日本新聞博物館

日本新聞博物館のスタッフブログです。企画展やイベントの情報を提供していきます。

イチョウが黄色く色づきました

2013-11-22 11:52:45 | 全般

Photo 横浜公園から海に向かって延びる日本大通りのイチョウ並木。そのイチョウ並木が黄色く染まり、いま、まさに見ごろを迎えました。多くの皆さまが散策に訪れ、初冬の一日を楽しまれています。

 この週末も好天に恵まれる見通しです。週末は、日本大通りで紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 日本新聞博物館(ニュースパーク)は、イチョウ並木沿いの横浜情報文化センター内にあります。もちろん、日曜や祝日も開館しています。企画展「手から手へ展」や関連イベントも開催中です。

 ご来館をお待ちしております。

 

 

 


「手から手へ展」関連講演会「古くならないニュース」を開催しました

2013-11-20 17:11:52 | イベント

 11月15日、木坂涼さん(詩人)、アーサー・ビナードさん(詩人・随筆家・翻訳家)、井上能行さん(東京新聞福島特別支局福島駐在編集委員)による講演会「古くならないニュース」を開催しました。木坂さんとビナードさんは、「手から手へ展」に出品された「どこへ」などの詩を、それぞれ日本語と英語で朗読。福島の支局から毎週読者に「ふくしま便り」を届けている井上さんとともに、私たちや子どもたちの未来などについて、ユーモアを交え、語り合っていただきました。

Kisaka_3(写真=詩を朗読する木坂さん(左)とビナードさん)

 

 「詩には風刺の痛快さが求められる。読者は、風刺によって視野を広げることができる」「文学とは『古くならないニュース』である。本質を見通した本物の文学は常に新しく、10年後に読んでも新しい発見がある」「出来事をさまざまな角度からじっくり見て、本質を見抜く力を学び、養うことが大切だ」などのお話があり、参加者からは「言葉の力を考えさせられた」との感想も寄せられました。 

 今後の「手から手へ展」関連イベントとして、11月23日(土)午後2時から、中川ひろたかさん(絵本ライター・シンガーソングライター)の絵本コンサートを開催します。また、12月1日(日)と15日(日)の3回、午後2時からギャラリー・ツアーを行います。ぜひ、ご参加ください。

 詳細はこちらです

 


「手から手へ展」関連イベントのご案内

2013-11-13 17:34:24 | 企画展

 1115日(金)14時から、 講演会「古くならないニュース」を開催し、講師として、アーサー・ビナード(詩人・随筆家・翻訳家)、木坂涼(詩人)、井上能行(東京新聞福島特別支局福島駐在編集委員)3氏をお招きいたします。

 の講演会は、通常、木坂さんとビナードさんが「詩の朗読会」として開催しているイベントで、お二人が書いた詩を、それぞれ日本語と英語で朗読していただきます。子どもたちに大切なこと、起こってしまった取り返しのつかないことを伝える深い作品を素材として、ことばの中のウソを見抜くこと、ねじれ、原発運転再開、風評被害、私たちや子どもたちの未来について、一緒に考えていきます。また、井上さんにご参加いただくことで、被災地の現状や被災者のお気持ちなどについてもお話しいただき、内容を深めていただきます。まだ、残席がございますので、ぜひご参加ください。Img_0149_2

 また、113日にはギャラリー・ツアーが開催され、翻訳家の野坂悦子さんが、同展の開催までの流れや欧州巡回展の様子、絵本作家の出身国による作風の共通点や、それぞれの絵にこめられた絵本作家たちの想いなども含めて、解説してくださいました。

 関連イベントは、今後も続きます。次回のギャラリー・ツアーは1117日(日)14時から開催され、手から手へ実行委員会事務局・安倍忍さんが解説してくださいます。どうぞお越しください。詳細はこちらです。

 

(写真=展示室)

 


「手から手へ展」を開催しています

2013-11-08 11:10:08 | 企画展

 

「手から手へ展-絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ-」が1026日から始まりました。3.11後の世界から私たちの未来を考える」というテーマのもと、アメリカ、イタリア、オランダ、スロバキア、ドイツ、ベルギー、そして日本の計7か国110人の絵本作家が心を込めて描いた152点の展示作品には、被災者への想いが自由に表現されています(左上写真=展示室)。

320131108「突然、たいへんなことが起きてしまったけれど、大丈夫だよ。みんなの幸せを願って、見守っている仲間はたくさんいる。未来に希望を持ってね」という出品作家の想いは、作品に添えられたメッセージカードからも伝わります。

 開幕前日には、あべ弘士(絵本作家)、スズキコージ(アーティスト)、降矢奈々(絵本作家)、ペテル・ウフナール(イラストレーター・画家)、松成真理子(イラストレーター・絵本作家)、ミヒャエル・ゾーヴァ(画家・風刺漫画家・イラストレーター)の6氏が参加して、ライブペインティングによる特別展示・共同作品「絵本作家たちのゲルニカ」を制作いただきました(右下写真=ライブペインティングによる作品)。日本の現状に対する怒りや原発への思いなどを、6氏が自由に、そして楽しく描いた2時間弱の制作過程は録画し、会場で放映しております。あわせて、出品作家の皆さまの絵本をお手に取って読んでいただける絵本コーナーも設けています。

20131108_2オープニングの日には、東京新聞フォーラム「絵本のチカラ-3.11後の私たちの生き方」を開催しました。フォーラム第1部では、マライ・メントラインさん(タレント・エッセイスト)の進行と通訳のもと、スロバキア在住の降矢奈々さんと、ドイツから来日されたミヒャエル・ゾーヴァさんが、欧州から見た東日本大震災や、日本の被災者への思いなどをお話しくださいました。引き続き第2部では、那須田淳さん(作家)を進行役として迎え、あべ弘士さん(絵本作家)、はたこうしろうさん(絵本作家、イラストレーター、グラフィックデザイナー)にも加わっていただき、子どもが希望を抱いて生きていける未来を切り開くために、絵本作家ができること、原発・新エネルギーに対する考え方などが話し合われました。終了後、パネリストとして参加された絵本作家4氏のサイン会も開かれました。     関連イベントは、今後も続きます。ぜひ、秋の1日、銀杏が色づき始めた日本大通りにお越しいただき、バラエティー豊かな作品と出会ってください。お待ちしております。詳細はこちらです。