ミニコミ誌「野宿野郎」の快進撃が止まらない。先日、なんと朝のテレビ番組、ハナマルマーケットに10分以上出ていた。全国ネットだよな、この番組って。大震災で帰宅難民が大量に出て以降、注目されている、と編集長は言っていたが、確かに国民すべてが野宿スキルを身に着けていれば、あのとき状況はかなり違ったものになっていたはずだ。
編集長いわく、仕事で野宿することを「営業野宿」というらしい。なんとも摩訶不思議な言葉。その「営業野宿」のお誘いが来た。普段のなんとなく野宿のお誘いは断っているのだが、「営業野宿」には興味をそそられた。うまい具合に翌日は仕事休みだ。
場所は勝どき、隅田川の河原、周りを超高層ビルに囲まれたコンクリートの河原だ。天気も大荒れの予想で、おそらく編集長は雨が降ったときのことなど考えていないだろうから、場合によっては過酷な野宿になるかもと思っていたら、幸運にも雨は止んだ。取材に来てくれたのは共同通信の20代の美人記者。スーツのままで来たので、それじゃ寒いぞ、と心配になる。
河原に下りると、カップルがいる。気にせずに酒盛りを始めると、やはり迷惑そうな顔をして逃げていった。ゴメン。遅れて自衛隊のP3C対戦哨戒機の教官、Kさんが到着。青森から飛んできたとのこと。さらに未確認生物(UMA)の調査をしている山用品店の店員Hさんも、ヘンな人ばかりだ。まあその面子なので、誰も知らないような話をたくさん聞けた。3時ごろ疲れて寝る。
朝、夜明けとともに起きて帰る。怖かったのはそれからで、自宅最寄り駅のバス停にならんでいると同じ会社の人間が、その列に。しまった! 今日は平日だから、みんなこのバスを利用するんだ。しかも一人二人じゃなく、油断しているうちにその数は5人に。バックパックを担いでの朝帰り。誰かに理由を問われたら、まさか野宿とは言えない。顔を伏せてバスの最奥の隅に隠れ、なんとかしのいだ。
新聞はカラーで結構は大きく取り上げられていた。5月28日千葉、熊本、6月2日、新潟、6月8日茨城、たぶん他にもあるはずだ。各県の知人に知らせようと思ったが、冒険家でフリーライターの坪井さんの肩書きが恥ずかしくて結局誰にも知らせず。
編集長いわく、仕事で野宿することを「営業野宿」というらしい。なんとも摩訶不思議な言葉。その「営業野宿」のお誘いが来た。普段のなんとなく野宿のお誘いは断っているのだが、「営業野宿」には興味をそそられた。うまい具合に翌日は仕事休みだ。
場所は勝どき、隅田川の河原、周りを超高層ビルに囲まれたコンクリートの河原だ。天気も大荒れの予想で、おそらく編集長は雨が降ったときのことなど考えていないだろうから、場合によっては過酷な野宿になるかもと思っていたら、幸運にも雨は止んだ。取材に来てくれたのは共同通信の20代の美人記者。スーツのままで来たので、それじゃ寒いぞ、と心配になる。
河原に下りると、カップルがいる。気にせずに酒盛りを始めると、やはり迷惑そうな顔をして逃げていった。ゴメン。遅れて自衛隊のP3C対戦哨戒機の教官、Kさんが到着。青森から飛んできたとのこと。さらに未確認生物(UMA)の調査をしている山用品店の店員Hさんも、ヘンな人ばかりだ。まあその面子なので、誰も知らないような話をたくさん聞けた。3時ごろ疲れて寝る。
朝、夜明けとともに起きて帰る。怖かったのはそれからで、自宅最寄り駅のバス停にならんでいると同じ会社の人間が、その列に。しまった! 今日は平日だから、みんなこのバスを利用するんだ。しかも一人二人じゃなく、油断しているうちにその数は5人に。バックパックを担いでの朝帰り。誰かに理由を問われたら、まさか野宿とは言えない。顔を伏せてバスの最奥の隅に隠れ、なんとかしのいだ。
新聞はカラーで結構は大きく取り上げられていた。5月28日千葉、熊本、6月2日、新潟、6月8日茨城、たぶん他にもあるはずだ。各県の知人に知らせようと思ったが、冒険家でフリーライターの坪井さんの肩書きが恥ずかしくて結局誰にも知らせず。