Progress

日々一歩ずつ前に進むために書き綴ろう…。自分の中のちょっとした変化を大切に…。

『包帯クラブ』に見る言葉の厚み

2007-09-23 03:56:43 | 随想
天童荒太は、『包帯クラブ』を書くにあたって、主人公のワラやディノなどが住 む架空の街”久遠市”に関して、その街の地図だけでなく、歴史・背景などをも 考え抜いています。 さらに、登場人物一人ひとりについても生育暦や各年齢で起こった事実に関する 想いまで、ノートに精緻に書き綴っているのです。 そこまでこだわっている理由…それは次の彼の言葉が物語っています。 「氷山と同じで、見えない部分 . . . 本文を読む