日本新聞博物館

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孤高の新聞「日本」展、開幕しました

2015-06-21 09:58:50 | 企画展

東奥日報社、愛媛新聞社と日本新聞博物館が共催する企画展「孤高の新聞『日本』-羯南、子規らの格闘」が6月20日、開幕しました。独立の理念を掲げた明治期を代表する新聞の一つ「日本」について、創始者の陸羯南(くが・かつなん)、同紙で活躍した正岡子規を中心に、200点を超える資料で紹介します。新聞博物館の企画展を複数の地方紙が共催するのは初めてとなります。

開幕前日の19日には、オープニングセレモニーが行われました。ご列席をいただいた東奥日報の塩越隆雄代表取締役社長、愛媛新聞の土居英雄代表取締役社長からは、主催者あいさつで、今日の時代状況において新聞「日本」と羯南、子規の足跡を振り返ることの重要性、地方紙2社が企画展を共催することの意義についてのお話がありました。

ご来賓を代表し、葛西憲之弘前市長から祝辞をいただいたほか、羯南のご子孫の皆さま、資料貸し出しのご協力を得た博物館・文学館の皆さまなど、多くの方々にご出席いただきました。ありがとうございます。

「孤高の新聞『日本』」展は、8月9日まで開催します。期間中、図録と関連書籍(東奥日報・松田修一編集委員室長の著書)の販売を行います。来場者の皆さまに楽しんでいただけるよう投句・投歌コーナーも設置します。8月1日には、歴史学者(東京経済大学名誉教授)の有山輝雄氏、「陸羯南研究会」主筆の高木宏治氏、国文学者(神奈川大学名誉教授)の復本一郎氏を講師とする公開講座を開催します。

新聞博物館は8月10日から休館し、リニューアルします。今回の「孤高の新聞『日本』」展が、休館前の最後の企画展となります。多数の皆さまのご来場をお待ちしております。


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