さあ!
これが親父の仕事、デンジャラスなキンマ引きの図解じゃが。
このキンマで山で伐られた丸太を運び出しちゃったとよ。
軽い勾配ならどんげかなるのだが、場所によっては
崖みたいなところにも、キンマ道を作らんといかんとよ。
まさに命がけじゃが。昔は結構亡くなった人もおるげな。
一度子供の頃に親父に聞いたことがあるとよ。
「崖から落ちたら大ケガじゃが」と親父に聞いたところ
「ケガはせんが、死ぬだけじゃが」と笑つちょったが。
こんな仕事を、親父は僕が小学3年生までやっちょったがね。
そんな猪鹿村でのポツンな生活でのお話。
さて、次回は森の中の花火じゃが。