3月から始まった企画展「再生への道-地元紙が伝える東日本大震災」の期間中、東北の各地域の中学生にご来館いただいています。ありがとうございます。
5月8日には、宮城県石巻市立河南東中学校の3年生7人が、修学旅行自主研修の一環として来館されました。新聞製作工房で新聞教室を受講、新聞製作を体験し、企画展や常設展示を見学。製作工房で自分の写真を貼り込むマイ新聞を作り、「新聞に興味がもてた」と見出しを書いた男の子は、「見出しの重要性や、新聞の歴史、記者の基本姿勢が分かった」と感想を記していました。石巻に戻った後、一人ひとりが自主研修のまとめを新聞の形にして作成するとのこと。どんな新聞ができるのか、楽しみだな~。
このほか、福島県相馬市や宮城県黒川郡、青森県の青森市や八戸市の中学生にお越しいただきました。新聞博物館では、これからも展示を通じて、「再生への道」を歩み続ける東北の方々の力になりたいと思っています。お一人でも多くの方に、展示をご覧いただければ幸いです。
左上写真=「再生への道」展を見学
左下写真=新聞教室を受講
現在開催中の企画展「再生への道-地元紙が伝える東日本大震災」の関連イベントとして、来る5月18日(土)の午後1時30分から、シンポジウム「東北再生に向けた新聞の役割」を開催します。早稲田大学の瀬川至朗先生(ジャーナリズム論)が司会を務め、岩手日報、河北新報、福島民報、福島民友新聞という東北の4新聞社の編集局次長、報道部長の方々が、震災報道のあり方、復興に向けた新聞の役割などを話し合います。
東日本大震災の地元4紙の報道責任者が一堂に会する機会は、なかなかないと思います。貴重なお話が聞ける機会になると思いますので、ぜひとも、お越しいただければ幸いです。
申し込みは先着順で受け付けております。詳細はこちらをご覧ください。往復はがきかEメールでお申し込みください。よろしくお願いいたします。