自覚のない人たち

マンションの定例理事会に出席する。マンションや隣保組は最も身近なコミュニティであり、ここで起きる出来事や住人の声が社会の縮図のように感じる事もある。安全確保や防犯のために車両通行路やゴミ置き場などに人感センサーや監視カメラを付けるべきといった声も挙がるが、便利な道具さえあれば安全が保証されるわけではないし、プライバシー侵害に繋がる恐れもある。道具に頼る事も必要な場面はあるが、住人のモラルや安全配慮への意識が徹底されなければ安全の達成は難しい。他人に対して不満に感じる事を、実は自分もやっている事に気付かない人は結構いる。

東京都知事選が明日に迫った。熊本県民なので選挙権はないが、誰が当選するのか非常に興味深い。今回は多くの人々が候補者に関する様々な情報発信を行っているので、候補者の人間性が実によく分かる選挙戦で、メディア推しの候補者もネット界隈では様々な悪評が拡がり、今はメディア報道自体がほとんど行われていないようだ。今回勝ち目のない候補者達はすでに次の布石を打っている様子で、国政選挙（衆院選）への出馬を考えているようだ。しかし都知事に不向きな人が国会議員に向いているというわけではない。都知事選で悪評が挙がる人達は、過去の自分の発言すら覚えていない言動不一致なブーメラン人間ばかりで、そもそも政治家として信用出来ない。ロクでもない売国政治家が世に出た時に「選んだ国民にも責任がある」などと売国政治家を擁護する連中から責任転嫁されないためにも、有権者に耳障りの良い言葉ばかり発する政治家が、過去にどのような発言や主張を行っていたのか覚えておかなければと思う。