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Progress

日々一歩ずつ前に進むために書き綴ろう…。自分の中のちょっとした変化を大切に…。

自分の心に正直に

2007-12-12 16:00:01 | 随想
昨日、1人の卒業生が私を訪ねてきました。 ずっと学校に行って近況を報告したいと思っていたらしいのですが、なかなかタ イミングが合わず…ということで、昨日になったようです。  「先生、先生は僕にとって人生の恩人なんです。」  「はて??? 先生は何か特別なことをしたかい?」  「先生は、大学や専門学校(認可校)などいろいろと行く道があったにも関わ   らず、僕が無認可校の音楽スク . . . 本文を読む

ひたむきさと諦念

2007-12-11 05:44:03 | 随想
私が学生の頃読んでいて印象深かった本の1つに、ゲーテの『若きウェルテルの 悩み』があります。 友人へ送る書簡形式で書かれたこの小説は、親友の許嫁を一心に想い続け、その 激情ゆえにやがて破滅してしまう青年ウェルテルの話です。 私がこの小説に心を揺り動かされたのは、ゲーテの恋の詩的表現の美しさ以上に、 ウェルテルの恋にひたすら情熱を傾ける姿勢でした。 私も若い頃、1人の女性を思い続 . . . 本文を読む

将棋は社会の縮図

2007-12-09 00:16:36 | 随想
唐突ですが、将棋は社会の縮図…そんなふうに思えませんか? 例えば、歩兵…この駒は一兵卒にすぎないため、一歩一歩の歩みは遅いですし、 一見非力のように見えますよね。 ところが、“桂馬の高飛び歩の餌食”や“金底の歩岩より固し”という言葉もあ るように、その僅かな力も、使い方によって大きく力が発揮されるのです。 その姿は、まるで個性を社会でどう活かすのか…そんなことを私たちに問いかけ . . . 本文を読む

イチローと人格

2007-12-08 05:01:35 | 随想
茂木健一郎博士がシアトルに行かれていました。 NHK番組『プロフェッショナル仕事の流儀』のスペシャルでイチローを取り上げる 関係で、その取材のために行かれていたのですが…ご本人のブログ『クオリア日記』で、 自分の感覚を信じて進むためには、つまりは「結果」で示すしかない。 イチローさんの厳しい生き方の芯に触れることができた。 そこには、グランドキャニオンのよう . . . 本文を読む

言葉と人生

2007-12-04 05:32:23 | 随想
言葉って、ほんとに難しいですよね。 どのような文脈で発せられた言葉なのか、とか、相手の精神状態がどうなのか… など、あらゆるシチュエーションによって、伝えたかった真意と、伝えられ理解 された意味との間に生ずるずれはどうしても避けることができません。 ただ、そのずれは必ずありうるものなのだ…と念頭に置いておけば、相手に対し て寛容になれるのかもしれませんね。 けれど、そのようなコミュ . . . 本文を読む

『養老訓』に見る人生と死

2007-12-03 00:39:32 | 随想
今、養老孟司先生が70歳になったことを記念して刊行された『養老訓』を読んで いるのですが…養老先生はまさに人生を達観されておられますね!! まさに『七十而従心所欲、不踰矩』と言った感じです…。 そんな『養老訓』の中で、次の箇所が私の心の琴線に触れました。   私は最近、「人生は点線だ」と言っています。意識を考えてみれば点線だ  ということです。誰でもしょっちゅう意識が切れている . . . 本文を読む

圧縮の文化

2007-12-01 05:21:11 | 随想
外を歩いていると、街路樹の葉が完全に落ち、どこか物悲しい雰囲気があります。 さらにあたりが暗くなるのが早いことが、私を暗鬱な気持ちにしてしまうので す…。 そんな思いでさらに歩みを進めていると、公園の遊歩道の一角にあずまやがあり、 その屋根にうっすらと雪がかかっている光景が目に入りました。 周囲の木々とともにそのあずまやを切り取って、そこに風がそよぎ、月がさしこ む風景を想像する . . . 本文を読む

自己表現と心

2007-11-30 00:07:41 | 随想
“みんなはホントの自分を分かってくれない…” このように、他者の自分への理解が不足していると嘆くことがよくあります。 でも、そのように考えるよりも返って“周囲の見る自分がホントの自分なのだ” …と割り切ってみてはどうでしょうか。 実際、相手の心の中は見えるものではありませんから、周囲の人はその人の行為 に寄ってその真意を探ろうとします。 心理学でもそうですよね。 心理学では、 . . . 本文を読む

敬愛する人から学ぶ

2007-11-29 00:01:53 | 随想
日常生活を営む上では、いろいろな人たちとの交わりがあります。 気の合う人だけでなく、相性の悪い人とも…。 ただ、自分を磨き自己啓発していくという観点に立ったとき、その対象となるの はやはり、自分が惚れ込んだ、情熱が沸くような人が多いのではないでしょうか。 昨日、私にとってそのように思える方がとうとうブログを再開されました…。 10月末から原因不明の視力低下で物が殆ど見ることがで . . . 本文を読む

不安の時代の中で

2007-11-28 01:12:40 | 随想
現代の不安の時代の中にいると、自分が仕事の忙しさの中に埋没している内は、 自分を省みることがないので返ってそれがいいのかもしれません…。 けれど、常にそのような状態にいるわけではなく、時に自分は「何処から何処へ」 向かおうとしているのか自問自答することがあります。 その問いに対して、聖書の福音書ではイエスの言葉として次のように伝えていま す。 「わたしは、父のもとから出て世に来 . . . 本文を読む

欠伸、恐るべし!!

2007-11-26 00:12:47 | 随想
今日テレビを見ているとふと眠くなり、気がつくと大きな欠伸をひとつしていま した…。 今朝はあまり眠れていなかったので、それが原因なのかもしれません…。 ところで、欠伸はよく、眠たく極度に疲れているときはもちろん 退屈なときなど にもよく出ますよね。 そんな欠伸がなぜ起こるのか…というメカニズムについては、まだ解明されてい ないようです。 ただ1つの仮説として、血中の酸素濃度が . . . 本文を読む

愛犬と雪

2007-11-24 05:14:11 | 随想
私たちの住む地域では、昨日10cmぐらい雪が積もりました。 例年より少し早いかなと思いつつ、雪掻きという現実を思うと、憂鬱な朝のスタートでした。 ところがそんな雪の降り積もる光景を見て、1人喜んで興奮していた人が我が家 にいたのです!! それは…愛犬コロン。(コロンの出身地は沖縄県なのですが…) 昔の童謡『雪』に「犬は喜び 庭駈けまわり、猫は火燵で丸くなる。」というフ レーズが . . . 本文を読む

感謝…そして再開

2007-11-23 05:50:21 | 随想
しばらくブログの方をお休みしていましたが…その間、実は私自身、ブログを書 くという精神状態にはありませんでした。 物を書く…そこには自分を内省する余裕がなければなりませんが、その行為自体 が憚られていたのが事実です。 そんな中で戴いた励ましのメールの数々…その1つ1つが私の心に染み入るもの でした。 そして、ブログを介した繫がり…それは人と人との社会的な行為であり、 . . . 本文を読む

未知へ飛び込む

2007-11-14 06:07:40 | 随想
人間は年齢と共に、自分を護りに入るものですよね…。 実際、10代、20代などは、世の中を批判的に見つめながら、無心に自分の感 情を素直にぶつけていました。 それがいつしか、その言動が周囲の調和を崩すものだから控えよう…などと考え るようになっています。 そのことは確かに1つの成長なのですが、それで失うものも大きいような気がし てなりません…。 読書などもその傾向があるのではな . . . 本文を読む

愛は今、このとき

2007-11-02 05:01:27 | 随想
愛することは、今このときに行われる活動ですよね。 だからこそ愛することをいずれそのうちに…と未来に先延ばしすることはできま せん。 もう少し自分の好む条件が整ってから…というように、条件を伴うようなものに は愛はないのです。 愛するというのは、今まさに、このときに、相手のあるがままを受け入れる…と いうことなのでしょう。 いつの日かできるときがくればする…愛はそういうものではあ . . . 本文を読む