太鼓叩きの戯言

原田俊太郎のHPアドレスはhttp://www5.ocn.ne.jp/~shtaiko/index.htmlです

「ちょい悲しいぜ」(一曲158円でダウンロードは悲しい)の記事を書き直ししたの巻き

2006-06-20 13:03:00 | 怒っているんだぞ~
先日に書いたこの記事、間違って削除してしまった。皆様から心温まるご意見をいただいた。だからまた書くのだ。もちろん、同じには書けないいだろうが。

先日、なんとなくネットをみていたら、なんと、なんと、俺のCDが一曲、158円でダウンロード、っなんていうサイトにいきあたったのだ。

俺はべつに値段のことを言っているのではないのだ。
この売り方というか、製作者の気持ちを完璧に無視したお下劣きわまりない販売方法に文句を言いたいのだ。

たとえば、一曲158円でダウンロードして聴いたとする。でも、そこにはただ、音楽が流れているだけで、演奏者、作曲者、アレンジャー、エンジニア、スタッフの心意気なんて伝わらないだろうよ。

CD,レコードというのは、中身の音楽もそうだが、ジャケット、写真、解説等、み~~~んなちゃんとした意味があるのだ。俺達、ミュージシャンの心意気が詰め込まれたトータルなアルバムなのだよ。

たとえば、俺のCDの4曲めのコペペビーチだが、この曲は俺が実際に小笠原島のこのビーチに行って、景色をみて、空気を吸って、風を感じ、そのことをを曲にしてあるのだ。ただ、単体で一曲ダウンロードして聴いても、まったく意味がないのである。俺の気持ちなんて伝わるはずがない。


ほんとうに侘しい時代になったよ。なんでも安くて、便利な時代?そうかな~。

ジャズライターの小川隆夫さんがじつに素晴らしい発言をブログに書いている。読んでいただきたい(ジャズファンの平田氏よりの情報)http://blog.excite.co.jp/ogawatakao/

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「くどいね」
くどいけど、CDで買ってね。

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         再度、腹をたてながら終わるのだ


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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうなのよ~ (太鼓叩き)
2006-06-24 09:53:37
オ 寒さん:



そうなのよ~、そうなのよったらそうなのよ~。



このベスト盤っていうやつ?これで稼いでいるアホンダラプロデューサーいるんだよ。張り倒したいよね?



外国の良いレーベルって、もちろん、ポップスのリリースのほうが断然売れるから、数からいったら、ジャズ、クラシックみたいなマニアックなやつより多いよね?でも、そのレーベルのオ偉いサン達にこの手の音楽が好きなのが多いのよ。だからして、へっ~?こんなメジャーレーベルから、このジャズ、っなんていうのがあるわけ。日本のレーベルは売れ行きばかしよ、考えるのは。



日本とは歴史がちがうんだよな~。文化歴史っていうか。



「AのLPを聞く、共演者のBの演奏に感嘆!

Bは誰だ!なんてジャケや解説から探し当てる。

で、BのトータルなLPを聞きたくなって、探してBにたどり着く・・・」



この気持ち、めちゃくちゃわかる。

俺、いままでこうして聴いてきたよ。



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ジャケ買い (太鼓叩き)
2006-06-24 09:41:48
ZEROさん:



そうそう、ジャケ買い。

したした。



ジャケットが良いのは、だいたい中身もいいです。

たまにはずれもあるけど。



我々はジャケットにも相当に気をつかいます。

まずは、みなさんが店頭に行って目にはいるのはジャケットですから。



それと気を使うのは一曲め。

これは、視聴コーナーで試される場合、だいたい一曲めを聴きますよね。
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CDからレコードに変わったとき (太鼓叩き)
2006-06-24 09:36:25
ASIS2005さん:



僕もでした。

CDからレコードにかわったとき、がっくりきましたよ。CDをみて、なんか味気ないな~っと。



デザイナーさんが言っています。レコードジャケットのときのほうが仕事のやりがいがあった、っと。



この一年ぐらいなんですが、またレコードを聴けるようにしました。いいですよ。音もレコードのほうが良い、良い。



それと、CDを買うと、帰りの車の中ですぐ聴けてしまいますよね?これもよくないですね。



レコードのときは、どんなサウンドしてるのかな~、どんなアレンジでやっているのかな~~っとか、ドキドキしながら帰路についたもんです。
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一言あり! (オ 寒)
2006-06-23 07:27:03
CDそして「レンタル」が主流になった辺りから「商品」としての音楽の尺度が巾を利かせてきた、と思っている。CDも焼きなおしや、トータルなLP音源をつまみ食いのように「編集して」「ベスト オブ ~」なんて、雨後のたけのこ状態で、粗製乱造されていると思う。

まさに「使い捨て」状態があると思う。



<中身の音楽もそうだが、ジャケット、写真、解説等、み~~~んなちゃんとした意味があるのだ。俺達、ミュージシャンの心意気が詰め込まれたトータルなアルバムなのだよ>

の太鼓叩き氏の発言に全く同意する。



売れる・売れないでは無い!価値尺度。制作側も「こいつの音楽を世に出したい!」なんて、無骨な製作者は減ってはいないだろうか?その辺も気になるところである。



AのLPを聞く、共演者のBの演奏に感嘆!

Bは誰だ!なんてジャケや解説から探し当てる。

で、BのトータルなLPを聞きたくなって、探してBにたどり着く・・・

DLはカタログとしては有効かもしれない。

が、DLやレンタルから、「心意気」のつまった、人間と音楽の邂逅が量や質すべてで、豊かになるとは思えない。

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> ZERO さん (ASIS2005)
2006-06-22 16:46:49
そうなんですか。

知りませんでした。

そんなことまでできちゃうんですね。



なんかスーパーのレジで自分で袋につめるのがその昔奇妙だったようにそのうち当たり前に思うようになるんでしょうか・・・
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実は (ZERO)
2006-06-22 16:20:45
私もAppleのiTune Music Storeというところから時々ダウンロードしております。(太鼓さんのは違います。)これはASIS2005さん云うところの「呼び水」かもしれません。DLするのはこれから買おうか買うまいか判断に迷っているときが多いです。でも、店頭で見て一目ぼれジャケ買いというのもこれまた楽しいです。



で、本題です。AppleのDLは楽曲だけでなくちゃんとCDの表や裏のカバーが印刷されるようにセットされていて、印刷後組み立てるとちゃんとCDケースに収められるようになっています。これは、日本未発売盤などを買いたいときには便利だなと思ったりしてます。でも、国内盤はやはり店頭で手にとってグルグルと眺め回して買うのがいいですね。ていうか、わざわざ手間ヒマかけて自分で印刷してCDジャケット組立てるってなんかおかしくありません?



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ジャケットは (ASIS2005)
2006-06-22 12:31:02
ですね、



LPレコードがCDに変った時点で、こんなサイズになっちゃって・・・と随分と失望してしまいました。



邪魔だったけど、LPサイズが存在感があって大好きだったんです。



ダウンロードしたらLPジャケットがもらえるというようなサービスがあるとうれしいですね。



考えてみると、家でじっくりとジャケット見ながら音楽を聴くことってなくなってしまっていて、車の中など移動中ばかりになってしまってます。(家では子供がうるさいのもあるのですが)



たしかにそういう時間を昔は持っていました。



そういう時間が失われていたことに気付きました。



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すごい話 (太鼓叩き)
2006-06-22 12:09:11
ベロニカさん:



本当?この話。



すごいな~。信じられない。



僕もついていけな~~~~い。



とにかく味気ない時代になったね~~?
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呼び水か~ (太鼓叩き)
2006-06-22 12:07:02
ASIS2005さん:



そうか、呼び水か~。



でも、全曲ダウンロードしたとしても、ジャケット等は手に入れないわけですよね~?



やはり、ジャケット等をみながら、そうか、そうか~?この曲はこのような気持ちで作ったんだ~?っとか感じながら聴いて欲しいのですよね~?
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そのイギリスで、 (ベロニカ)
2006-06-22 03:48:04
シングルの話ですが、

つい最近まで、9週連続チャート1位を記録していた

驚異的ヒット曲があります。

Gnarles Barkleyの「Crazy」。

何がすごいって、この曲、

1位になった時点で、まだCD発売されてなかったのです。

つまり、そう、ダウンロードのみの売り上げで、

1位になっちゃったんですねー。



その後、とりあえずCDはプレスしたものの、

9週連続1位を達成すると、

「次の曲のプロモに専念したいから」と、

さっさと英国内での販売を中止してしまいました

(あ、ダウンロードはまだできるみたい)。



こーんな音楽の売り方が、今にポピュラーになってくるんでしょうか。



やっぱりついていけない…。
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お気持ちわかります。 (ASIS2005)
2006-06-21 02:57:02
先日オーディオ好きのイギリス人と話をしていたところ彼が面白いことをいっていました。



iTunesで、みんなシングル曲をダウンロードするつもりで曲を買おうとするのだけれど、最終的にはかなりの確率でアルバムごとダウンロードしているらしい。もともとが最新のシングル曲でない限り、一曲買う人はアルバム購入への呼び水になっている。



そんな記事が雑誌に載っていたそうです。



原田さんの気持ちには同意するものの、



あえてポジチブに考えれば、その腹立たしい一曲が原田さんのアルバム全てを知ってもらうきっかけになるのかもしれないですね。







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