った。妹さんは伊藤さんが僕らの前で話したことはまるで知らず、たまたま調べものをしていたらネットで見つけて驚いたのだと言った。

 お墓の場所も伺ったので、お盆に墓参りに行こうと思った。交通手段も調べて数珠も準備していたのだがところが直前に実家に帰ることになり、ゴメン伊藤さん、また今度行くからね、と思いつつ、和歌山へ。和歌山でパソコン触っていたら、いきなり伊藤さんのお話会のデーターが出てくる。今まで何年間もどこにあるかも忘れていたデーターがなぜ、このタイミングででてくる。

「来いって」

分かった。行くよ。いつまで盆帰りしてるの。

 19日、バイク仲間のKさんとお墓参りに行った。「やっぱビールか」二人でそう話し、コンビニで僕は奮発してプレミアムモルツを、Kさんも「発泡酒は失礼か」とサントリー黒ラベルを買った。花も買わなかったし、打ち水もどこにあるのか分からず、僕らはカンビールをポケットに入れてお墓を探した。墓地は広く、伊藤家の墓は他にもいくつもあり、なかなか見つけられない。やっと見つけたお墓の前で、僕はカンビールをその場で半分飲んでお墓の前に。Kさんは車を運転してきたから開けずにそのまま置いて、ただダラダラと近況を漫才のようにしゃべり帰ってきた。

伊藤さん、これでよかったよね。お花よりビールのほうがいいよね。

 

 

 

 

 

 

 

 


石巻市立湊小学校避難所

2012-08-21 10:34:47 | Weblog

藤川佳三監督のドキュメンタリー「石巻市立湊小学校避難所」を見に行ってきた。

監督が石巻に入っているのは去年、ねぶた祭りのときにも聞いたけど

中身に関しては、何も聞いていないし、監督も話していないかった。

要は映画を「見ろ」ということで、見れば分かった・・・気がした。そして

見てしまった今は僕も「理屈はいいから、とりあえず見ろ」という気分だ。

しかし映画をみながら、これほど緊張したのは初めてだ。藤川さんがその場

にいて撮影しているというのが分かっているから、どうしても単なる観客として

見れない。そんな質問をしていいのか、とか、学校内で撮影して大丈夫なのか

とか、後ろに写っている人があんまり楽しそうな顔をしてない、とか、助監督

みたいな目線になって心配でしかたない。

もちろん人間関係ができているからこそのドキュメンタリーで、映画に写っている

ひとたちは監督を信じて本音を語っているのは分かっているんだけど。

安全な側にいる人間が考える善意が、現地に本当に必要とされる善意なのか

時間とともに何が変わるのか

知るべきだし、見るべきだ。

監督の思いが、あっさりと世間に消化され忘れられないように。

多くの人が被災地の現状に思いをはせますように。

http://www.minatohinanjo.com/about/

 

 

 

 


別冊モーターサイクリスト9月号

2012-08-18 01:12:42 | Weblog

去年の11月に「世界一周バイクの旅」を取り上げていただいた別冊モーターサイクリスト。

9月号の144ぺージに「ロスからニューヨーク走り旅」の書評を

いただきました。 

山の雑誌PEAKS、自転車の機関紙、ペダリアン。に続く、違う分野の専門誌に

とりあげられた書評。それもかなり大きな扱い。

全開、同様ちゃんと読んでくれたんだな、としみじみ感じる

自分の言葉でつづった文面。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


面白いひとたち

2012-08-15 23:23:54 | Weblog

わかやま西本ビルのおのまちあるふぁ。オーナーさんに挨拶すると「2階の喫茶で京都から

来たお客さんが坪井さんが来るのを待っている」といきなり言われる。

「なんて方ですか?」「いや、坪井さんの知らない人です」。

なんのことやら意味が分からない。

とりあえずお店に置いてもらっている僕の本を読みながら2時間も待ってくれている、との

ことなので挨拶にいく。そこにいたのは体格のいい30台ぐらいの男性川井さんとショートカットの芸術家タイプの女性。

話してみると京都で「草原カフェ」を開いているのK君の知り合いなんだという。

K君と僕は17年前にアフリカジンバブエで会った友達。そして「おのまちあるふぁ」のオーナーさんとK君も知り合い。

川井さんはオーナーさんと話しているうちに僕の話となり、会ってみたいと待っていてくれたのだそうだ。

なんだかよく分からないつながりだけど、何やらまた面白くなりそうだ。

川井さんは似顔絵師、ショートカットの女性は奥さんで、ブローチなどを作るアーティスト。

さらに話してみると川井さんは和歌山星林高校の僕の後輩でもある。

ちょうどいいや、3階で展示の準備しにきたんだから、アドバイスしてよ、と勝手に先生にしたてて

教えてもらう。

川井さん夫婦は京都でお店をやっていて、そこでも講演してくれませんか、と提案が

もちろん、いいです。

 面白いなぁ。動けば不思議な出会いがある。