旅する冒険ランナーのブログ

今度は北アメリカ大陸単独横断RUNだ~っ

営業野宿

2011-06-29 22:59:29 | Weblog
 ミニコミ誌「野宿野郎」の快進撃が止まらない。先日、なんと朝のテレビ番組、ハナマルマーケットに10分以上出ていた。全国ネットだよな、この番組って。大震災で帰宅難民が大量に出て以降、注目されている、と編集長は言っていたが、確かに国民すべてが野宿スキルを身に着けていれば、あのとき状況はかなり違ったものになっていたはずだ。
 編集長いわく、仕事で野宿することを「営業野宿」というらしい。なんとも摩訶不思議な言葉。その「営業野宿」のお誘いが来た。普段のなんとなく野宿のお誘いは断っているのだが、「営業野宿」には興味をそそられた。うまい具合に翌日は仕事休みだ。
 場所は勝どき、隅田川の河原、周りを超高層ビルに囲まれたコンクリートの河原だ。天気も大荒れの予想で、おそらく編集長は雨が降ったときのことなど考えていないだろうから、場合によっては過酷な野宿になるかもと思っていたら、幸運にも雨は止んだ。取材に来てくれたのは共同通信の20代の美人記者。スーツのままで来たので、それじゃ寒いぞ、と心配になる。
 河原に下りると、カップルがいる。気にせずに酒盛りを始めると、やはり迷惑そうな顔をして逃げていった。ゴメン。遅れて自衛隊のP3C対戦哨戒機の教官、Kさんが到着。青森から飛んできたとのこと。さらに未確認生物(UMA)の調査をしている山用品店の店員Hさんも、ヘンな人ばかりだ。まあその面子なので、誰も知らないような話をたくさん聞けた。3時ごろ疲れて寝る。
 朝、夜明けとともに起きて帰る。怖かったのはそれからで、自宅最寄り駅のバス停にならんでいると同じ会社の人間が、その列に。しまった! 今日は平日だから、みんなこのバスを利用するんだ。しかも一人二人じゃなく、油断しているうちにその数は5人に。バックパックを担いでの朝帰り。誰かに理由を問われたら、まさか野宿とは言えない。顔を伏せてバスの最奥の隅に隠れ、なんとかしのいだ。
 新聞はカラーで結構は大きく取り上げられていた。5月28日千葉、熊本、6月2日、新潟、6月8日茨城、たぶん他にもあるはずだ。各県の知人に知らせようと思ったが、冒険家でフリーライターの坪井さんの肩書きが恥ずかしくて結局誰にも知らせず。
 


 

走り出した新本

2011-06-27 10:15:46 | Weblog
 新本の打ち合わせで、ラピュータ出版の社長とイラストを描いていただける加藤直之さんとあって、アフリカ中東のミニスライド会をした。加藤さんはSF画家。宇宙戦艦ヤマトや銀河英雄伝説のメカデザインを手がけた有名な方。こんな紹介では失礼極まりないので、詳しくはhttp://homepage2.nifty.com/NaoKatoh/ ウィキペヂァのhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E7%9B%B4%E4%B9%8B
を見てください。
 加藤さんの著作を読ませていただくと、宇宙戦艦ヤマトの古代進がワープと叫ぶだけで、船が「ワープ」するのが納得いかないので、なぜ、どういう原理でという部分を出すべきだ、との文面がある。それは僕も子どものときに確かにそう思った。でも少年漫画に出てくる必殺技の大半は主人公が大声で叫び、背景に爆発する絵かなんかが出て、それで終わり。まれに原理を解説しているものがあっても、小学生でもそんなはずないやろ、って思うレベルで、バトルマンガを見続けていると、やがてそんな疑問も麻痺して、まあいっか、となっていた。
 でも描くほうは葛藤しながら描いていたのだと思う。たとえば宇宙船を描くときは、その内部構造が分からないと描けないのだそうだ。それをアニメの中で動かしたときに立体のイメージができていないと無理がでてくるという。なるほど。
 加藤さんは私が理屈が大好きと著作で宣言している理系人間。ところが僕は感覚で動く文系人間。社長はそのコラボが面白い、と軽く言っていたが、僕は打ち合わせの際には、論理的に追求されたらどうしよう、とかなり心の準備をして臨んだ。
 ところが加藤さんの最初の印象は「あれっ」。刃物的な人だと思っていたら、実に穏やかな感じがする。そして厳しい突っ込みもなく、話を聞いていただくこともできた。きっと短時間の間に単純な構造しかしていない、僕の分析もされてしまったのだろう。
 どんなイラストを描いていただけるのだろうか。ワクワクする。

ついにバイク関係の本が出せる

2011-06-19 11:23:43 | Weblog
世界一周の最後の大陸として残った、アフリカ中東51000キロをバイクで走った記録をまとめた本。なかなか日の目をみずに埋もれていたふが、ついに本に。早ければ9月には出版予定。「子どもたち冒険しよう」と同じラピューター出版から。さあこれから忙しいぞ。進行状況は逐次このブログに出していきます。

おおっ、もうすぐじゃないか。

2011-06-17 10:26:08 | Weblog
震災で延期になってしまったWTN-Jお話会、来週です。
今回のお話し会にはバイク雑誌、別冊モーターサイクリストの取材も入ります。

お待たせしました、復活です! 第34回 WTN-Jお話し会

なぜ海外ツーリングができるか?
”他の国で自分のバイクが走れるための規則と制度”

主 催 : WTN-J
日 時 : 2011年6月25日(土) 14:00~16:00
場 所 : 品川第一区民集会所第一集会室
東京都品川区北品川3-11-16 京浜急行新馬場駅徒歩3分  〔地図〕
参加費 : 500円 事前予約の必要はありませんので当日会場までお越しください。お話し会終了後、近くの居酒屋でクリスさんを囲んでの懇親会もあります。こちらもふるってご参加下さい(費用は参加費とは別)

海外ツーリングに行く、というと一番始めに来る質問が、きっと言葉はどうするの? だと思います。次が、お金、治安、気候、バイクの修理技術、運転技術、と続く。でも実は、そんなことよりもっと大変で、面倒な壁がある。それが法律です。
大事でありながら、説明するのは至難の業のこのテーマ。日本・英語共に不自由なく使える結果、来日するライダーの通関手続き等を手伝う事になったクリスさんに語っていただきます。

様々の規制の勉強で得た情報を> 元に話します。専門家
の「法律相談」ではありません。手続きでは 当者の裁量 権も関わるため話す内容は実態と異なる場合があります

話し手からのメッセージ

考えてみると自分のバイクで他の国で走れるっておかしい事だと思いません?
実は国際ツーリングができるための色んな法律と制度が絡みます。
国境を越える事をやりやすくする制度があればそれを難しくする制度もあります。
2000年に自分の世界一周の準備で色んな国のライダーと交流を始めたら1人のライダーの日本への入国を手伝うことになりましいた。
その時様々の制度と規制を勉強しました。以降の数年に十数人の来日ライダーの手伝いを通じて必要以上詳しくなってしまいました。
この機会で皆さんにもある意味で「雑学」ある意味で国際ツーリングのために知るべき情報をお伝いしたいです。


ラン

2011-06-16 06:16:27 | Weblog
 森絵都さんの本が嫁さんの本棚に並んでいる。「ダイブ」が映画化された時に興味を持って原作を読んだ。キャラクターはマンガ的なのだが、スピード感がすごく読み出すと止められない。軽いノリの奥にメッセージがあり、それを軽々しく作中人物に語らせずに伝えるのが凄い。
 「カラフル」も映画化されたので見にいった。等々力という知っている町なみにリアルにアニメとして描かれていて入り込めた。普通の人たちしか出てこないのに、「死」の世界が絡んでいるからすべてが主役の話す言葉のひとつひとつに重さがある。最終的に普通の人が普通の人のままであることで救われることで、映画を見ている側の普通の人たちも救われる。
 そして「ラン」。これも460ページもある大作なのに半日で読んでしまった。というか読まされてしまった。マラソンの話なら、自分の書いている北米横断マラソンの参考にさせてもらおう、と思っていた。確かにマラソンの話なんだけど、テーマはやはり「死」に絡む話で、マネしようにもこれはムリだ。「フォレストガンプ」なみにムリだと思った。
 作中の主人公の女性22歳は家族三人を交通事故で無くし、その後世話してくれたおばさんも病気でなくし天涯孤独の身の上。ある日、霊界に行ける自転車をもらい、霊界ロードを走って家族に会いに行く。その距離は40キロ。しかしすでに死んでいる自転車の本当の持ち主が現れ、その少年に自転車を返さないとその子が成仏できない。しかし自転車を返してしまうと自分は家族に会えない。だから40キロを走っていくためにマラソンを完走できる体力がほしい、と走り始める。
 そしてそこから現実の世界で強烈なキャラクターの人たちとチームを組んで、全員でマラソン完走のためにがんばるという設定。ダイブのヘンなキャラクターとスポ根。カラフルの死後の世界、と身近な町(今回は駒沢公園)の描写が入っている。一人の小説家の本を何冊も読んだことがあまりなかったから気づかなかったが、この本では、その人の過去の努力がこういう形で積み重なっていくのか、というのがよく分かった。継続は力なのだ。
 駒沢公園を走るシーンでは、自分も同じ場所を走っているので次々現れる風景描写がそのまま頭に浮かぶ。そこを走る主人公たちも想像できる。登場人物のひとりの強烈なおばさんが住んでいる公園から徒歩数分のマンションって、あのマンションをモデルに考えたのでは、とイメージできる。そうこうするうちに作中の世界に入っていける。
 まったくマラソンを走ったことがない人間にとっての42・195キロは想像できない距離だ。僕の初マラソンは大学3年の冬のホノルルマラソンだった。単なる思い付きだったので、どうせ完走できるはずないし、それなら今の自分の力でどこまで行けるのか試してみたい。なら練習するのは反則だな、というよく分からない論理の展開で、まったく練習せずに出た。結果は4時間50分。タイムとしてはフツーなんだと思うが、もともとタイムがどうこうとかいうレベルではなく、高校のマラソン大会で10キロ走ったのが自己最長距離なのだ。だからゴールにたどり着けたこと自体に自分で驚いてしまった。
 ホノルルに出ようと思いついたときに、せっかくだから誰か一緒に行かないかな? と当時所属していた大学のサークルで言ってみた。場がシーンとした。本気で言ってるのだろうか? という空気が漂い、アハハ、いいですね、冗談として流そうとする人もいた。
でもその夏に北米バイク横断から帰ってきた僕が言うと冗談にはならない。
 面白かったのは、その後。数日してからポツリポツリと電話がかかってくる。それもまとまってではなく、個人として真剣に悩んだ結果、行きたい、と決意した電話をかけてくる。とうとうその人数は9人にもなる。じゃあみんなでやろう、おおっー、ということになった。メンバーは全員僕と同じ条件。高校のマラソン大会が自分の最高距離。競技直前に決まったことなので練習時間はなし。それでもホノルルはリミット8時間とゆるいから全員ゴールにたどりついた。
 何も知らない人間がいくらマラソンについて考えたって、できるはずがない、という結論しかでない。そんなときはやってみれば分かる。試したって死にはしない。





今さらながら植村直己冒険フォーラム

2011-06-13 11:17:36 | Weblog
 タイムリーに情報発信できる人って凄いと思う。書きたいと思いつつ。いつのまにやら・・、「道楽」についてよりこっちが先でしょ。というわけで5月15日、植村直己冒険フォーラムに参加した。明治大学の1000人も入る会場が満員御礼の大盛況だった。早目に来ないと下手したら座れないぞ、と関係者から電話が入ったのだが、前日は山梨県の西湖でバイク仲間とキャンプだ。というわけで深夜までの宴会の後、早朝5時に起きて帰宅、昼からは会場とハードな流れ。途中で眠くなるかも、と思っていたが、そんな余裕はまるでないほど皆さん話が面白かった。
 このイベント主催は兵庫県豊岡市。とうわけで市長さんから植村さんの育った故郷である豊岡市の紹介があった。こういう話はつまらないだろう、から寝よう、と思っていたら、なんのなんの悔しいが感動してしまった。こうのとりの再生と自然にまつわる話だった。役人の話はつまらない、という固定観念に最初から囚われていたことを素直に反省。考えてみたら市長さんは「話のプロ」だ。
 植村さんと山岳部で同期だった廣江さん。テストで一緒にカンニングした話や奥さんにまつわる話などが最高。型にはまった美談ではなく、個人のエピソード話はやはり面白い。最後に同期がこの会場にいるはずだ、と言って、会場で手を上げた同期に壇上から「この、バーカー」と呼びかけたのには笑った。1000人も入る会場でだ。
 続いて登場した明治大学の広報の見るからに堅物そうな人。この人が今回、一番面白かったかもしれない。「広報という立場上、明治大学の噂は気になります。先ほどから黙って聞いていれば、明治大学はカンニングし放題。とんでもないことです。廣江さんみたいな人は今なら卒業できません」これには会場大爆笑。しかもその後のフォローがよかった。「でもそしたら植村さんも卒業できず、こんな業績は残せなかったのですね。まあ50年も昔の話だし、まぁ、いいかな」
 メインの4人の話し手は全員一度は聞いたことある話。組み合わせでドキドキしたのは登山家天野さんにサバイバル登山家服部さんがライバル意識をむき出して噛み付いたあたり。服部さんのギラギラは激しすぎて苦手だけど、言っていることは世の中の矛盾やごまかしの核心を突いていて、誰もが言葉に窮する。
 生きることと食べること、例えば雷鳥は食べてはいけないのか、なぜ? 天然記念物だからか、じゃ数が増えたら食べてもいいのか、鯨は? 牛は? 家畜は殺してもいいのか? 俺は自分で食べるものを自分で捕まえたくて鹿を銃で撃つ、可哀想か? オマエは肉は食わないのか? 正論だと僕は思う。できるものならそうしたい。 
 見た目がかわいいとか、そうでない、みたいな勝手な基準である種の動物が、絶滅に追い込まれたり、保護されたり、する。殺していいものとそうでないものが区別され、しかも何一つ手を汚さない人たちが議論する。ヘンな話だ。
 2次会では、豊岡名産のおいしい料理がでた。そこへゲストの市毛良枝さんが現れる。隣にいた人が「市毛さんて何歳?」とささやく。61歳らしいのだが、恐ろしいことに下手したら年下に見える・・、40歳と言われても「そうですか」と騙されそうだ。うーむ、芸能人はすごい。

 


 
   

久々にびびる雑誌。

2011-06-13 10:41:00 | Weblog
 バイク雑誌「道楽」タイトルが凄い。「野宿野郎」に負けないぐらいのインパクト。表紙の小見出し「愛しのB級パーツ」「俺の勝負服」「酒と単車と男と女」。うまい! たまらなくオタク心をそそる。南三陸で被災者支援している地球元気村の事務所に置いてあったこの本。なぜ、と思ったら、バイクでの現地支援特集を組んでいて元気村の取材記事も出ていたから。そのレポートは真面目そのものでいい内容。本の最後には海外ツーリングのお仲間、滝野沢さんの旅記事が、同じくお仲間のカメラマン、ひげ大王の取材で掲載されていて随分幅広い内容を盛り込んでいる。しかし、なんといっても注目は強面の人たちの記事。ちょい悪おやじ、みたいな人種じゃなくて、まさに「道楽!」なライダー。暴走族用の武者ヘルメット作っている人のツッパリ哲学なんかは妥協がないから、ある意味憧れすれ感じる。そんなのかぶったら警察に捕まるかもしれないけど、なんだか欲しくなってしまった。
 バイク雑誌はどんどん細分化している。レディースバイクのヘルメットかぶったときの日焼け対策とお肌の手入れ、という記事を読んだときは、かなりの衝撃があった。暴走族系改造バイク雑誌、チャンプロードは、もろ読者層を絞っているだけに凄い。この雑誌は結構大手書店やダイエーみたいなところにも置かれていて、びっくりさせられる。
 ウィキペディアで調べたら、有害図書に指定されているが国会図書館にも所蔵されていて、社会学的な研究対象としての価値もある、と興味津々の内容が書かれている。国会図書館て本当になんでも所蔵しているのだろうか、一度確かめてやろうと出向いて、自分の本を調べたら「あった」。一体どのヘンで線引きしているのか。
 まま、ともかく「道楽」。きっとはまる人にははまるので、見てくだされ。

書いていいことと悪いこと

2011-06-08 09:46:29 | Weblog
 今朝、NHKのニュースで南三陸町で被災者支援するライダーの様子が5分ほど流されていた。画面にきなりTさんがアップで出ている。これはまさに5月23,4,5とお手伝いさせてもらった風間さん主催、地球元気村のバイク部隊の映像。数日にわけて撮影したものを編集したようだが、3分の1ほどは自分が参加した場所で、チラチラと自分も写っていた。
 元気村のマネージャーのYさんも現場の先頭にいたTさんも、なるべく多くの事実を見ていってほしい、と本来ならすぐには参加させないバイク隊の末尾に僕を加えてくれた。僕もそれに答えて、東京に戻ってから、なるべく多くの人に現場に行くべきだ。と言ってきたのだが、核心の部分となると、どうしても話が詰まって伝えれない。ひとつは僕が泣きそうになってしまう。もうひとつは被災者の個人情報に触れずに、話はできないということ。泥掃除のお手伝いをさせてもらったお宅の老夫婦は僕にとってはテレビで見た人ではなく、現実にそこにいる人だ。
 帰宅後、インターネットのグーグルアースで検索したら、自分が手伝いに行った家がはっきりと画面に出た。これなら僕が話す内容からでも、その個人を特定することは誰にでもできてしまう。だからといってあの夫婦に迷惑がかかることはないとは思うが、僕らを信用して話してくれた身内が亡くなった話を、軽々しく話していいものなのか? それともどんな形でも知ってもらいたい、と思っているのか? どうなんだろう。本人に確認することなんてできないし、確認することもなしに話してもいいのか?
 でも今日、テレビで放送された件については、すでに全国にいきわたっているのだから書いてもいいだろう。
 お手伝い二日目、瓦礫の山の中から飛び出している3本の大木を切りにいった。このままでは20メートル近いこの木がいつかは倒れ危険だからだ。とはいえ木を切り倒すとなると素人には手に負えない。驚いたことにボランティアの中には、林業と造園業の方がいて、その指示のもとに素人は木にかけられたロープを引いた。それから倒した木を全員で細かく切ったそうだが、残念ながらその時点で僕は東京に帰る時間になり出来なかった。
 テレビでは、その作業を依頼した人が映っていた。奥さんが川に流されて遺体で見つかった、と言ったその人に、Tさんは「さみしいですね」と答え、その人は少し沈黙してから「どこかで区切りつけないとね」と言った。Tさんの「さみしいですね」という答えは、少しヘンだけど、適切な答はないし、気持ちは伝わっている。返す言葉がないとは、まさにこのことで、僕もお手伝い先で話を聞かせてもらったときに「そうですか」しか言葉がでなかった。遠くで見ていたら「がんばれ」って軽く言えるけど。
 宮城県登米市に本部を置く、RQ市民災害救援センターの広瀬さんが「これだけ天災の多い国に住んでいながら、何か起こるたびに何をすればいいのか誰も分からない。日本人には災害教育が必要で、そのためには現地を自分の目で見るべきだ」という話はまさにその通りだと思う。
 すでに震災後、3ヵ月は経過したが今でも現地でできることはいくらでもある。行くべきだと思う。
 

 






 


今日が本番

2011-06-04 08:30:36 | Weblog
海外ツーリング展、3回目だけあって設営には多少の余裕が。それでもやはり前日はほとんど眠れずに準備。昨日は設営後、4時間ほどで40人のお客さんが来てくれた。去年は3日間で300人を越えてたから、今年はどうだろう。今日が楽しみ。さあ行ってきます。