ベトナム戦争と沖縄の基地問題を撮り続けている報道写真家・石川文洋氏の写真を集めた企画展「石川文洋写真展『ベトナム戦争と沖縄の基地』」が10月25日(土)、開幕しました。
石川氏はベトナムでの取材を始めて50年になります。終結から来年で40年となるベトナム戦争では、最前線で戦争の実態を記録し、
今も枯れ葉剤の後遺症や不発弾に苦しむベトナムの人々を撮り続けています。また、ご自身の出身地である沖縄に目を向け、ベトナム戦争に翻弄され、基地問題に揺れる実情をカメラに収めてきました。会場ではこうしたベトナムと沖縄の写真155点を紹介しています。
開幕の25日と翌26日には石川氏本人によるギャラリートーク(写真)を開催し、2日間で136人の方々に参加いただきました。参加された皆さんは、展示写真を前に「戦争を防ぐには戦争の実態を知ることが大切」と語る石川氏の話に聞き入っていました。
写真展は12月21日(日)まで開催します。11月22日(土)には石川氏による講演会、翌23日(日)には石川氏を取り上げたドキュメンタリー映画の上映会とご本人によるトークイベントを開催いたします(いずれも事前予約制)。また、放送ライブラリーは期間中の土・日・祝日、2階無料ゾーンの休憩スペースで、石川氏を取り上げたテレビ番組の上映会(入場無料)を開催しています。
多くの皆さまのご来館をお待ちしております。